これまでに、「アレクサ」や「スイッチボットハブミニ(SwitchBot Hub mini)」の使い勝手の良さを記事にしてきました。
2020年春、わが家ではここに、スマホや音声コントロールで様々なスイッチやボタンを人の代わりに押してくれる「スイッチボット(SwitchBot)」を投入して、更にちょっと便利な子育て生活スタイルが定着!
スイッチボット(Switchbot)を買ってみて、使い方に可能性を感じたのでレポートします。自宅不在時(長期留守宅含む)のセキュリティ強化もできそうです。
また、スイッチボットの設定や使用法は様々なサイトで検索できるようになってきましたが、設置時のトラブルについて書かれている記事は少ないので今回は、わが家が直面した物理的な設置時の問題発生と対応についても焦点をあてていきます。
ボットを買ってみたものの自宅の電気にスイッチボットの突起が届かなかったり、粘着が弱く本体が落ちたという方のお役に立てれば幸いです。
スイッチボット(SwitchBot) とは
スイッチボット(Switchbot)とは、壁の照明スイッチなどを人の指の代わりに押してくれる装置です。
操作をすると機械(スイッチボット)からロボットアームが伸び、この機械(スイッチボット)に押してほしい照明等スイッチ付近に機械が押せる形であらかじめ設置(両面テープで張り付けるだけ)しておくことで、物理的にそのスイッチを押してくれます。
「押すモード」と「スイッチモード」という2種類の動作をさせることができます。 どういう時に使い分けるかというと、次のような感じです。
機械(スイッチボット)から伸びるロボットアームは一つなので、スイッチのオンオフが一点を押すだけでできる場合は、「押すモード」を使います。(最近はこのタイプのスイッチが多いかもしれません。)
「スイッチモード」では、付属のツール(2両面テープ)も使って、押したり引き上げたりする作動を可能にしてくれます。オンオフで押す場所が異なる従来の電気照明に便利です。
スイッチボット自体は、おおよそ縦3.7㎝×横4.3㎝×高さ2.4㎝あるので、スイッチ付近の見た目はボコっとしてちょっと変わります。
最初、寝ぼけた時に「手をスイッチボット本体に引っ掛けて取れてしまうんじゃ…」と思っていましたが、案外一度もこのトラブルはなかったです。
ちなみに、わが家では、3個のSwitchBotを購入して、使用しています!
①玄関(室内側)の照明、
②リビングのメイン照明、
③リビングの間接照明に設置しています!
スイッチボット(SwitchBot) の設定方法
スマホとスイッチボットを連携は1分かからずにすぐできます。
①App StoreやPlayストアで「SwitchBot」を検索してアプリを入れます。
② バッテリー絶縁シートを外して、Bluetooth機能をオンにします。
③アプリ起動をしてSwitchBotのアイコンが表示されることを確認
④実際にアイコンをタップしてみて、SwitchBotが作動するか確認。その後、機械に押させたい照明スイッチなどに設置する。
アレクサとの連携については、まず、ハブ(わが家はハブミニ)との連携が必要なようです。
実際の手順を主人がぱぱぱっとやったので、一般的な話になってしまいますが、このSwitchBotアプリの右上側の歯車から「設定」画面にて「クラウドサービスをオン」にすると、SwithBotとHubの接続ができるようです。SwitchBotアプリの右下側のBluetoothマークが雲マークになると接続できているということで、外出先からの操作もできるようになりますよ!
具体的なアレクサとの連携は、様々なところで紹介されているので、ここでは割愛させていただきます。
スイッチボット(SwitchBot) でできること
アレクサもスイッチボットハブミニ導入時も、「うわ、便利になった!」と思った日常生活ですが、この「スイッチを押すだけ」というスイッチボット(Switchbot)の活躍が凄い活気的でした!
子育て世帯ならではのあるある話も交えて、使い方を幾つか紹介していきます。(あ、勿論、それ以外の方も使えますよっ!)
スイッチボットとスマホのみの時
アレクサやハブミニが無くても、スイッチボットとスマホを連携されておけば、スイッチボットは使えますし、「タイマー機能」も使えます。タイマー機能は、スイッチボットアプリ右上の歯車から、「スケジュール」に進むと設定ができます。
スイッチボットとスイッチボットハブミニがある場合
外出先からのスイッチボットの操作をしたい場合は、ハブが必要になるようです。ハブがあれば、スマホ経由で連携させると操作することができます。
スイッチボット、スイッチボットミニハブ、アレクサがある場合
外出先からのスイッチボットの操作に加えて、室内での音声指示によるスイッチ操作まで可能になります!Amazonアレクサ以外に、Googleホーム、Siriショートカット、IFTTTでも使えます。
スイッチボットの使い方、使用例
アレクサとスイッチボットシリーズを使ったIoTスマートホーム化が進んでいるわが家。
現在使っているIoTグッズは、
・Amazonアレクサ
・スイッチボットハブミニ
・スイッチボットです。
そして、スイッチボットを付けている場所(3か所で計3個)は、
・玄関の照明スイッチ(家の中側)
・リビングのメイン照明スイッチ
・リビングの間接照明のオンオフスイッチ(間接照明の光度合いはあらかじめ手動調整)です。
そんなわが家の使い方、使用パターンの実例を紹介します!
