「正直、市販ドリルの迷路って子どもに買ってもすぐ終わらせるし、お金の無駄な気がする…。」
「そもそも言われるほどの効果もあるの?」
そんなわが家が出会った、5,6歳児におすすめしたい迷路ドリルがくもん出版の『めいろあそび にほんのめいしょ』です。(せかいのめいしょ」もいいですが、今回は字数の関係上、割愛(笑)」
迷路ドリルの効果や、くもんのドリル『めいろあそび にほんのめいしょ』の解説、くもん出版と学研プラスのドリル比較、無料&100均一の迷路ドリル、年齢別に私がおすすめするドリルについて順にまとめます。
迷路ドリルの効果とは?
最初に、迷路ドリルの効果にはどんなものがあるか、確認していきます。
迷路ドリルの効果【一般的なもの】
迷路ドリルの効果として一般的にあげられるものには次のようなものがあります。
・運筆力をあげる
・集中力を鍛える
・推理力をつける
・判断力をつける
・空間認識力を身につける
(くもんや学研のめいろドリルの宣伝文句より)
運筆とは、「時などを書くときの筆の使い方」です。(学研新レインボー小学国語辞典より)
つまり、運筆力とは、鉛筆を自由自在に運んで動かす力のことになります。鉛筆の持ち方や筆圧はもちろん、書くときの姿勢を維持する力なども含めます。
1つの迷路をやり遂げるには集中力や推理力、判断力も必要になります。
立体迷路や先を読む力、空間認識力も必要です。
もちろん、迷路遊びを繰り返す中で培われるものもあるでしょうが、子どもの発達段階によっては、迷路そのものが難しいことがあります。(年齢別発達の目安は後述しますね。)
迷路ドリルの効果【わが家が実感したもの】
長く、子ども(未就学児)向けの市販のドリルを使って「ゆるいけど確実な知育教育」をしていたわが家ですが、実際のところ、ひらがな・カタカナや数のドリル数に比べると、「めいろ」や「こうさく」はガクッと子どもにやらせた数が減ります。
トータル6歳までで百均のモノも含めて3,4冊くらいです。
理由は、やっぱり冒頭に述べたように効果が疑わしかったり、お金が無駄な気がしていたからです。(遊びや息抜きが目的(笑))
でも、そんな中、わが家が手ごたえ(効果)を感じたのが今回の『めいろあそび にほんのめいしょ』です。
・分かれ道で先を読む力
・ゴールから少し逆算してみる機転
・忍耐力(間違えたら少し戻ってやり直す力)
・達成感
・地理の知識(今回紹介する「にほんのめいしょ」ドリル)
・行ってみたい国内旅行先を子どもが言い出す
わが家の場合、真ん中の子が「間違えるのが大嫌い」な子でした。
でも、間違えた時、本人が気にしている「書いてしまった鉛筆の跡」を一部消して励ましながら一緒に考えてみることを繰り替えしていたら、やり通す「忍耐力」がついてきたように思います。
迷路は、出来た時点で達成感がすぐ味わえるので、成功体験の積み上げにもなったと思います。
「地理の知識」については、くもんの『にほんのめいしょ』迷路をやりながら身についてきています。
「錦帯橋(きんたいきょう)って本当にあるの?(アーチ部分で)滑らないの?」って言われたときは、実際に連れて行って試させてあげたいなと思いました。
かなり遠い山口県だけど…。(注意)ここは東京の端っこ(笑)
「めいろドリル」なのに
\迷路だけではない効果を実感!/
くもん出版『にほんのめいしょ』迷路ドリルの特徴や内容とは【5,6歳におすすめ!】
くもん出版の『めいろあそび にほんのめいしょ』ドリルは、市販のくもんの幼児ドリルとして、近所の書店でも手に入れやすいめいろドリルの一つです。
くもん出版の幼児ドリル『めいろあそび にほんのめいしょ』の特徴や良いと思ったところはこんな所です!
「めいろあそび にほんのめいしょ」の特徴や中身、わが家でやっている親のサポート方法を紹介します。
くもん出版『めいろあそび にほんのめいしょ』の特徴
くもん出版の『めいろあそび にほんのめいしょ』は、日本の都道府県の名所を各1か所ずつ迷路の題材として取り上げています。
都道府県の有名な観光名所を中心に、結構複雑な平面迷路ができることが特徴です。
新名所ではなく、古来からの名所が多いです。
新名所ではなく、古来からの名所が多いです。
また、場所選定には、迷路にしやすいものを選んでいるという記載もありました。
くもん出版『めいろあそび にほんのめいしょ』の良いところ
くもん出版の『めいろあそび にほんのめいしょ』ドリルの良いところには次のようなものがあります。
① 1つの迷路が簡単には終わらない長さがあること
② 迷路も絵全体を通るものが多いこと
③ 日本の名所を題材にするというドリル1冊に共通するテーマがあること
④ 迷路だけではなく、地理の勉強になること
平面の迷路ではあるものの、大人でも「おぉ~!これは大変そう」というものも多いです。
また迷路あそびであり勝ちな「線を引いてみたら、絵のほんの一部だけしか使ってない」なんてことも基本的にありませんでした。
また迷路あそびであり勝ちな「線を引いてみたら、絵のほんの一部だけしか使ってない」なんてことも基本的にありませんでした。
迷路をしながら、迷路の題材になっている絵全体をみることができます。
都道府県の名所を知るきっかけになるので、「やって終わり」だともったいない!
