東京都八王子市恩方にある「夕やけ小やけふれあいの里」(公式HPはこちら)は、 常設のテントでキャンプができる公園の一つです。
他にもポニーの乗馬、ホタル観賞、ニジマスのつかみ取り&焼き体験、など、「自然と親しむレクリエーションの場」を提供してくれます。
今回は、この施設内での「キャンプ」を徹底レポートします。
キャンプ場の概要 in夕やけ小やけふれあいの里
概要は、下記のとおりです。(2019年9月宿泊時)
利用期間 | 7月1日~9月30日(3か月間) (予約は、6か月前から受付) |
利用時間 | 16:00~翌9:30 |
利用料金 | 1張(大人6人用)/全8張 1泊1,500円 (屋外調理施設のかまど1戸含む) ※このほか、公園への入場料(大人200円、子ども(4歳以上)100円)が必要(キャンプ時は2日間使用可能) |
駐車場 | 第一駐車場、第二駐車場を利用(無料) 車の乗り入れ(荷物搬入時など)不可 |
その他 | おおるりの家(宿泊施設)で、日帰入浴可能(大人500円、子ども300円) ペットを連れていきたい場合は、要事前相談 |
問い合わせ・予約先 | 042-652-3072(10時~) |
事前の予約が必要で、予約をすると、キャンプ場利用についての詳細や借りられる機材一式のリスト、テントの場所、提出書類(宿泊者の名簿など)などが郵送されてきます。また、シーズン中の土日は予約が殺到するので、早めの予約が◎です。テントの空き状況は、ホームページで調べることができます。
キャンセル料:一週間前以降のキャンセルは、使用料と同額のキャンセル料が発生します。調理施設やテーブルあたりは広めの屋根がついているため、雨の場合も同様に、キャンセルをするとキャンセル料がかかります。但し、台風の場合は、相談できるようです。
テントについて
テントは持ち込み型ではなく、常設テントです。指定されたテントを使います。大人6人分の広さなので、中は結構広いです。テントは、木製デッキの上に一張ずつ設置されています。テント内は比較的綺麗です。
テント自体は二重構造になっていて、外側テントの中に、実際に寝泊まりする内側テントがあります。内側テントは、 虫よけや換気のためか、 出入口と一番奥の面を一部網にすることができます。
雨の場合、テント内は、想像通り雨の音はします。今回は、日中の外の気温24度だったので、過ごしやすかったのですが、真夏は、もしかしたら、(多少場所によって木陰はあるものの)熱が逃げにくく少し蒸し暑いかもしれません。(網が少なめのため)。
持参するもの:テントはあるのですが、木製デッキの上にテントが常設されていることもあり、床は硬いです。必ず、なにかクッション性のある敷物(インナーマットなど)を敷かないと、寝袋だけでは体が痛くなりそうです。忘れずにクッション性の高いものを持っていきましょう。また、ランタン、懐中電灯等も必需品です。テント内は、昼間でもかなり暗いです。(有料で、ミニランタンの貸し出しもあります)
当たり前ですが、テント内は、火気厳禁です。タバコは、所定の場所でとのこと。
おススメポイント:大きなリアカーが借りられます。借りたらすぐに返すのがルールですが、園内を移動するにはかなり便利です。但し、調理施設あたりまではリアカーで進めるのですが、キャンプ場は、調理施設から階段で登った先にあります。リアカーから荷物を降ろし、テントの場所によっては、かなり登り降りすることになるので、荷物は少なめが良いでしょう。このテントに続く階段は、運動不足の人の場合(私w)、足が筋肉痛になるかもしれません。(12時から搬入可能)
調理施設について
先述しましたが、調理施設&食事スペースは、全て屋根付きです。
調理施設には、かまど8つとかまど利用者用のテーブル8つ、そしてそこを囲むように、バーベキューテーブル(テーブルの真ん中に鉄板がついているタイプ)が8つあります。
その中で、キャンプ利用者は、かまどとかまどテーブルが利用料金の中にセットで入っています。バーベキューテーブルを利用したい場合は、事務所に別途相談するようです。そのかまどの利用時間は下記のとおりです。
利用時間 | 16時~翌9:30(時間厳守。撤収作業、掃除も含む) 但し、炊事場内(かまどがある)は、防火の観点から21:30~翌5:30まで使用禁止) |
無料貸し出し | 鉄板、網 |
有料貸し出し(レンタル) | 調理用具セット(内容物の個別レンタルも可)、鍋、釜、飯盒、ミニランタン |
販売品 | 薪、炭、小薪、キャンプ薪、トーチ棒、灯油、紙皿、紙コップ、割りばし、ライター |
禁止事項 | ガス類、電気類の持ち込み。テーブルやいすの持ち込み(あるものを使う)。打ち上げ花火や大きな音が出るもの。 |
調理台・流し台はおおきなものが2つずつありますが、利用者同士、譲り合って使います。
ポイント:ここのトイレ、今までで一番綺麗なキャンプ場のトイレでした!清掃もされていて清潔感があるのですが、なにより、夜中のトイレの際にも人がトイレに近づいた時だけ電気がつく自動センサータイプなので、トイレ内に虫が入り込んでいる確率が低めです。(子どもだと、怖がって行きたかったはずのトイレが出なくなっちゃうこともあるので重要!)
ゴミは、全て持ち帰りです。但し、持ち帰り困難なゴミは、有料で引き取うこともできるかもしれないので相談可能だそうです。
感想
キャンプすると、荷物は多くなります。車での乗り入れはできない分、無料貸し出ししてもらえるリヤカーが大型で5人家族(大人2人子ども3人分)が一度に運びきれたので助かりました。
初めての常設テントでのキャンプでしたが、調理施設も屋根があり、テント設営の手間もなく、なにしろ「雨」を気にしないで良いのはとても「楽」でした!キャンプをするとき、天候は気にするのですが、ここなら、都合の良い日を事前に予約してこられそうです。しかも1,500円と安い!ただ、キャンプ場が開いているのは3か月間しかないので、結構前から予約する必要があると思います。1、2か月前では土日は予約が埋まっている可能性が高いです。余裕をもって予約しましょう!
実際に、テントや周辺状況を見てから決めたい方は、先にバーベキューを予約して下見にきてみるのもいいかもしれません。
友人家族を誘って、グループキャンプも楽しくなると思います!鍋も大・小・寸胴、釜も3升、1.5升、飯盒も4合炊き等があるので、調理しながら食べて楽しめます!
機会があれば、おススメしたいお手軽なキャンプ場でした!
トピック関連絵本の紹介 『はじめてのキャンプ』~家族と離れて、大きい子達と行く初めての挑戦
タイトル:『はじめてのキャンプ』
内容:なほちゃんは、親元を離れて大きな友達に混ざって初めてのキャンプに行きます。そこで、マキ集め、花火、夜の怖い話、夜空の流れ星、夜中のおしっこ…と挑戦して一人前になっていきます。
「親と離れていくキャンプ」は、ちょっぴり大きな子どもだったとしても、子どもには大冒険です。それが小さな子どもならなおさらです。なほちゃんは小さい子なので、本当は行けなかったはずのキャンプですが、特別に行けることになります。そんな中で、大きな子達には負けないと、頑張る姿が可愛くて応援したくなります。なほちゃんがどう成長するかが見どころの一冊。
キャンプに行く前に読んで、何をするかを話し合ったり、気持ちを盛り上げられたらいいですね。