あやとり本はいくつも出版されていますが、残念ながら全ての本が子どもにとって分かりやすいとは限りません。
長年、年中児(4歳、5歳)にあやとり教育を取り入れてきた保育園で、2020年度現在、全園児にプレゼントされている『あやとりであそぼ!』や、楽天のあやとり本ランキングで人気のある本トップ3を比較しました。
①『あやとりであそぼ!』(保育園&私のおすすめ)
②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』(楽天売上1位)
③『あやとりしようよ!』(楽天売上2位)
④『あやとりいととり1』※ (楽天売上3位)
※薄めの冊子本。全3冊セットも人気で4位
あやとり本の選び方【わかりやすいもの、わかりにくいものが混在してる!】
あやとり本は、あやとりの遊び方を紹介してくれている本ですが、その分かりやすさは本によって全然違います。
わかりにくいあやとり本ってどんなもの?
私が小学生の頃、自宅にあったあやとり本は、小学校低学年には分かりにくいものでした。
漢字は使われているし、ゆびの位置や言葉の意味がよくわからない所があちこちにありました。
また、あやとり手順を解説する挿絵と説明文だけでは説明不足で、「どうしたらあやとりの挿絵の絵が次の絵のように変化するのか」が理解できない技も多々ありました。
結局あやとり本通りに完成させることができたものは少なかった記憶があります。
現在は、当時よりもたくさんあやとり本が出版されていて、子どもが読んでもわかりやすそうなものがたくさん登場しています。
ただ、手順の説明や挿絵がわかりにくいものも混在しています。
わかりやすいあやとり本の特徴とは【幼児/小学生向け】
・あやとりの手順がひらがな、またはふりがなつき
・ゆびの部位を解説(人差し指、中指、指のはらなど)
・ひもの選び方や基本的な構えも冒頭で説明
・完成図や途中の挿絵が分かりやすい
・説明文や解説コマ数が多すぎず、少なすぎないもの
幼児だとそもそも指の名称が覚えきれていない場合もありますし、ひらがながやっと読めるようになってきた頃に、何ページにも渡って解説があると挫折してしまいがちです。
幼児や小学生といった子どもにもわかりやすいあやとり本の特徴は、ひらがなやふりがながついているものが大前提です。
また、「ほうき」や「はしご」などのあやとり遊びを始める前に基本的な指の名称や構えや取り方などを丁寧に図解や挿絵も入れて解説しているものもわかりやすいあやとり本の特徴だと思います。
あやとり紐を毛糸で作ると絡まりやすいですが、あやとり紐の選び方や結び方を解説してくれたり、最初からあやとり紐をあやとり本につけてくれているあやとり本も登場しているので要チェックですよ!
あやとり本の選び方【幼児/小学生向け】
幼児や小学生向けのあやとり本の選び方では、やっぱり前述した「わかりやすいあやとり本の特徴」を踏まえたものがおすすめです。
大人があやとり本を使ってあやとりをする場合もありますが、ひらがなが読めるようになってきた4,5歳の幼児でもわかりやすそうなあやとり本を選んであげたいですね。
比較するあやとり本の特徴を紹介【4冊】
細かい比較は後述の大トピックでするとして、まず結論!