迷路が完成した後に改めて見返して、日本の地理の勉強の足掛かりになるように気を付けています。
くもん『めいろあそび にほんのめいしょ』ドリルの内容は?
具体的にくもん出版『めいろあそび にほんのめいしょ』ドリルの内容を紹介します。
日本各地の47都道府県の名所を題材とした迷路があることに加え、幾何学模様の迷路も多数登場します。
ドリルの説明によると、都道府県の迷路で子どもの興味関心をもたせ、幾何学模様の迷路の方で「推理、判断、洞察力」を高める目的があるそうです。
この「にほんのめいしょ」ドリルに登場する都道府県の名所を表にまとめました。
1 | 北海道 | 札幌市時計台 |
2 | 石川県 | 兼六園 |
3 | 茨城県 | 潮来の嫁入り |
4 | 千葉県 | 犬吠埼灯台 |
5 | 栃木県 | 日光東照宮 三猿 |
6 | 徳島県 | 鳴門の渦潮 |
7 | 長崎県 | 平和祈念像 |
8 | 静岡県 | 登呂遺跡 |
9 | 山形県 | 山寺(立石寺) |
10 | 佐賀県 | 吉野ケ里遺跡 |
11 | 広島県 | 厳島神社 |
12 | 秋田県 | 男鹿半島となまはげ |
13 | 新潟県 | 弥彦神社と朱鷺 |
14 | 高知県 | 坂本龍馬像 |
15 | 岐阜県 | 白川郷 |
16 | 神奈川県 | 鎌倉大仏 |
17 | 宮崎県 | 高千穂峡 |
18 | 山梨県 | 富士山 |
19 | 群馬県 | 尾瀬ヶ原 |
20 | 富山県 | 黒部ダム |
21 | 大分県 | 臼杵石仏 |
22 | 東京都 | 国会議事堂 |
23 | 沖縄県 | 守礼門 |
24 | 青森県 | 弘前城とねぷた祭 |
25 | 長野県 | 槍ヶ岳 |
26 | 福井県 | 東尋坊 |
27 | 埼玉県 | 時の鐘 |
28 | 三重県 | 伊勢神宮 |
29 | 岩手県 | 中尊寺 阿弥陀如来像 |
30 | 岡山県 | 倉敷美観地区 |
31 | 福島県 | 鶴ヶ城 |
32 | 島根県 | 出雲大社 |
33 | 京都 | 銀閣寺(慈照寺) |
34 | 大阪府 | 大阪城 |
35 | 奈良県 | 新薬師寺 ばさら像 |
36 | 鳥取県 | 三徳山三佛寺投入堂 |
37 | 滋賀県 | 彦根城 |
38 | 宮城県 | 仙台城跡(青葉城址)と 仙台七夕まつり |
39 | 鹿児島県 | 桜島 |
40 | 愛知県 | 名古屋城 |
41 | 和歌山県 | 熊野那智大社 三重塔 |
42 | 愛媛県 | 道後温泉 |
43 | 福岡県 | 太宰府天満宮 |
44 | 香川県 | 金刀比羅宮 |
45 | 山口県 | 錦帯橋 |
46 | 熊本県 | 熊本城 |
47 | 兵庫県 | 姫路城 |
ドリルはふりがな付きです!
「全体的に「お城や歴史的な像、地理的な自然現象」が多い印象ですね。
くもん『めいろあそび にほんのめいしょ』ドリルの親のサポート方法【わが家の場合】
『めいろあそび にほんのめいしょ』ドリルに名所として登場するものは、都道府県名と絵にあるものの名称(前項の表)が紹介されますが、内容やどういうものかといった説明書きはありません。
このドリルに関しては、迷路を完成させることで運筆力や集中力、推理力が身に付き始めたことは実感できると思いますが、完成させた後に、もう一度迷路の絵に登場したものや都道府県の位置を一緒に確認してみることが大事だと思っています。
例えば、栃木県の日光東照宮の三猿の意味を絵を見ながら教えたり、一緒に調べるのも良いと思います。
実際に行ったことがある都道府県や見たことがある名所、旅行などで行ってみたいところを探してみるのもいいと思います。
最初に説明をすれば、子どもだけでどんどん迷路遊びをすすめて楽しめますよ!
