遊びからの学び

「学び」につながる「遊び」ってなに?①

魚の餌やり体験

このホームページで今後、注力して記事を書いていきたいメインテーマの一つが、子どもの「遊び」をどうやって「学び」につなげていくか、そのために親はどうサポートしていけばよいかという点です。今回は、この考え方について話したいと思います。

子どもって何歳までのこと?

子どもって何歳くらいまでの子を指すの?

実は、一概に「こども」が何歳までかは、決まっていません。

法律や規定によって、それぞれ意味している「子ども」の年齢を定義しているのですが、年齢についてはバラバラなんです。

「子ども・子育て支援法」では、以下の通りです。

第六条 この法律において「子ども」とは、十八歳に達する日以後の最初の三月三十一日までの間にある者をいい、「小学校就学前子ども」とは、子どものうち小学校就学の始期に達するまでの者をいう。

厚生労働省ホームページより引用

つまり、18歳になって最初の3月31日が来るまでは「子ども」ということです。

そもそも、「子どもと大人」を成人式で分けると、大人の境目である20歳までは「子ども」に含まれてしまうでしょう。

また、「幼児」だと、学校教育法では「満3歳~小学校の就学始期に達するまで」しか含まれず、児童福祉法の「幼児」でも「満1歳~小学校就学の始期までに」しか含まれないため、私の考えていきたい「子ども」とは少し区分が異なります。

そこで、このホームページでも、(勝手に(笑))私が「子ども」を定義したいと思います。

考えていきたいテーマが「遊び」を通してというところなので、何等かの「遊び」を中心に生活をしていく乳幼児から、多少「遊び」と「学び」を分けて考えつつも、まだ「遊び」の中から学ぶことも多い小学校低学年あたりを想定します。
つまり、 便宜上「子ども」を 0歳~小学校2,3年生くらいまでの想定で、考えていきたいと思います。

子どもにとっての遊びとは

外遊び 遊具
外遊び 遊具

さて、その「子どもにとっての遊びとは」の先に続く言葉については、様々な立場の人がいろんなふうに語っています。
例えば要約すると下記のようなものがあります。

  • 心身の成長を促すもの
  • 運動機能向上に欠かせないもの
  • 夢中になることで、集中力を付けるもの
  • 周囲の友達や先生とのやりとりを学ぶもの
  • 興味関心から始まって、やってみて、分かる喜びを得られるもの
  • 小学校教育の勉強につながるもの
  • 「学び」そのもの  などがあります

また、文部科学省も、幼稚園を例に挙げ、

「遊び」は,「国語」や「算数」などと同じように子どもの将来にとって重要な学習

文部科学省ホームページ 「幼稚園ってなあに?どんなところ?何するところ? 」より

だと位置づけています。
(ちなみに、余談ですが、保育園は、文部科学省ではなく厚生労働省の管轄になります。
また、教育というと一般的に幼稚園というイメージがありますが、 幼稚園も保育園も3歳以上のねらいや内容は、幼稚園教育要領と保育所保育指針が同じものを設定しているので先生方が目指しているものはほぼ重なります。「ほぼ」というのは、保育園の保育所保育指針の方が、 一緒に子どもと過ごす時間が長い分、「生命の保持及び情緒の安定」も設定しているので少し多いからです。)

私自身、子どもにとって、遊びは日常生活の中に入り込んでいるもので、私も上記全てがその通りだと思います

「遊び」を通して「興味・関心」を持って、やってみて、トライ&エラーを繰り返しながら、なぜそうなるのかを考えたりして、様々な事象を自分なりに消化し理解し、次の段階の興味にステップアップしていくことだと思っています。

これが、私が考える「学び」です。

つまり、「遊ぶことは学ぶこと」でもあると考えています。

「遊び」と「学び」の具体例

魚の餌やり
魚の餌やり体験

たとえば、ささいなことですが、1歳だとお散歩の時、歩き始めた自分の足で「秋に落ち葉を踏む」だけでも遊びになり得ます。そこでに「落ち葉を踏むと、カサカサと音が鳴ること」やその感触を知ることが、そもそも「学び」になります。

これが、5歳になると、「虫取りに始まり、蝶々やカブトムシを見たり、触れたり、飼育したりすること」も「遊び」になり、「虫を捕ることが難しいこと、名前や特徴、卵や幼虫、成虫といった形の違いを見聞きしたり調べたり、興味や疑問を広げていくこと」も「学び」になると思います。

子どもの「遊び」は、何も、おもちゃをつかった家遊びや外遊びだけをさしていません。

広義の意味で、頭や体、五感を使った経験、他人との関わり合いなども含みます。

一方で、「学び」も、試行錯誤や、成功体験、感想など、単なる知識獲得以外のものもさすと考えています。

「遊び」と「学び」をつなげるために、家庭でできること

子どもにとって、そんな「遊び」と「学び」はつながりやすいものだと思いますが、

あえて、そこに「ちょっとだけ大人が介入」することで、この繋がりを深めたりしていきたいというのがこの記事の狙いです。

「介入」なんていっても、原則「こども」が主体

子どもの「遊び」に対して親がすること

「子どもをよく観察して、こどもが興味を持っているものを見つけること。」

そして、
②その「子どもの興味がもっと広がる環境を少し用意すること」くらいだと思います。

私自身、「遊び」と「学び」が円滑につながるように意識した子育てを目指しています。

学校で行うのは「学校教育」、 社会全体で社会活動を通して行うのが「社会教育」 、家庭で行うのは「家庭教育」です。

子どもの知的好奇心や体験、関心を高められるように、家族ができるこし、実践していることを配信していきたいと思います。

トピック関連絵本の紹介  『ほね 』~目に見えないけれど、大事な土台になっているもの

タイトル:『ほね』

絵本『ほね』の内容

私たちの目に見えないところにある骨。もし骨がなかったら?骨の役割や骨から分かることを、子どもにもわかりやすく解説している科学絵本。

「学び」自体が「遊び」感覚でできるのが子どもだと思っています。
その「遊び」という土台にあるものが「骨」だとしたら、「骨」がしっかりしていないところに肉付けされても全然安定しないし、もろい体になってしまいます。そんな「目には見えないけれど、大切な土台づくり」をするために、沢山の遊びができる環境づくりを少しお手伝いしてあげられたらいいですね。

絵本を通して、楽しく目が輝く瞬間をみつけたら、こどもにとってそれも「遊び」であり、「学び」です。
年中・長さんや小学校低学年くらいなら、骨の話も少し理解できるかと思います。
たとえば、魚にある骨、でもタコにはない。そんなみんながよく知っている生物のはなしを交えながら、骨について知ったり、親子で話したりするきっかけになればと素敵ですね。