あやとり本4冊を比較していくと、「この点ではこっちが良いけど、この点ではこっちが良いし…」と迷うことになりそうなので、それぞれの本の特徴を先に紹介します。
『あやとりであそぼ!』の特徴
私が今回の記事で一番おすすめなのが『あやとりであそぼ!』です。
2021年1月のあやとり本売上ランキングではトップ3に入っていないのですが、複雑な手順のところには「とっているところ」が随所にイラストとして描かれていますし、解説もとてもわかりやすい1冊です。
魅力の詳細は、4冊比較の後で更に細かく紹介しますが、一番発行年月が新しく、紹介されているあやとり技の総数も81個(私の調べ)と多いです。
手や指の名前やあやとり紐の選び方、結び方、取り方、日本と外国の構えの違いなどにも触れながら、「一人あやとり」から「2人あやとり」、あやとりの連続技、無限あやとり(ループして一人で2人あやとりをする方法)、指ぬきや輪抜きなどのマジックあやとりも紹介してくれます。
『あやとりであそぼ!』にはあやとり紐が長短それぞれ2本ずつの計4本ついていて、複数人数ですぐに遊べますし、技ごとに3段階の難易度や紐の長さのおすすめが表示されています。
保育園から年中の幼児(4歳、5歳)さんにプレゼントされて、全員が使っているあやとり本でもあります。
『みんなであそぼう!やさしいあやとり』の特徴
『みんなであそぼう!やさしいあやとり』は、2021年1月時点の楽天の売上ランキングであやとり本で1位を取っています。(上記のAmazonさんページから、内容の試し読みができます!2021年2月確認)
現在売られているものは、2011年発行の本ですが、同じタイトルで2003年7月にも発行されているので、内容に見覚えがあるパパママもいるかもしれません。
本のサイズは、約21.2㎝×15㎝×1.4㎝で、少し小さめの本です。
イラストや文字、色使いは少し昔っぽい印象も受けますが、見にくいわけではなく、あやとり紐の選び方から基本構えなど初心者向けに丁寧に描かれているあやとり本だと思います。
今回比較するどの本よりも、外国のあやとりの技が多いのが大きな特徴です。
オーストリアの「きのぼりをするおとこ」やナバホ・インディアンの「いなずま」など18個登場します。
『あやとりしようよ!』の特徴
『あやとりしようよ!』は、2021年1月時点の楽天の売り上げランキングであやとり本2位でした。(上記のAmazonさんページから内容の一部が確認できます!2021年2月確認)
色使いも鮮やかで、比較する4冊の中で「完成図だけではなく、手順解説の挿絵」も全て実際のカラー写真を使っているのはこの本だけです。
手や指の名前、あやとり紐の結び方等を冒頭で説明してくれますし、連続技の途中でできる技も含めれば最多の98個(私の調べ)登場します。
紹介されているあやとりの技には、5段階の難易度もついているので、難易度の低い技から最難関の「10段ばしご」まで、自分のレベルに合わせて挑戦しやすくなっています。
あやとりひも2本(長い物と短い物)が本についているので、すぐ遊びやすい一冊です。
『あやとりいととり1』の特徴
『あやとりいととり1』は、楽天のあやとり本でランキング3位をとっている本です。
『あやとりいととり1』は、比較する4冊中で一番古く、1982年に発行されたあやとり本ですが、約40年経つ今でもあやとり本ランキングに食い込むほどの支持を集めています。
サイズは、およそ縦18.8㎝×横21㎝ですが厚みが5㎜と薄い本になっています。
あやとりの構え(もとのかたち)は紹介されていますが、指の名称や紐の結び方などは一切省いているので、あやとりをすぐに始めることができます。
色は淡く、4冊の中で一番淡い色使いですが、あやとりの紐の採り方の挿絵は一番大きく、説明もシンプルです。
パパママの中には、「昔、親と一緒にこの本であやとりをした」という方もいらっしゃるかもしれない懐かしい本です。
楽天3位に登場したのは『あやとりいととり1』ですが、『あやとりいととり2』『あやとりいととり3』と併せて3冊セットも楽天ランキング4位になっています。
あやとり本の比較【おすすめ本と楽天売上トップ3】幼児や小学生向け
4,5歳から小学生まで使いやすそうなあやとり本を4冊比較して紹介します。
あやとり本4冊を比較して表にしてみた!
長年、年中児(4歳や5歳)からのあやとりに力を入れている保育園で2020年現在プレゼントされている『あやとりであそび!』と、2021年1月の楽天のあやとり本売上でトップ1位~3位までの計4冊の比較です。
以下、比較表では①~④の略式名で記載します。
【保育園&私のおすすめ】
①あそぼ!:『あやとりであそぼ!』
【2021年1月楽天売上1位】
②やさしい:『みんなであそぼう!やさしいあやとり』
【2021年1月楽天売上2位】
③しようよ!:『あやとりしようよ!』
【2021年1月楽天売上3位】
④いととり1:『あやとりいととり1』
①あそぼ! | ②やさしい | ③しようよ! | ④いととり1 | |
定価税込 (本体) | 1,210円 (1,100円) | 880円 (800円) | 1,320円 (1,200円) | 660円 (600円) |
発行年月 | 2015年 | 2011年2月 | 2005年11月 | 1982年11月 |
ページ数 | 127頁 | 159頁 | 160頁 | 31頁 |
紐つきの有無 | あり 長短4本 | × | あり 長短2本 | × |
カラー | 濃い | 少し淡い | 濃い | 淡い |
ふりがな | ふりがな ひらがな多め | 漢字なし ひらがな | ふりなが ひらがな多め | 漢字なし ひらがな |
目次 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
指の名称 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
紐の選び方 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
紐の結び方 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
記号の見方 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