今回のトピック:ドリル
\くもん出版の『めいろあそび にほんのめいしょ』/
くもん出版vs学研の幼児迷路ドリル 違いを比較
幼児向けの迷路ドリルを数多く出版しているくもん出版と学研プラスはよく比較されるドリルです。
同じようなA4の大きさ、同じような厚み、同じような価格設定、同じような質感で同じようにカラフルなものが多いです。
あえて両社の迷路ドリルを比較すると、
学研プラスの幼児ドリルは年齢を「3歳」「4歳」「5歳」向けなどに限定して出版されていて、1冊に様々なタイプの迷路を組み込んでいるものが多いです。
一方で、くもん出版の幼児ドリルは、「3・4・5歳用のやさしいめいろ」「4・5・6歳用のどうぶつめいろ」など、年齢に幅を持たせ、内容をあるテーマで統一しています。
くもん出版『めいろあそび にほんのめいしょ』では、日本の名所を紹介するというテーマがありますが、このドリルには取り入れられていない迷路の種類もあります。
『めいろあそび にほんのめいしょ』では、条件迷路や立体迷路といった要素はありません。
たとえば、学研の幼児ワーク「6歳 めいろ」のドリルでは、「しりとりをしながらゴールする」「花をすべてとってからゴールする」などゴール条件がある迷路(条件迷路)がありますが、『にほんのめいしょ』ドリルではありません。
また、「Aの道の下をBの道が通れる」という立体迷路もありません。
画像も登場しますが、くもん出版の『めいろあそび にほんのめいしょ』は、とにかく細かい平面タイプの迷路に限定されて47都道府県分堪能できる幼児向けドリルです。
学研の6歳向け「めいろ」は、
\Amazonにて、内容を画像確認できます!/
無料の幼児教材・知育教材「ちびむす」や百均のドリルの上手い利用がおすすめ!
迷路教材のプリントやドリルは、無料の「ちびむす」や百均で販売されているめいろドリルなんかも併用しながら使うのがおすすめです!
無料の迷路プリント?「ちびむすドリル」ってなに
幼児の知育教材プリントを無料でダウンロードして使えるように提供してくれるサイト「ちびむすドリル 幼児の学習素材館」(以下ちびむす)を存じでしょうか。(まさに神サイト!)
「ちびむすドリル」とは、ひらがな、カタカナ、数字、時計の読み方といったお勉強系プリントから、間違い探しやペーパークラフト、迷路といったひらめきや指先を使うものなど多岐多用な知育教材プリントを提供してくれるサイトです。
ちびむすドリルの中の「迷路」でも、3歳~6歳くらいのレベルの迷路を何種類も公開してくれているので、利用してみてもいいですね。
無料ですが、ダウンロードと印刷が都度必要になるので、手間に思わなければ利用してみる価値はありますよ(^^)!
おすすめ!百均の迷路ドリル
ダイソーなど100円均一ショップ(百均)でも最近幼児向けの学習ドリルや小学校低学年向けのドリルを目にするようになりました。
百均ドリルだって侮れません!
ドリル冊子として(印刷された物として)手に入りますし、100円という金額も買いやすい!
わが家の場合、子どもがチャチャっと終わらせてしまうかもしれない低年齢向け「迷路」などは、まずは百均をチェックしています(笑)。
迷路ドリル 2歳、3歳、4歳、5歳、6歳の発達にあったおすすめは?
迷路ドリルは、大人からすると簡単に思えるものでも、子どもの発達状況によっては「理解できるようになる」時期に明らかな差があります。
迷路ドリルには、一応対象年齢が書かれていますが、子どもの発達状況より対象が低い内容だと簡単すぎて子どもが飽きてしまいますし、難しすぎるととそもそも説明も理解できなくて親子でイライラしてしまうこともあります(実体験から(笑))
保育士資格を持つ3児の母(7歳、5歳、1歳)の私が解説します。
迷路ドリル(2歳向け)は不要!?おすすめしない理由は…
幼児教育や知育に力を入れていると市販のドリルに表記されている年齢に子どもが達すると、やらせてみたくなるんですよね(←私)。
ただ、結論からいうと、多くの場合、2歳さんには迷路はまだ早すぎます!
