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泣く子が勝ち!?子安神社の泣き相撲 (八王子市)

泣き相撲 子安神社 力士さんと一緒に
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「泣き相撲」を知っていますか?
安産・育児の神様を祀る有名な八王子市の子安神社。上の子2人の時も参加しましたが、今回は0歳7か月になった末っ子を連れて、この子安神社の「泣き相撲」に参加してきました!

泣き相撲 子安神社 力士さんと一緒に
子安神社の泣き相撲 力士さんと一緒に

子安神社の「泣き相撲」とは何か

そもそも「泣き相撲」ってなに?

子安神社で毎年9月(日にちは、年によって変わります)に行われている年間行事の一つです。
「泣く子は育つ」という故事のように、0歳~1歳前半の赤ちゃんを対象にした「赤ちゃんの成長を願う」お祭りです。

子安神社の泣き相撲(公式の案内より)
子安神社の泣き相撲(公式の案内より)

毎年、神楽殿で力士さんたちに抱っこされた赤ちゃんたちが、行司さんの「のこったのこった~!!」の大声で泣かされて、境内には元気な赤ちゃんの泣き声が響き渡ります。

また、会場は、とっても温かい雰囲気で赤ちゃんの泣き声にみんなでほっこりしたり、全く怖がらない赤ちゃんを大人(行司さん)が泣かせようと奮闘する姿などで、笑顔やクスっとした笑い声が溢れます。

概要は下記の通りです。

日時2019年9月23日(月・祝日)
対象平成30年6月~令和元年5月生まれの赤ちゃん
受付時間事前予約は無し。直接神社の会場へ。

9時から1時間ごとに、15時~の部まである。(時間は、月齢によって異なる)
実例)9時~ 平成30年6,7月生まれ
   15時~ 平成31年4月・令和元年5月生まれ 等
参加費5,000円(祈祷・お札・お土産・お相撲 含む)

月齢ごとの受付時間以外でも受付はできますが、基本的には、月齢ごとによってあらかじめ定められた時間内で受付を済ませます。理由は、対象者が 「昨年の6月~今年の5月生まれの赤ちゃん 」なので、早い子だと1歳3か月ですが、0歳4か月の赤ちゃんまでいるためで、体格差や月齢さをなるべく同じにするようにこのような時間分けがされているようです。

泣き相撲当日の流れ

当日の天気や時間帯によって混雑度合は変わるでしょうが、下記の一連の流れで30~40分くらいはかかりました。(上の子の時で、1時間くらいかかったような記憶もあります。)

① 受付時間内に神社の受付に行く。

ここで、赤ちゃんの名前や両親の名前、生年月日、住所などを所定の紙に記載して提出し、代わりに「泣き相撲申込の紙」を受け取ります。
参加費(祈祷料)の5,000円もここで支払います。
赤ちゃんと一緒に祈祷を受ける保護者一人を除いて、その他の家族は、泣き相撲会場になっている神楽殿前のテントに移動します。

②  「泣き相撲申込の紙」 と一緒に「祈祷を受ける列」に並ぶ

泣き相撲の前に、祈祷を受けます。祈祷を受けられるのは、赤ちゃんと付き添い1名のみのペアです。暫く列に並んでいると15-20組くらいずつ順番に本殿に招かれ、祈祷を受けます。

③ 祈祷

本殿で祈祷を受けます。お土産(お札や、泣き相撲を模した鈴)もいただきます。

④ 泣き相撲待ちのテントで名前が呼ばれるまで待つ

神楽殿横にあるテントが泣き相撲の控え場所になっているので、赤ちゃんをあやしつつ待機。
4~6名くらいずつ名前が呼ばれるので、名前を呼ばれたら、境内に複数いる力士さんに赤ちゃんを渡す。

⑤ 泣き相撲開始

「に~し~ ●●ちゃ~ん~」「ひが~し~ ●●ちゃ~ん~」という紹介に続いて、「はっきょい、のこった、のこった!!のこったぁ~!!」と、行司さんが声を張り上げて一人一人の赤ちゃんの前に立って、順番に頑張って泣かせていきます(笑)。泣き相撲が終わると、小槌によるお祈り(赤ちゃんの前でシャンシャンとふってくれます)と、おでこにスタンプを押された赤ちゃんを力士さんから受け取ります。

額の印-子安神社の泣き相撲
額の印(子安神社の泣き相撲)

⓺ 力士さんと記念撮影

泣き相撲のときに、赤ちゃんを抱っこしてくれていた力士さんとは違うかもしれませんが、たくさん来てくれている力士さんの一人にまた抱っこされて、神楽殿横(待合テントとは神楽殿を挟んで反対側)で、記念撮影できる場所が設けられています。

流れとしては以上です。

活気あふれる当日の神社の境内

「泣き相撲」当日は、特に何もない日の静けさとは打って変わって神社に活気が溢れます!

神社内には、1歳前後の赤ちゃん連れの参拝者が多く集まるので、赤ちゃんの泣き声やそれを囲む家族の温かい声が聞こえ、ほっこり、まったりした雰囲気に包まれています。

泣き相撲なので、本来は、元気よく泣いた方が勝ちになるのでしょう。上の子の時(数年前)は、勝者を宣言していた気がするのですが、今回は、「はいっ みんな元気よく育ちますように~!」という言葉で、誰が一番泣いたかの判定はありませんでした。全員がよく泣いていたからかもしれません(笑)。

出店もあり、スーパーボールすくい、ヨーヨー釣りなどの子供向けの遊びや、かき氷、ラムネ、缶ビールといった定番のもの、また、赤ちゃんが使える可愛いスタイの販売や、シャインマスカットなどのブドウ、梨の販売がありました。

ちなみに、梨は、酸味があって「中酢」といわれることもあったようで、これを「なかす」=「泣かす」とかけて、厄除けや無病息災を祈る食べ物として販売しているようでした!

「泣き相撲」は、対象年齢が生後1年前後の赤ちゃんのみなので、参加できる期間が決まっている楽しいお祭りです。
対象者がいる方、出産の予定がある方は、来年度の開催を少し念頭に置いておいてもいいかもしれません♪

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昔話の定番で、『ねずみのすもう』を紹介します。
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