基本形や構え方 取り方 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
難易度表示 | 〇 3段階 | × | 〇 5段階 | × |
おすすめの 紐の長さ表示 | 〇 | × | 〇 | × |
完成図 | 写真 | 写真 | 写真 | イラスト |
手順解説の挿絵 | イラスト | イラスト | 写真 | イラスト |
あやとり技総数 (連続技含む) (重複除く) | 81 | 66 | 98 | 25 |
ふたりあやとり | 〇 | 〇 | 〇 | × |
れんぞく技 (二人用除く) | 〇 5個 | 〇 6個 | 〇 6個 | 〇 4個 |
特徴 | 保育園推奨 最新/紐付き | 楽天1位 外国技多い | 楽天2位 All写真解説 | 楽天3位 昔から人気 |
上記のあやとり本の比較表は、私個人が数えたり確認したものなので、若干数え方にズレがある可能性もあることをご了承ください。
表の項目を一つずつ見ていきましょう。
あやとり本4冊の比較:楽天売上ランキング
あやとり本4冊を2021年1月の楽天売上ランキングでみてみると次のようになります。
楽天売上ランキング | あやとり本 |
1位 | ②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』 |
2位 | ③『あやとりしようよ!』 |
3位 | ④『あやとりいととり1』 |
トップ3圏外 | ①『あやとりであそぼ!』 |
楽天売上ランキングでは、あやとり本の売り上げで1位を獲得しているのは『みんなであそぼう!やさしいあやとり』です。
あやとりの掲載ボリューム(内容)もしっかりしていますし、値段もお手頃ということかもしれません。
あやとり本4冊の比較:定価
あやとり本4冊の定価比較では、10%の税込価格で660円~1,320円の間で設定されています。
上から安い順 | あやとり本 | 価格(10%税込) |
1位 | ④『あやとりいととり1』 | 660円 |
2位 | ②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』 | 880円 |
3位 | ①『あやとりであそぼ!』 | 1,210円 |
4位 | ③『あやとりしようよ!』 | 1,320円 |
あやとり本は内容も重要なのですが、参考までに定価順に順位付けしてみました。
あやとり本4冊の比較:発行年月
2005年以降に出版されたあやとり本が3冊ある中、④『あやとりいととり1』は1982年からともう40年近く前に出版されたのに、長く支持されている本だということが分かります。
新しい順 | あやとり本 | 発行年月 |
1位 | ①『あやとりであそぼ!』 | 2015年 |
2位 | ②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』 | 2011年2月 |
3位 | ③『あやとりしようよ!』 | 2005年11月 |
4位 | ④『あやとりいととり1』 | 1982年11月 |
一番新しいのは、私がおすすめするあやとり本、『あやとりであそぼ!』です。2015年に初版が発行されていて、その後2017年、2020年にも増刷されています。
あやとり本4冊の比較:ページ数
今回比較している4冊のうち、①~③の『あやとりであそぼ!』『みんなであそぼう!やさしいあやとり』『あやとりしようよ!』の3冊は120ページ超えしているのですが、④『あやとりいととり1』のページ数は31ページと少ないのが目立ちますね。
実は『あやとりいととり1』は他に2と3があって、3冊セットでも販売されています。1冊の厚みは、5mmもないくらいの薄い冊子ですが、3冊セットになればそこそこのボリュームになります。
ページが多い順 | あやとり本 | ページ数 |
1位 | ③『あやとりしようよ!』 | 160頁 |
2位 | ②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』 | 159頁 |
3位 | ①『あやとりであそぼ!』 | 127頁 |
4位 | ④『あやとりいととり1』 | 31ページ |
1982年から長きにわたって支持される!
\『あやとりいととり』全3冊セット/
あやとり本4冊の比較:ひもつき?ひもなし?
あやとり本4冊のうち、①『あやとりであそぼ!』と③『あやとりしようよ!』は本にあやとりひもがついています。
①『あやとりであそぼ!』は、4本の紐つきです。
あやとり本 | 添付されている「ひもの数」 |
①『あやとりであそぼ!』 | 4本(長いひもx2、短いひもx2) |
③『あやとりしようよ!』 | 2本(長いひもx1、短いひもx1) |
あやとり本4冊の比較:カラー
カラーについては、②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』と④『あやとりいととり1』の色付けのされ方が少し薄く、イラストの書き方を含めて、どことなく少し古い印象を持ちました。(※私個人の感想です)
ビビッドで今っぽい色使いをしているのは、①『あやとりであそぼ!』と③『あやとりしようよ!』です。
あやとり本4冊の比較:指の名称や紐づくりの情報が不要の場合
指の名称や紐づくりの情報が不要という場合、本題のあやとり遊びをすぐに始められるのは、④『あやとりいととり1』です。
4冊のあやとり本のうち、ページをめくればすぐにあやとり遊びを始められるのは、『あやとりいととり1』だけです。
あやとり本4冊の比較:難易度表記や紐の長さ表記
難易度表記や紐の長さ表記があるのは、①『あやとりであそぼ!』と③『あやとりしようよ!』だけです。
あやとり本 | 紐の長さ&難易度表記 |
①『あやとりであそぼ!』 | あり 難易度3段階 |
③『あやとりしようよ!』 | あり 難易度5段階 |
②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』 | なし |
④『あやとりいととり1』 | なし |
あやとりを手順通り進めるうちに、「あれ…、ひもが短かったかも」と思った経験はありませんか?
