この記事は、スマイルゼミのペンの秘密と、代用品では一部の機能が損なわれる可能性があることをレポートします。
スマイルゼミのタッチペン。壊れたり、紛失してしまったら…
スマイルゼミは、子どもが使う通信教育タブレットです。
ペンについても、子どもが使う以上、大人より「壊れた」「失くした」という発生頻度はあがるでしょう。
また、スマイルゼミの公式ホームページでも、「ペンは消耗品」で、すり減ってくるということが書かれています。
スマイルゼミのタッチペンは出来るだけ長く利用いただけるよう工夫していますが、あくまで消耗品です。
スマイルゼミ公式ホームページ「ペンなどのオプション製品の購入について」
すり減ってきた場合、市販のタブレット・スマートフォン向けの静電容量式のペンでも代用できますが、専用のオプション製品の追加購入をお勧めします。
「一番おススメなのは、専用のオプション製品の購入」ということをうたっています。
でも、それってどのメーカーも自社製品を買ってほしいからいうはず!
そう思うかもしれませんが…
正規のオプション製品(タッチペン)の購入方法
正規のオプション製品は、スマイルゼミの「みまもるネット」から追加購入できるそうです。
また、先述の公式ホームページからも、「メールアドレス」と「パスワード」で購入可能です。
(スマイルゼミ公式会員専用のペン購入サイト⇒こちら)
※現在、私自身はスマイルゼミ会員ではHPが確認できないのですが、
ペン本体は3000円程、替え芯のみの購入も可能のようです。
が、
同時に、公式ページにも「市販のタブレット・スマートフォン向けの静電容量式のペンでも代用できる」と書いてあるではありませんか!
これって、100円均一で売っているものですよね!!!
値段が全然ちがうんですけど…。
じゃぁ、100均で…
でも、ちょっと待ってください!
スマイルゼミのペンって、普通のタブレット・スマホ向けのタッチペンと違うんです。
な~んか、テレビショッピングの人みたいになっていますが(笑)、
私がこの記事を書こうと思ったのは、
スマイルゼミを検討していてペンについてとても興味深い話をスマイルゼミの担当者さんに聞いたからです。
現スマイルゼミユーザーさんは、知っておいたらいいと思います。
順を追って、説明していきますね。
スマイルゼミのペンは、デジタイザーペン?性能は?
2016年11月に新しくなったスマイルタブレット。
2019年12月現在、スマイルゼミ受講者は、このスマイルゼミ専用のスマイルタブレット(スマイルタブレット3)に対応するデジタイザーペンをセットで購入することになっています。
デジタイザーペンとは、
専用のペンを使わないと接触の検知ができない仕組みのタブレットで使用される、専用ペンのことです。電磁誘導式のタブレットで使用されており、ペンを当てる強さ(筆圧)や、ペンに付いたボタンを押した、などの情報も伝えることができます。
コトバンクの「デジタイザーペン」より
つまり、スマイルゼミのペンは、タブレット画面との接触の有無をより高い感度で判断していることが、まずここから分かります。さらに具体的に説明していきます。
スマイルゼミの売りは「手をついて書く」を可能にするペン
ずばり明確にいうと…
スマイルゼミが売りにしている、その「書き心地」や「手をついて書ける」を可能にしているものこそ、このスマイルゼミ専用のデジタイザーペンなんです!
タブレットを使う子ども向けの通信講座に、進研ゼミのチャレンジタッチがあります。
チャレンジタッチも、タッチペンの代用として、「100円ショップのスマホ・タブレット用タッチペン」が使えます。
スマイルゼミでも、100均のタッチペンが使えることは先ほど触れましたが、ここで大事なことは、
スマイルゼミのタッチペンと、チャレンジタッチのタッチペンは全然性能が違って、
そもそも本来のスマイルゼミのタッチペンが性能としては上、ということです。
100均のタッチペンでも書くには書けるようです。
ただ、
それだと、スマイルゼミとチャレンジタッチを分けているスマイルゼミの重要な性能、
「画面に手を置いても書ける」という機能が損なわれるので注意!
公式パンフレットから、スマイルゼミの説明をみてみましょう。
スマイルゼミのデジタイザーペンは、パームリジェクション機能付きです。
パームリジェクション機能については、写真の※印でこのように説明されています。
タブレットが近づいてきたペンを検知してタッチを無効にするため、画面に手をついて書けます。
すまいるぜみ 幼児向け2020年入会案内より
裏を返せば、「このスマイルゼミのペンが無いと、画面に置いた手が無効にならない」ということです。
手にもペンにも反応してしまう…。
つまり、タブレット側は、今ユーザーが
「手」で何かを書こうとしているのか、
「ペン」で何かを書こうとしているのかで 混乱してしまうんです。
「デジタイザーペン」があってこそ、画面に手をおいても、置いた手の方には反応しなくなる。
ペン先で書いたものだけがタブレットに反応されるのは、デジタイザーペンのおかげ!
