「富士湧水の里水族館(森の中の水族館。)」は、山梨県の「さかな公園」内にある淡水魚専門の水族館です。
「森の中の水族館。」に「おさかな公園」!ひっそりたたずむ豊かな自然を彷彿させる素敵なネーミングですよね!
2020年6月。コロナ休館後に再開した「森の中の水族館。」に子連れで行ってきたわが家が、7歳、5歳、1歳の子供たちの評価が高く、行ったらぜひ見て欲しいスポット(評判が良かったスポット)5選と、ウィズコロナ時代の館内コロナ対策や当面中止のイベントを解説します。
「森の中の水族館。」の概要
「森の中の水族館。」(山梨県立富士湧水の里水族館)
〒401−0511
山梨県南都留郡忍野村忍草3098−1 さかな公園内
TEL: 0555−20−5135
料金:大人 420円、小中学生 200円(毎週土曜は無料)
アクセス方法としては、車やバスで行く方法があります。
(車の場合、さかな公園の駐車場が使えます。)
・東富士五湖道路山中湖ICから5分
・中央高速河口湖ICから20分
・国道138号線忍野入口信号、または自衛隊入口信号から3分
(詳細は、「森の中の水族館。」公式HPで)
「森の中の水族館。」という名称で親しまれているこの淡水魚専門の水族館には、山梨県立富士湧水の里水族館という別名もあります。
2つの異なる水族館ではなく、同じ水族館が2つの呼ばれ方をしています。
施設名に「。」までついて、なんだかおしゃれな、ちょっと違った何かが楽しめそうな感じがしますよね。
しかも、所在地は「さかな公園」という素敵な名前がついた公園の一角にあります。
東京西部からは、1時間半くらいはかかりましたが、日帰り出来ない距離ではないです。
さかな公園(森の中の水族館。)の駐車場収容可能数と利用可能時間(開閉時間)
開門 9:00 / 閉門 18:00
さかな公園には、駐車場もあるので、「森の中の水族館。」を利用する時は使えます。
混雑状況や天気にもよるでしょうが、収容可能車数も約100台分収容可能なので、少なくはなさそうです。
この日は、待つことなく駐車できました。
「森の中の水族館。」で子どもに評判良かったスポット①チョウザメのいる池(館外・館内から観察できる!)
「森の中の水族館。」の建物手前には隣接する形で池が広がりっていて、大小様々な魚たちが泳いでいます。
このさかな公園内の池の中を「森の中の水族館」館内から覗ける仕掛けがありました。
「森の中の水族館。」館外(さかな公園側)からでも池にいるチョウザメを見られる!
「ン⁉なんか大きな魚がいる!」
上からだと良く見えませんが、頭がシュッとした、ざっと体長1メートル近くありそうな魚影があちこちに何匹もいるのが水面から見えます。
さかな公園の小道脇にある池の話ですが、池の縁までいけるようになっている場所に、コイではない、なにか見慣れない魚がいました。
「ママ、あれなんだろう!?」
子どものテンションが館内に入る前から高まってきましたが、
…これが、チョウザメであることが後に発覚します!
「森の中の水族館。」館内から池の中のチョウザメを観察
このチョウザメがいるチョウザメ池の中を「森の中の水族館。」館内の横見水槽から覗いてみると、こんな感じでした!
写真をみるとなんとなくわかるように大きい!!魚好きの小2長女は、このチョウザメ水槽に張り付いて魅入っていました!
他の兄弟も、水槽の前で魚の大きさに驚いて興奮していましたし、その数も1匹2匹ではなくたくさん!!!