2歳さんは、迷路というより「運筆」、鉛筆の持ち方や力の入れ方に少しずつ慣れていく年齢です。
鉛筆を持ったとしても線はよろよろ、筆圧は弱く、自分で手をコントロールして絵をかくのがまだまだ苦手な子が多いです。
ちょっぴり高価な迷路ドリルがもったいないかも…(汗)
試してみるなら、それこそ無料ダウンロードできる「ちびむすドリル」さんや百均にお世話になった方がいいかもしれません。
学研の2歳向けめいろドリルが内容を画像でAmazonに載せてくれているので、参考までにのせておきます。
迷路ドリル(3歳4歳向け)の特徴と私のおすすめ【年少】
おすすめの迷路ドリルのデビュー時期としては、3,4歳頃がいいかなと思っています。
3,4歳になると出来るようになる発達の特徴があって、迷路遊びも楽しめる年齢になってくるからです。
ある程度筆圧や手指のコントロールができるようになり、意図してギザギザや波線を枠に沿って書くこともできるようになってきたり、ひらがななどの文字を書ける子も出てきます。
また、3,4歳頃になると言葉の理解も進みます。
指示されたことを理解して、迷路あそびの面白さが分かるのも3,4歳頃でしょう。
わが家はいろんなタイプの迷路があることを知ってほしかったのと、ページごとに切り替えて集中力を維持してほしかったので、様々なタイプの迷路がある学研さんドリルのお世話になりました。
「ライオンにぶつからないようにいこうね」
「行き止まりだから少し戻ってみようか」ということもわかるようになってきます。
一方で、わが家がそうでしたが、道が交差しているような「立体迷路」の感覚を具体的にイメージできず、「ここは通れないのになんで~!」と子どもの理解が追い付いていない時期もありました。
この時は、実際にトミカのレールなどを使って説明したのですが、それが絵になると意味が分からなったようなので、この類の迷路は飛ばす対応をしました。
でも、心配ご無用!半年~1年くらい間をあけて、もう一度説明すると、スッと理解して、解けるようになっていましたよ!
運筆の練習は多くなくていいならくもんドリル、運筆も含めて色んな迷路を楽しみたいなら学研がおすすめです。
3歳におすすめの学研ドリル!
\しりとりや分かれ道迷路、数字も登場!/
3歳におすすめのくもんドリル!
\カラフルでボリュームあり!簡単な条件迷路も!/
迷路ドリル(4歳5歳向け)の特徴と私のおすすめ【年中】
4,5歳(年中頃)になると、一気にできる迷路の幅が広がります。
迷路もいよいよ「迷路」っぽくなってきます。
先の見通しをたてながら解いていく迷路も良いですが、私は、条件迷路なども豊富な学研プラスの迷路をおすすめします(^^)!
条件迷路も多数登場!
\学研の4歳、5歳向けめいろドリル/
「のりもの好き」なら【くもん】
4歳からの「のりもの」限定の迷路ドリル/
迷路ドリル(5歳6歳向け)の特徴と私のおすすめ【年長】
小学生になったら、迷路ではなく「勉強」が始まりますし、迷路をドリルで楽しむのはおそらく未就学児(6歳)までです。
市販されているものも、6歳までというものが圧倒的です(大人向け迷路などをのぞく。)
ということは、基本的に5歳、6歳向けの迷路ドリルが一番難しい(難易度が高く設定されている)場合が多いでしょう。
学研で6歳用として購入可能なめいろは、「条件、数字、文字、立体迷路」ができるなどやっぱり迷路に慣れてきた子ども達向けの高度な内容です。
学研で6歳用として購入可能なめいろは、「条件、数字、文字、立体迷路」ができるなどやっぱり迷路に慣れてきた子ども達向けの高度な内容です。
迷路遊びの最後に全知識を投入して楽しみたいなら6歳向けの学研プラスのめいろはおすすめです。
\学研の6歳向け迷路ドリル/
一方で、今回紹介した『めいろあそび にほんのめいしょ』や『めいろあそび世界のめいしょ』のようにあるテーマを取り入れている迷路も捨てがたいです(笑)。
5,6歳という年齢に合っていて、簡単すぎない迷路遊びが出来て、しかも今後につながるかもしれない迷路を探している方には、くもん出版もおすすめします。
今回メイン記事に取り上げたのはコレ!
\くもん出版『めいろあそび にほんのめいしょ』/
25か国39か所の名所が登場!
\くもん出版『めいろあそび せかいのめいしょ』/
まとめ【迷路ドリル】
迷路ドリルは「楽しい」ものですが、年齢が合っていないとやっぱりむずかしくて出来ないです。
高めのドリルをサラッと2,3日で終わらせてしまわれると、ちょっともったいないと思ってしまいますが…(汗)
「難しくてできない」より、「私、出来たよ!」という達成感を何度も味わうことができる、自分の子どもににピッタリの内容のドリルを用意してあげたいですね(^^)!