絵本知育

「兄弟で仲良く分け合ってほしい」×絵本『ふたりではんぶん』

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喧嘩の原因はモノの取り合い?

兄弟だろうが、友達同士だろうが、子どもが喧嘩するよくある原因の一つに「モノの取り合い」があります。

モノが限られている場合、 先に使っていたのはどっちで、使いたいのがだれで、どうすればお互い納得がいくか…

子どもが小さいと、まだ言葉で伝えることも上手ではないし、自分の気持ちを抑えたり、他人に譲ったりできるようになるのも「年齢とともに徐々に」なので、「喧嘩になって、どちらかが泣き出す」・・なんてことになりがちです。

兄弟喧嘩の際、親として好ましい対応は?

小さな子どもが兄弟ゲンカを始めると、親は言い分を聞いて、こっちが悪い、あっちが悪いと「ジャッジ」してしまうこともあるでしょう。特に、上の子に「お兄ちゃんだから」「お姉ちゃんだから」と一方的に我慢させてしまったりすること、ありませんか?

子どものケンカは、子どもにとって、自分の考えを主張したり、相手の考えをきいたりするチャンスだと考えてみましょう。
小さな喧嘩なら、見守ることもできるでしょう。
ちょっと喧嘩がエスカレートしそうだなと思ったら、親の介入が必要な場面かもしれません。

たとえば、子どもが2~4歳くらいだと、徐々にルールが分かるようになってくる時期ですが、自分中心の考え方も同時にする時期でもあります。
①自分の気持ちを相手に伝えることも大切ですし、相手の気持ちを知ることや、
②ルールを守ろうとする気持ちもサポートしていくことを促していきたい時期です。

親の介入方法① お互いの気持ちの伝達(コミュニケーション)をサポート

親としては、お互いのコミュニケーションを手助けします。
「どちらが悪い」と決めつけるのではなく、当事者の話を聞いて、できるだけ代弁者に徹します
「●●ちゃんはこう思っているんだって」
「●●くんはこういっているけど、どうかな」と子どもの話を繰り返したりして相手に伝えます。
これを繰り返しているうちに、子ども自身に自分の気持ちを代弁してもらっている安心感が生まれたり、相手の気持ちを知る機会を増やします。 だんだん高ぶっている落ち着いてくることもあるでしょう。

親の介入方法② ルールを提案する

また、喧嘩をしている内容について、ルールを提案するのも効果的と言われています。
たとえば、ブランコの順番や乗っている時間の長さが喧嘩の原因なら、ブランコに交代で乗ることの他、何回こいだら交代するかを決めることを提案します。「何回ずつこぐか」も、子ども達の話を聞いて取り入れながら、お互いが納得できる基準を設定して、守ることを促すのです。
「じゃぁ、15回ずつこいだら交代するっていうことにする?」などです。

兄弟ゲンカの数より、兄弟で一緒に何かをする経験を大切にして

兄弟ゲンカが多いと、親は気になります。
ただ、喧嘩が多いということは、一緒に遊ぼうとしていることも多いのではないでしょうか。
「喧嘩するほど、仲が良い」とはいうように、一緒に何かに取り組んだり、遊んだり、見聞きするような経験があればあるほど、兄弟仲は良いものになっていきます。
積極的に、兄弟で、また、家族で一緒にする体験も増やしていきたいですね。

絵本『ふたりではんぶん』がおススメ!

内容:ふたりの女の子が、たくさんのアメ玉や、奇数枚の折り紙、木のブロックのおもちゃ、猫などを「ふたりではんぶん」を合言葉に平等に分けていきます。

私自身も年子の妹がいるので、小さいころはこの「半分」が喧嘩にならないようにするための合言葉でした。
家にあった本でも、好きな本でもありました。
「あ、こんな分け方ができるのか」
「あ、こうやって一緒に遊べばいいのか」
というのが、子ども心にとても分かりやすくて心に響いた一冊です。
「奇数枚の折り紙の分け方」からは、形にこだわらない分け方もあることを、
「分けられない猫」からは、そのシェアの仕方を学んだお気に入りの絵本です。
そのため、私も自分の子どもに弟妹が生まれたら、買おうと決めていた本でもあります。

兄弟どちらかが我慢するのではなくて、どうすれば平等に半分にできるのかのヒントになります。

【私の読書メモ】子どもに読むタイミングとキーワード

子どもに読むタイミング・兄弟で仲良く遊んでほしいとき
・物の分け方に子どもが興味を持った時
キーワード・「半分」の仕方
・分け方
・シェアして仲良し