「あとでまた外からも見てみたいね」と話していましたよ。
ちなみに、チョウザメは名前に「サメ」とつきますが、軟骨魚類のサメとは種類が違って鋭い歯がなく(歯そのものがない)、危険な魚ではないそうです。
イベント開催時には、タッチすることができることもあるようです。(2020年6月現在は、コロナ休館明けで実施はなさそう)
チョウザメがいる横見水槽は、一般的にも評判がとても高い人気スポットの一つです。
「森の中の水族館。」で子どもに評判良かったスポット② 身近な川の淡水魚エリア
館内に入って突き当たりにある水草水槽あたりから始まる、身近な小さな淡水魚や生物の紹介エリアも評判の良いスポットでしょう。
「海の魚」だと、生きた姿をなかなか見ることができませんが、淡水魚のように身近な池や川でみかけることがある魚や生物だと、子どもも親近感を持つようで、小さな子ども達でにぎわっていました。
「あ、こういうの見たことある!見てみて!」
「えー!ホトケドジョウって、絶滅危惧種なんだって!●●川にもドジョウはいるけど、確かにこれは見ない~」
水槽から水槽へとそれぞれ覗き込みながら楽しんでいました!
「森の中の水族館。」で子どもに評判良かったスポット③ 二重回遊水槽
「森の中の水族館。」の目玉の一つでもある館内中央にある大きなドーナツ型をした大きな水槽は、二重の回遊水槽になっていて、来館者の目を惹きます。
外側の輪にはイトウ等の大きな魚、内側には小さな魚と別々の水槽に泳いでいますが、一見、大小様々な魚が一緒に泳いでいるかのようにみえました。
また、この水槽はドーナッツの中央にある階段を上下することで、下から覗いたり、上から覗いたりすることもできて、まるで水の中で魚の群れに囲まれているような感覚になれましたよ!
「森の中の水族館。」で子どもに評判良かったスポット④ 流水水槽
淡水魚といえば、生息地の一つに川が欠かせませんが、川の源流、上流、中流など渓流の場所によって生息する淡水魚の種類が違います。
一般的に、水質が一番綺麗なのが源流で、渓流をくだると少しずつ渓流の水質も悪化していきます。
源流には、冷たくて綺麗な水を好むイワナ。
上流には、アマゴやヤマメ。
中流には、オイカワやウグイ。
それぞれを区画に分けられているので、長い水槽を辿りながらどこにどのような魚が住んでいるのかがとても分かりやすくなっていて、子ども達も川を下ったり上ったりしながら生息する魚の違いを見て楽しめる、評判の良いスポットでした。
「森の中の水族館。」で子どもに評判良かったスポット⑤ 企画展『飼育スタッフの好きすぎる生き物展(特別展)』
「森の中の水族館。」では、定期的に企画展が実施されています。
2020年6月のコロナ休館明けも2つの企画展が実施されて、評判の良い人気スポットの一つといえます。
企画展『飼育スタッフの好きすぎる生き物展(特別展)』
「森の中の水族館。」で現在実施されている企画、『飼育スタッフの好きすぎる生き物展(特別展)』では、飼育員さんが面白いと思っていたり、好きだったりする生物のポイントを紹介してくれています。
わが家の小2女子は、「大きくなったら、水族館の飼育員さんになりたい。」というほどの魚好き女子なので、このコーナーが大ヒットして高評価でした。
例えば、グッピーが好き飼育員だという飼育員さんは、グッピーの好きすぎるポイントとして、「様々な退職と美しい模様、飼いやすさ」をあげ、好きな理由には「自分で初めて飼育した熱帯魚で、あれこれ苦戦しながら飼ったから」。
また、ポリプテルス・エンドリケリーエンドリケリーという恐竜のような60㎝にもなりうる魚が好きだとする飼育員さんは、好きな理由に「見た目のカッコよさ」、好きな理由に「ペットとして飼っていた」などとあげていました。
「私も●●を飼ってみたい!!」
など、この日から何を飼うか色々考えているようです(笑)。
他にも、オーストラリアハイギョ、オヤニラミ、モンハナシャコ、アオジタトカゲ、アメフクラガエルなど、魚に限らず様々な生き物の紹介もありました。
その他、注目スポット!!