【スイッチボット使用例①】就寝前に絵本を読んだ後
子どもが小学校低学年以下と小さいこともあり、家族全員で川の字になって寝ているわが家。
夜、就寝前に絵本を読む時は、少し前から間接照明にしていた部屋を一時的に明るくして、読み終わったら全ての電気を消していました。
でも、誰かが(たいてい私が)立ちあがらなくてはいけないので、ちょっと手間に思っていました(汗)。(ところどころズボラーになる私が、こんなところでひょっこり顔を出します(笑))
そんな中、間接照明のスイッチと部屋全体照明のスイッチにスイッチボットを設置していると、枕元からアレクサの音声操作したり、スマホ操作だってできるので、とても重宝しています♪
一連の流れがと~っても楽になりました!
【スイッチボット使用例②】毎朝、リビング照明をタイマーでオンに!
あらかじめ寝室の照明スイッチにスイッチボットを設置して、アプリからタイマーを設定しておけば、任意の時間に寝室の電気をつけてくれるんです!
体は「起きる時間の30分前から光を浴びると起きやすい」なんて話、聞いたことありませんか?アラームも鳴って、電気も付いている…、おまけにテレビまで付いた…(色々方法はありますが、わが家の場合、テレビのオンオフはテレビ内蔵タイマーで設定しています)となれば、だんだん目が覚めてきます(笑)。
生活リズム作りは大事!
最近、毎朝6時に寝室を明るくする設定をしています!
【スイッチボット使用例③】帰宅前に玄関の電気をオン!
「車で終日子連れで遊びに行ったり、買い物をして帰宅すると外はもう暗くなっていた」なんてこともありますよね。
かといって、「朝から玄関の電気をつけっぱなしにしても、なんとなく電気代が気になる…」。
そんな時にスイッチボットを玄関の照明スイッチに設置しておけば、帰宅直前に外出先からスマホ操作で照明をつけることが可能になります。
きっと気持ちの問題なんですが、玄関の電気が付いているわが家に帰ってくると、なんだかほっとするのは私だけではないはず(笑)!
【スイッチボット使用例④】長期留守中の防犯対策として!
実家への規制だったり、旅行で数日間家を空ける場合の空き巣等の防犯対策としても役立つと考えています。
わが家の場合、玄関の電気もそうですが、リビングの電気だってカーテンの隙間から光が多少漏れます。
終日電気をつけっぱなしにしておくと、それこそ日中に下見にくるような空き巣には、その不自然さから狙われてしまいそう…。
長期留守時には、「実際に誰か人がいるかのように見せる」のも重要!
スイッチボットを買った当初は、ここまで考えていませんでしたが、「防犯面」でスイッチボットが結構役立つんじゃないかと思っています。
2020年4月現在、コロナ騒動もあって、今は旅行も帰省も自粛中…。でも、解禁になったら、使ってみたい機能です!
スイッチボットの課題
こんな便利そうなスイッチボットですが、課題もあると思っています。
遠隔操作の場合、「動作が目視できない!」問題
スイッチボット自体は、単純に押した回数だけオン/オフを切り替えてくれますが、遠隔操作だと実際に反応したかどうか目視できないのは、現在の最大の欠点。
つまり、現在「オン」になっているか、「オフ」になっているかの確認がそのままではできません。遠隔カメラを使ったり、何か確認する仕組みを作ればいいのでしょうが、現段階でわが家にはその確認手段がありません。
手元のスマホ画像でも、タップ直後に一瞬反応中の画面も現れますが、数秒で消えてしまいます。ここが個人的には一番の難点かなぁ~(汗)。
さきほど【スイッチボットの使用例④】で紹介した「長期留守時の防犯対策」では、失敗すると「玄関の照明が点いていない状態」になっていることがあります。この対処法としておススメは、出かける前にスイッチの状態を確認しながら、「タイマーで照明のオン/オフ」をあらかじめ設定しておくことが考えられます。
…が、ちょっと対策も考えていきたいところです。
アレクサへの指示文言と動作が一致しない可能性
また、他サイトの記事で、
アレクサで「アレクサ、リビングの電気つけて」「リビングの電気消して」等と指示しています!とレポートしているものもありますが、鵜呑みにするにはちょっと注意が必要です!