スマイルゼミ担当者によると…
先日、スマイルゼミの体験会に行って、代用品として市販のタッチペンは動作するかについて聞いてみました!
スマイルゼミのデジタイザーペンは、
子どもが画面に手をついてペンで書く時、手よりもペン先を優先して感知するように設計されています。
市販のタッチペンも使えますが、「手をついて」という点で、
機械(タブレット)が手とペン先、どちらを優先するか判断できなくなることがあります。
との回答をいただきました。
つまり、このスマイルゼミのペン(専用のデジタイザーペン)だからこそ、スマイルゼミはチャレンジタッチと違って、
子どもが画面に手をついて書けるんです。
画面に手を置けないと困ること(スマイルゼミ)
子どもは、画面に手をおいて書ければ、紙面に書くようにペンを走らせることができますし、とても便利なのはもちろんなのですが、 スマイルゼミでは 「画面に手が置けない」と困ることがありそうです。
チャレンジタッチの場合
そもそも、チャレンジタッチは、デジタイザーペンではないので、
最初から「画面に手を置かないで描ける」ようにプログラムが設計されています。
具体的にいうと、
画面に漢字や文字を書く必要があるときは、そもそもの記入欄が画面ギリギリの右側に設定されているため、タブレットの淵には触りますが、画面に手が触れることはありません。(設定を変えれば左枠に寄せる「左利き用」にも変更できます)
一方…
スマイルゼミの場合
先日、スマイルゼミの体験会で体験した感じだと、
文字記入枠はタブレット画面の中央にあるので、子どもに手を触れさせないように書かせるのは、子どもの年齢によっては至難の業になりそうです。
チャレンジタッチよりも、途中式を書き込めることが売りだったり、
答えもどちらかというと選択式より記述式が多い分、
「手を画面に置いたらペンが反応しなくなる」ようでは困ることになりそうです。
ここは多少値は張りますが、専用のペン(デジタイザーペン)を購入した方がよさそうです。
チャレンジタッチの場合は、デジタイザーペンではないため、「あらかじめ手を画面に置かないで学習できるようにソフト側を設計」して対応している。
スマイルゼミは、書き込みのしやすさも有名。ただ、この機能をフル活用するなら、代用品も画面に手が置けるようになるデジタイザーペンを使った方が子どもには使いやすい。
専用ペンの消しゴム機能も便利!
ならば、デジタイザーペンを探そうという方もいるかもしれません。
デジタイザーぺンも売っています。
ピンキリですが、やっぱりちょっと現時点では高いようですね。
安くて1000円台、高いと1万越えです。
通常でやっぱりスマイルゼミのペンと同様に3000円前後のようです。
私もちゃっかり、広告をさらっと載せさせていただいちゃいました。
ただ…、そうなると、やっぱり
スマイルゼミ専用のデジタイザーペンの再購入がおススメです!!
↑ (個人的には、私の収入には全くなりませんが(笑))
① あらかじめ子どもが乱雑に使うことをある程度は想定して作っているはずだから
② ペン先だけの購入も可能
③ この専用デジタイザーペンのペン尻についている消しゴム機能も捨てがたい
色々比較検討した結果、私はチャレンジタッチを使っていますが、
このペンの消しゴム機能、チャレンジタッチのタッチペンにはついていません!
そして、私があればいいのになと思った機能でもあります。
どういうことかというと、
チャレンジタッチでも途中式など書くことができるのですが、
これは画面上で「書く」「消す」「全部消す」のボタンを押して
何をするか選択するようになっています。
でも、この切替ボタンの表示がかなり小さくてピンポイントで押しにくいのと、
一度消して、いざ書こうとしたら、「消す」モードのままになっていて、
書けなかったという瞬間を何回も目撃しました。
ちょっとしたところなんですが…、ペン尻に消しゴムがついていたら便利だと思います。
画面に手をつくこともしかり。
「ちょっと使いにくい」と思ったら、やる気を維持し続けるのは割と大変です。
まとめ
スマイルゼミのタッチペンは、デジタイザーペン。
そして、タブレットはこのペンに反応して、画面についた手よりペン先を優先して感知します。
そのため、スマイルゼミの長所、
「書き心地」や「手をついて書ける」という点を最大限に活かすためには、
100円ショップのタブレットやスマホ用のタッチペンでは不十分かも。
個人的おすすめは、やっぱりちょっと高いけどスマイルゼミの純正ペン。
子ども用に作っているものだし、
消耗品だというペン先だけでも買える点も、純正ならではのメリットですしね。
スマイルゼミのペンの高性能機能、せっかくならフル活用して、
子ども達が勉強を続けられる環境を整えてあげたいですね。
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