「森の中の水族館。」には、この他にも「あ、これは面白い」と思った注目スポットがありました。
展示している魚などの説明書きがユニークで、愛にあふれていて面白いので注目!!
水族館には水槽と生き物、そしてその生き物の説明をしているボードってありますよね。
でも、この「森の中の水族館。」は、その説明書きのボードがユニークで、愛にあふれていて面白すぎます!
説明ボードの構成は、名称の他、「好物」「長所」「短所」「豆知識」「飼育スタッフのコメント」で、「え、コメントまで入れちゃうの⁉」と思いましたが、読み始めたら病みつきに(笑)!
・世間の「サーモン」という名前の切り身は殆どニジマス。(豆知識)
・エサを食べる勢いが凄すぎて、毎回ビショビショになる(コメント)
そ、そうだったんですか!
サーモン、私は自分が鮭を食べていると思っていました…💦
そして、びしょびしょになりながらお世話してくれているんですね!
お疲れさまです!
・フンが大量で水が汚れやすい(短所)
・塩焼きもだけど、刺身がめちゃくちゃ美味しいからおススメ!(コメント)
・植物を大量に食べるから、ゴルフ場の池の除草に利用される(豆知識)
小さな子どもは文字が読めないし、意味が分からないから今回「評判が良かったスポット5選」にはランクインさせられなかったけど、大人ならきっと全部読みたくなっちゃう!
行った時は是非見てみてくださいね!
企画展:「おいしい水族館展」のレシピに注目!
2020年6月現在、企画展が二つあることはお話しましたが、紹介していないもう一つの企画展は、「おいしい水族館展」です。
ここでは、なんと食べると美味しい生き物のレシピまで入手できるようになっています!
「●●で食べると、おいしそうだなぁ~」とヨダレを出しながら、飼育されているのかなと思ったら、なんだか面白くなっちゃいました!
9月7日(月)まで、館内入ってすぐ(受付をする前)にこの企画展コーナーがあるので、お見逃しなく!
「森の中の水族館。」ライブラリーコーナーは魚関連絵本がいっぱい♪
貸し出しはしていないようなので、館内のみの閲覧になりますが、魚を始めとして水に関する生き物の絵本や資料など、読めるようになっています。
2階奥の出口付近にあるので、一通り館内を見た後に、このエリアに立ち寄ったりしても楽しいだろうなと思いました。
「森の中の水族館。」のお土産ギフトショップで当日を思い出すきっかけを!
館内入口出前の受付前に、ちょっとしたお土産ギフトショップがあります。
ぬいぐるみやシールブック、魚のポスターや小物があります。
水族館でも見かけることが少ない、魚の絵と説明が沢山かかれた下敷きをお土産に入手しました!(現在、小学校用に使用中(笑))
「森の中の水族館。」のコロナ対策って何があるの?
「森の中の水族館。」は、2020年春のコロナによる休館を経て、6月現在入館できるようになっていますが、コロナ対策もしています。
館内入口にはアルコール消毒がありますし、入館するには入館者全員の検温の他に、専用用紙に連絡先の記入するという対応をとっています。
また、館内のいたるところにアルコール消毒液が置かれていたり、椅子等にもソーシャルディスタンスをとるよう指示があります。
「森の中の水族館。」で中止になっているイベント一覧は?(コロナ対策)
コロナ対策の一環で2020年6月現在、「当面中止」になっているイベントがあります。
来館者によるエサやり体験や、ふれあいコーナーは中止のようです。
飼育トークやバックヤードツアーが中止なのも、仕方ない事とはいえ残念!
・外池エサやり体験(平日・土曜日)
・パソコンお絵かき
・お魚クイズ
・ぬり絵
・二重回遊水槽エサやり体験
・バックヤードツアー
・飼育トーク
・ガラ・ルファふれあい体験
・色んな生き物さわってミーナ
一方で、飼育員さんによる魚のエサやりは見ることができて、水槽事のエサの時間が書かれたボードが館内受付手前に置かれていました。
(私が見たところ、ここ以外でエサ時間の案内は無かったようなので、興味ある方は要チェック!)
