まだ歯が生え始めたばかりの0歳や1歳の赤ちゃん…
なのに、私は真ん中の子どもが1歳の時、1歳半検診で初期虫歯を宣告され、大ショックを受けました…。
赤ちゃんを虫歯にしないようにオーラルケアグッズも色々買って使っていたのに…。
・歯磨きシートはおすすめだけど、それだけじゃ虫歯になった私の実話
・今から親ができる虫歯予防対策
についてお話します。
一歳半歯科検診でショック!発覚した初期虫歯は白い!
一歳半検診(集団検診)では、歯科検診もあります。
1人目のお姉ちゃんも一歳半検診で虫歯は見つからなかったので、2番目の弟も当然ないと思っていたら、なんと初期虫歯を指摘されてしまってその場で絶句してしまう大ショックを受けました…。(冷静に後から考えると当然なのですが…)
虫歯は黒いというイメージもあったので、黒い点が無いかは毎日歯磨きの時にチェックしていたのですが、見つかった虫歯は白い色(C0)でした。
まだ、通う歯科も決めていなかったのですが、大急ぎで小児歯科探しを始めて4,5件を転々とし、私が当時知らなかった小児予防歯科の新常識も聞きました(後述)。
1歳で乳歯を虫歯にしてしまった時の状況
今となっては完全にマズかったと思うのですが、どんな状況下で虫歯になってしまったかを告白します。
食事(虫歯になってしまった時の食事面)
1歳半だったので、離乳食は進めていましたが、食物アレルギーがあったので食事面は通常より遅れ気味でした。
おやつ(虫歯になってしまった時の食事面)
食物アレルギーで、卵、牛乳、小麦だったので、おやつはバナナやりんごなどでした。
飴やチョコもまだ怖くてまだあげていませんでした。
ジュース(虫歯になってしまった時の食事面)
ジュースが虫歯の原因になったと思っています。
市販の100%ジュースに水を加えて50%以下にして飲ませていました…。
致命的だったのは、寝かしつけにも薄めたジュースをストローマグで飲ませて、赤ちゃんが寝てから歯磨きシートで歯を拭いていました。
ジュースを飲ませていた理由(言い訳)
1歳3か月の頃、本格的にアレルギー治療を始めるため、断乳を進められました。
医師の指導の元でのアレルギー食を完食させるために、断乳しないと食事量が計測できなかったからです。
ただ、1歳児当人はまだ心の準備ができないまま私が断行したので、水分を飲まないハンガーストライキをされてしまいました…。
「赤ちゃん 水分を摂らない」など色々検索をして、食事にたっぷり水を含ませたご飯にしたりしていましたが、飲み物として1日に20ml程度しか飲まない日が1週間以上続いて、苦肉の策として多少薄めたジュースを使いました。
いつも就寝前に添い寝で授乳していたのもあって、授乳しないと何時間も寝ないで泣いていたこと、哺乳瓶は嫌がったこと、粉ミルクや水、お茶だとすぐにマグのストローを舌で押し出してしまい飲んでくれなかったことが重なりました。
薄めたのは独自の判断で、糖分を少しでも減らすせめてもの抵抗です…。
赤ちゃんが寝てから、そっと歯磨きティッシュを使って歯を拭いていました。
寝ているので歯磨シートは少し嫌がるのですが、手早く磨いて暫く肩をトントンして再度寝かしつけるという日が1か月以上続いて…虫歯に至ります。
初めての食物アレルギー対応も、断乳時期も、1歳児の水分拒否(ハンガーストライキ)も想定外だったので当時の私も焦っていましたが、安易にジュースによる水分補給に走らず、もっともっと水や麦茶を飲ませる方法を考えるべきでした。
絶対に、寝る前にジュースはNGです。
歯磨きシートの盲点!磨き残しやすいところはどこ?【デメリット】
赤ちゃん用に各メーカーから歯磨きシートが販売されていて、各社厚みが違ったりそれぞれですが、赤ちゃんの歯磨きシート全般として磨き残しやすいところ(拭き残しやすいところ)があります。
一般的によく聞く磨き残しやすいところは、歯と歯の間や奥歯の溝(かみ合わせの深いところ)です。
ただ、0歳や1歳といった小さな赤ちゃんの場合、可愛い前歯にはスキマがありますし、奥歯の溝もそこまで深くありません。
「なんだ、歯磨きシートでもしっかり磨けそう!」これが今回の私の落とし穴でした。
歯磨きシートの場合、意識的に拭き残さないように気をつけなくちゃいけなかったのは、前歯の裏側なんです。
わが子が虫歯と診断されたのも、上前歯の裏側でした。
マグストローにジュース入れたら上前歯裏側が虫歯になりやすい!(0歳児も注意!)