あやとりをはじめてすぐの場合、どれくらいの工程があるとどれくらいの長さの紐が必要で、難易度はどのくらいか、というのは見極めるのが難しいで重宝します。
あやとり本4冊の比較:完成図や手順解説の挿絵
実際のあやとり本のあやとり解説についても触れていきます。
あやとり本4冊を比較した再、完成図や手順解説の挿絵に写真が使われていたのは、③『あやとりしようよ!』です。
逆に完成図にも手順解説の挿絵にもイラストが使われているのが④『あやとりいととり1』でした。
あやとり本 | 完成図 | 手順の挿絵 |
①『あやとりであそぼ!』 | 写真 | イラスト |
②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』 | 写真 | イラスト |
③『あやとりしようよ!』 | 写真 | 写真 |
④『あやとりいととり1』 | イラスト | イラスト |
イラストでも写真でも、それぞれ見やすいように工夫はされていて、記号や矢印を使って、どの指のあやとり紐をどうするかが分かるようになっています。
あやとり本4冊の比較:あやとりでできる技の総数
あやとり本の中に登場する技総数を多い順に並べると、一位は③の『あやとりしようよ!』です。
技が多い順 | あやとり本 | 技総数 |
1位 | ③『あやとりしようよ!』 | 98 |
2位 | ①『あやとりであそぼ!』 | 81 |
3位 | ②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』 | 66 |
4位 | ④『あやとりいととり1』 | 25 |
技の総数は、私が数えました。
数え方にもよって多少変わるかもしれませんが、連続技の途中でできる総数は数え、重複する技は省いているつもりです。
『あやとりいととり1』は単体だと25個で少し少なく感じますが、『あやとりいととり2,3』など全三冊揃えるとこの表に乗っているものと同量くらいになります。
あやとり本の比較:2人あやとりや連続技
連続技は比較している4冊のうち、全てで4個~6個掲載されています。
ただ、有名な「かわ➡たんぼ➡ダイヤ➡つづみ➡ふね➡つりばし➡かわ」など、2人で交互にとって遊ぶ「2人あやとり」は、④『あやとりいととり1』には掲載されていません。
2人あやとりをしたい人は、それ以外の①『あやとりであそぼ!』、②『みんなであそぼう!やさしいあやとり』、③『あやとりしようよ!』を選ぶといいでしょう。
おすすめのあやとり本は、①『あやとりであそぼ!』
結論からいうと、私は、①『あやとりであそぼ!』を一番におすすめします。
あやとりを子どもの教育に長年取り入れている保育園で、全年中の幼児にプレゼントされるのもこのあやとり本です。(園で今まで紹介していた本が絶版になったため、選び直した結果、この本になったようです。)
最初に書く本の特徴を伝えていますが、もう一度、『あやとりであそぼ!』のデメリットと魅力(メリット)を紹介します。
『あやとりであそぼ!』の惜しいところ
前トピックで比較してきたように、『あやとりであそぼ!』は、ページ数やあやとりの技総数、定価の安さなどの面で、比較した4冊中1位を取っているわけでありません。
楽天でもっと売れている本もあります。
全てにおいて一番良ければ心置きなく1冊を選びやすいと思いますが、このあたりは「ちょっと惜しいところ」だと思います。
『あやとりであそぼ!』は、あやとり本という、昔からあまり内容が大きくは変わらない分野においてまだ新しく、新参者の本でもあります。
ただ、あとから出版された本だからこそ、全体的に随所に工夫がみられる一冊だと思っています。
おすすめ『あやとりであそぼ!』の魅力①:始める前の解説が充実
『あやとりであそぼ!』の内容も副題の「いちばんわかりやすい!」の通りあやとりの前提や解説内容は、適度にかみ砕いてわかりやすいと思います。
漢字はありますが、ふりがなはあり、そもそもひらながが多めです。
あやとり本の中に登場する指の名前やあやとりひもの選び方や子どもの年齢別の長さ、記号の見方や基本の構え方、あやとりのとりかたなども、最初にイラスト入りで説明してくれています。