なぜなら、アレクサへの指示文言を「電気つけて」「消して」というような文言に設定は出来るのですが、実際にその指示を受けてスイッチボットがしている動作は、単純に「照明スイッチを1回押しているだけ」です。
言葉と紐づいているわけではありません!
つまり、電気が付いていても「つけて」といえば消えるし、消えているときに「消して」といっても点いてしまいますよ!
わが家では、「アレクサ、電気!」でON/OFF対応するように文言設定しました。
以上2点が、ちょっと注意が必要な点でした!
スイッチボット設置時の物理的トラブル解決法
スイッチボットを買ってスマホやハブ等にも連携できたとして、実際に設置する段階で、わが家ではトラブルが2つ発生しました。
①スイッチボットのロボットアームが照明スイッチに届かなかった
②スイッチボット本体が壁から落ちてしまった
現在2010年代半ばに新築購入した家に住んでいますが、家の照明のスイッチの形が比較的最近の家で見るタイプになっています。最初、物理的に設置ができなかったので、そこをどう解決して設置したかなどについて紹介します。
①スイッチボットのロボットアームが照明スイッチに届かない場合
スイッチボットを設置したい箇所はこんな場所
わが家では、設置したい場所が写真のような壁にある照明スイッチでした。
オンもオフも壁スイッチの右側部分を押すタイプなので、本来、壁スイッチの右側にスイッチボットを設置できればよかったのですが、まずこの場所には間接照明の光量調整ダイヤルが付いているので設置できませんでした。
また、スイッチボットのアーム自体も短くて、ボットを起動させても空振りばかりでした。
そこで…
解決法
試行錯誤の結果、スイッチボットに写真のように、ホームセンターで買った厚さ5㎜の少し固めのゴム(10㎝×7.5㎝、片面シール付き、500円以下)を少し切ってスイッチボットに貼り付けることで、アームの短さを解消しました! (写真でいうところの黒いゴムは、付属のものではなくて、購入して付けた部分です)
解決しきれなかったのは、3連になっている真ん中の照明スイッチに取り付けること。上下は別の照明スイッチがあって、右サイドは光量調整ダイヤル等があるため空きスペースが左サイドしかなく、断念しています。
※ちなみに、写真のマスキングテープは、壁の照明スイッチの枠が多少がたつくので抑えるために使っています。
②スイッチボット本体が壁から落ちてしまう場合
どのテープでもそうかもしれませんが、設置するのに「この場所かな」「ここかな」と試行錯誤している間にテープ自体の粘着力が落ちてしまいます。
解決法
ここはシンプルにテープを買いなおします。
スイッチボットに付属のシールは3M製ですが、個人的に経験上、この3M製のテープが圧倒的に強度も貼れる場所も剥がす際のシール跡も綺麗なのでおススメです。これもホームセンターなどで数百円程で売っています。
まとめ
本記事をまとめました。
- スイッチボット(SwitchBot) とは 壁の照明スイッチなどを人の指の代わりに押してくれる装置
- スイッチボット(SwitchBot) でできることは、持っているスマートホーム機器によって簡単には次のようなものが可能になります。
- スイッチボットとスマホのみ連携した場合は、スマホからの壁スイッチ操作やタイマー機能の使用。
- スイッチボットとスイッチボットハブミニも連携した場合は、設置場所外からの遠隔操作も可能に!
- スイッチボット、スイッチボットミニハブ、アレクサもあって、連携させた場合は、スマホからの操作や遠隔操作だけではなく、室内からの音声操作も可能に!
- 子育て世帯におススメのスイッチボットの使い方、使用例:
- 【スイッチボット使用例①】就寝前に絵本を読んだ後に照明を落とす
- 【スイッチボット使用例②】毎朝、リビング照明をタイマーでオンに!
- 【スイッチボット使用例③】帰宅前に玄関の電気をオン!
- 【スイッチボット使用例④】長期留守中の防犯対策として!
- スイッチボットの課題は、
- 遠隔操作の場合、「動作が目視できない!」こと
- スイッチボットの性質上、アレクサへの指示文言と動作が一致しない可能性があること。
- スイッチボット設置時の物理的トラブル解決法
- ①スイッチボットのロボットアームが照明スイッチに届かない場合にハードゴムを貼って、ロボットアームを伸ばす!
- ②スイッチボット本体が壁から落ちてしまう場合は、3M製のテープ購入がおススメ。
この記事が、皆さんのお役に立てれば嬉しいです。