マグストローは、生後0歳7か月頃から使えるものが多く、赤ちゃんに持たせてもこぼされにくいのでとても重宝しますよね。
ストローの片方が液体に浸かっていればそのままどんな体勢でも飲めるのもあって、家の中やお出かけの時は勿論、添い寝の時もよくマグストローを使っていました。
昔は、ストロー入りコップを0歳や1歳児に持たせたら危ないし、こぼされるだけなので、この虫歯は、ストローマグという便利なものがある現代ならではの虫歯かもしれません。
ただ、歯科医院の先生から、この「ストローでジュースのような甘い物を飲む子に多い虫歯ができやすいところ」を聞きました。
マグストローにジュースを入れたら虫歯になりやすい特有の場所…、それが上前歯の裏側です。
ストローで飲んだ甘いジュースが常に上前歯の裏側にあたり、しかも磨き残しやすいので、虫歯になる子が多いらしいんです。
歯磨きシートを使ったとしても、こういう磨き残しやすいところは歯ブラシも使って補っていくのがベストです。
私は、1歳児の虫歯が見つかった時から、夜間のジュースを止め、以前拒否された麦茶に変えましたが、この時は1週間もストライキしないで麦茶に切り替えてくれました…。最初からもっと根気よく続ければ良かった…。本当に後悔しています。
赤ちゃん用歯磨きシート おすすめの使い方5選【メリット】
今回、1歳を虫歯にしてしまった時の記事を書いていますが、赤ちゃん用の歯磨きシート自体はとても使い勝手がよくておすすめです。
おすすめの利用方法を5つ紹介します。
歯磨きシートの使い方①:歯の表面のざらつきが気になったとき
赤ちゃんの歯の表面がざらついて見えたら、サッとふける歯磨きシートが大助かりします。
大人用もありますが、自分で使ってみたことが無い人は、ぜひ一度赤ちゃん用の歯磨きシートを自分に使ってみてください。
一瞬で歯がつるつるになるので、大人がハマってしまいそう!
歯磨きシートの使い方②:歯の生え始め、歯が少ないとき
赤ちゃんが0歳のときや、まだ歯が少ない時は、赤ちゃんが歯ブラシを嫌がったり、歯ブラシの毛先が逆に歯ぐきを傷つけてしまいそうなこともあります。
歯の生え始め時期やまだ歯が少ない時は、歯磨きシートが重宝します。
ただ、必要に応じて、「歯磨きシートで磨き残しやすいところ」は、歯ブラシ等で補っていきましょう!
のちに、赤ちゃんが歯磨きで口の中を磨かれる練習をするためにも、良いと思います。
歯磨きシートの使い方③:お昼寝前
赤ちゃんがお昼寝する前に何か甘いものを飲んだり、食べたりした時、絶対歯ブラシで歯磨きをさせた方が良いですが、歯磨きも出来なさそうな状況なら何もしないより「歯磨きシート」を使うのもありです。
唾液には虫歯菌を抑える効果があるそうですが、寝ている間は唾液の分泌が少なくなります。
もはや、私にとってはトラウマですが、お昼寝だったとしても就寝前にちょっと気になる時は歯磨きシートで歯を拭いています(汗)。
歯磨きシートがほんのり汚れる時は多少でも効果があると実感できます。
歯磨きシートの使い方④:口内に怪我があるとき
口の中を怪我してしまった時や痛がる時は、歯ブラシの毛先が当たるのを警戒して磨かせてくれない時があります。
そんな時、わが家では、歯磨きシートなら口を開けてくれる可能性が高いので、怪我付近を磨きたい時に利用しています。
歯の間や奥歯が磨けそうなら部分的にでも歯ブラシも使います。
歯磨きシートの使い方⑤:お出かけ時や旅行中の気になったとき
歯ブラシを使いにくいお出かけ中や旅行中でも、歯磨きシートならさっと対応できるので、助かります。
もはや常識?虫歯予防対策3つ【私は知らなかった…!】
「食べたら磨く」それは昔から当たり前ですし知っていますが、1歳児を虫歯にしてしまった当初、私が知らなかった虫歯対策を3つ紹介します。
親が気を付ければできるので、赤ちゃんの虫歯予防の知識の確認をしてみてください。
赤ちゃんの虫歯予防① フッ素を歯科医院で塗ってもらう(無料~有料)
歯磨きはもちろん、フロスも歯の間がつまっている赤ちゃんに使うと予想以上に摂れることがあってびっくりしたことがありますが、それはさておき…
フッ素が良いと聞いたので、市販の歯磨き粉のフッ素を使っていたのですが、歯医者さんで、もっと高密度のフッ素を塗ってくれることを当時の私は知りませんでした。
虫歯予防のフッ素を小児歯科で塗ってもらう場合の費用や頻度
しかも、同じ市内でも小児歯科医院によってフッ素が無料のところもあれば、3000円かかるところもあったり、毎月1回塗るところもあれば3か月に1回のところもあったりまちまちでした!