おすすめ『あやとりであそぼ!』の魅力②:充実した内容量(技の総数)がある
内容量も連続技途中で作れるものを含めると81個あり(私の調べ)、はじめてあやとりで遊ぶ子から、ちょっと変わったものを作ってみたい子にも十分対応しています。
2人あやとりや無限あやとり(2人あやとりを一人でする場合)、連続あやとりまで記載されているのも嬉しいです。
「ほうき」や「指ぬき」だけでなく、あやとりを始めるなら挑戦してみたい「2段ばしご」や「4段ばしご」を含め、「1段~10段ばしご」まで全て記載されている点もいいなと思いました。
(他の3冊は「全てのはしご」は載っていません)
手順途中で、「とっているところ」も随所に登場します。
おすすめ『あやとりであそぼ!』の魅力③:手順の挿絵や説明のわかりやすさ
あやとりの手順のイラストも文章の書き方、色使いもわかりやすいと思います。
基本的に挿絵だけで手順がわかりますが、複雑なところでも、4歳や5歳頃のわが子の場合、自分で手順解説を読んでみようとしてくれる長すぎない適度な文章量でした。(それでも意味がわからないところは聞かれましたが、自分であやとり本を読んで(ながめて)取り組んでいました。)
また、挿絵は枠で囲まれ、読み進める方向に薄くラインも引かれています。
どのページでも同じ方向に手順を追っていけるので、安心して読み進められます。
①『あやとりであそぼ』以外の本は、ぱっと見で手順がわかりにくいところがあります。
②『やさしいあやとり』や④『あやとりいととり1』では絵に枠線はなく、ジグザク表記なので手順番号をみないと、一見わかりにくい技がありました。
また、③『あやとりしようよ!』は、枠線や薄いラインはあるのでそこまで気にならないものの、手順解説の位置がページ毎にL字になったりジグザグのところがあります。
おすすめ『あやとりであそぼ!』の魅力④:あやとりひも4本付き!
あやとり紐4本つき(長いもの2本、短いもの2本)なので、親だけではなく、他の兄弟も一緒にすぐに遊び始められるところもポイント高いです。
付属のあやとり紐は、結び目がボンドでくっつけられているので、あやとりをしていて引っかかることもありません。(強くひっぱると取れてしまいますが、子どもたちが無造作に扱っていても、今のところ切れたのは1本のみです。)
『あやとりであそぼ!』の魅力⑤:保育園での使用実績
子どもの「あやとり遊び」を年間計画に取り入れて力を入れている保育園で実際に使用しているのも、『あやとりであそぼ!』でした。
保育園では、年中(4歳、5歳)の幼児たち全員に毎年プレゼントしています。
4歳、5歳の子ども達は保育園だけでなく、家でもあやとりに取り組んでいて、あやとり本の中に登場する「ほうき」から「二段ばしご」を目指して頑張ります。
少なくとも「4歳頃からつかえる本」だという使用実績があります。
幼児のあやとりで挑戦したい技と順番
4,5歳の幼児のあやとりで、挑戦させてみたい技って何でしょうか。
幼児に挑戦させたいあやとりの技と学ぶ順番
4歳の幼児が保育園で練習するあやとりはこんな技があります。
(同じ技で、呼び方が違うものもあるかもしれません)
・ぱんぱんぼうき(ぱたんぼうき)
・ゆびぬき
・わぬき
・せんす
・かわ
・ほうき
・2だんばしご
4,5歳の幼児が挑戦する順番も基本的に上からこの順番のようです。
また、連続技や2人あやとりも挑戦してみたいですよね。
「ぱんぱんぼうき」だけはなぜか『あやとりであそぼ!』には載ってないのですが、私の場合、唯一子どもの頃から覚えていたのはこの技でした(笑)。
ぱんぱんぼうき自体は有名なあやとりの技なので、他のあやとり本では乗っている可能性が高いです。図書館やネットを上手く使うのも手かなと思っています。
まとめ
今回はあやとり本4冊を比較してきました。
私の1番のおすすめは楽天売上ランキングトップ3には入っていない『あやとりであそぼ!』ですが、やっぱり売上上位のものにも売れる理由はあります。
あやとり本なんて、何冊も買うものではないので、1,2冊、親や子どものニーズにあったものを選んであげたいですね(^^)。
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