わが家は、3か月に1回で無料というところに現在通院しています。
また、0歳からフッ素を小児歯科で塗ってくれるところは稀で、1歳でも歯医者さんで口を開けられないならできませんと言われるところもありました。まぁ、それはそうかもしれませんが、親としては塗ってほしい(汗)。
これは地元の歯科医院をいろいろ調べてもらえたらと思います。
フッ素の塗りすぎには注意が必要!?
また、ある小児予防歯科医院で、フッ素の塗りすぎは歯が不自然に白くなることがあるのでたくさん塗ればいいというわけではないこと、ジェルタイプの歯磨き粉は、通常の歯磨き後に歯に塗ればよく、うがいは不要なものもあることをききました。
コストもあるかもしれませんが、各歯科医院の考え方や使用しているフッ素濃度等によってもフッ素の湿布頻度がまちまちなのかもしれませんね。
赤ちゃんの虫歯予防② 糖分の量よりも、頻度に注意!(ダラダラ食べが駄目な理由)
「毎日、決まった時間にご飯やおやつは食べましょう」なんてフレーズは聞き飽きるくらい聞いていると思いますが、単に「生活リズムを整える」だけじゃないその理由を知っている人は結構少ないんじゃないかなと思っています。
離乳食も終わりに差し掛かっている1,2歳なら、1日3食の他に10時や15時に間食を食べたりしますよね。
1回の食事でとる糖分量ももちろん少ない方が歯には良いのですが、1回の糖分量よりも糖分摂食の頻度が大事だということを私は知りませんでした。
食後、口内に糖質が留まっている間は歯が溶けやすいそうです。
具体的に、私が小児予防歯科の歯科衛生士さんに聞いた話だと「食後2時間は特に歯が溶けやすい」とのこと。
そして、食後2時間後から次の食事の時間までは唾液が頑張ってどんどんその補修(再石灰化)をしてくれるという話や、ダラダラ食べだと食事間隔が2時間以上間隔が空かないため虫歯になりやすい環境が続いてしまう」そうです。
就寝中は唾液が少なくなるということなので、直前のジュースなんて、最もやっちゃいけないことでした…(猛省)
赤ちゃんの虫歯予防③ 3歳までは大人の虫歯菌を移さないように気をつける
今の時代は、映画『もののけ姫』のように「たとえ食べやすく消化しやすすくても、一度誰かが噛んだものを他の人に食べ与える」なんてことはまずしないと思います。
赤ちゃんは口の中に虫歯菌をもっていないものの、周囲の人間から徐々に虫歯菌が移ってしまって、結果、磨き残しがあれば虫歯になるそうです。
この話自体は知っていたのですが、生涯にわたる口内の虫歯菌の割合が「歯が生えてきて、出そろうまでの2歳7か月~3歳くらいまでに決まってしまうか」から虫歯菌を赤ちゃんの口に移さないように気を付ける必要があるという要注意期間や理由は知りませんでした。
今、「虫歯菌」という言葉も結構聞くようになって、過剰なほど赤ちゃんに虫歯菌を移さないように気を付けている人もいます。
(1)赤ちゃん用と大人用の食器(お皿やスプーン、とりわけ箸)は完全に分ける
(2)赤ちゃんの口にチュをしない(これは、当たり前ですが^^;
(3)赤ちゃんの食べ物にフーフーしない(冷ます時に大人の唾が飛んで入るから)
(1)や(2)の虫歯菌予防策は分かりますが、(3)まではやりすぎのような…と思っちゃう私です。
でも、「赤ちゃんの生涯にわたる虫歯菌の割合が決まる」なんて言われると、この最初の3年間だけはなんとしても虫歯菌量を減らしてあげたい気持ちも分かります(ゼロっていうのはまず難しいと市の歯科衛生士さんも言っていましたが…。)。
わが子へ、本当にごめんなさいっ!
まとめ
1歳半検診で虫歯が発覚したわが家のケースと、歯磨きシートで磨き残しやすいところ、そして私は知らなかった現在の小児歯科の常識を記事にまとめました。
この記事を読んでくださった方が、どうか私と同じ轍を踏みませんように(><)!