事前にチェック①:飼育員さんによる「森の中の水族館。」のブログも必見!
「森の中の水族館。」の飼育員さんによるスタッフブログが公開されています。
水族館館内の生き物の様子や変化、注目ポイントがとても分かりやすく、写真付きで紹介されているので、行く前に是非チェックしたいですね。
事前にチェック②:「森の中の水族館。」にクーポン持参でポストカードのプレゼント!
「森の中の水族館。」自体は、大人でも一人420円の入館料なのでそこまで高くないのですが、事前にクーポン持参(スクリーンショットがおススメらしい)することでポストカードがもらえるサービスがありました。
他の割引券との併用は不可。先着10名に当日のみ発行されるサービスなので、行く日の朝にチェックしましょう!…と紹介していたのですが…。
以前は、HISクーポンサイト(https://his-coupon.com/coupon/44568/)から、アクセスできたのですが、2021年5月に確認したところ、クーポンページがなくなっているようです。
クーポンの発行中止になったのかもしれないですね(汗)。残念
ちなみに、わが家はクーポン自体はゲットしていましたが、コロナ対策の検温等目白押しで慌ただしかった受付で、すっかり提示し忘れて帰ってきてしまいました…。皆さん、提示お忘れなくっ!
さかな公園とは?水族館の他に何がある?
さかな公園は2001年に、山梨県の忍野村の豊かな自然を後世に伝える目的で作られた公園です。
「森の中の水族館。」は県立の施設で、このさかな公園の一角にありますが、公園内には、他にも村立の「森の学習館」という体験型施設(無料)があったり、芝生公園のアスレチック、じゃぶじゃぶ池もあります。
休園日: 火曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日~1月1日
入場料がかからないいわゆる公園は、休園日のイメージが少ないですが、さかな公園は、毎週火曜日と年末年始がお休みなので注意!
※コロナで非常事態宣言が出されていた頃も5月末まで休園でした!
森の学習館(さかな公園内)とは?
さかな公園にある「森の学習館」は、忍野村の自然を学ぶことができる体験型の学習館です。
とても綺麗な施設で、木のぬくもりが優しく、自然の雄大さを感じることができる空間でした!
展示方法も一つ一つが可愛くて、薬草の展示や、どんぐりの展示方法も身近に感じられるような工夫がされているなぁと思いました。
さかな公園のアスレチック遊具
さかな公園内には、アスレチックや遊具もあって、子連れで楽しめます。
滑り台がついた上記写真の遊具は小さな子どもも遊べそうです。
小学生にもなると、滑り台に隣接するザイルクライミング(ロープで作られた遊具)で遊びたくなる子も多そうです。
年中くらいになると、小学生が挑戦しているのを見て登りたがるかも。(わが家がそうでした!)
年齢や遊び方によって、このアスレチック(ザイルクライミング)は危ないこともあるので、親も目を離さないように安全に遊びたいですね(^^)。
さかな公園のじゃぶじゃぶ池
さかな公園のじゃぶじゃぶ池は、小さな子ども達に人気のスポットです。
(上手くすれば(笑))服はぬらさずに、足先だけひんやりした水に入れられるので、時間があるときは立ち寄ってみてもいいかもしれません。
「森の中の水族館。」周辺のランチ場所候補地に「釣り堀」もおススメ!
「森の中の水族館。」館内にはレストランや食事できる場所はありません。
そのため、さかな公園内で持参したランチを食べたり、周辺のレストランを探すことになるかと思います。
そんな中、「釣り堀でニジマスを釣ったり、捕まえたりしてその場で食べる」という選択肢もあるかもしれません。
車で10分程離れたところではありますが、 わが家は「富士見つりぼり」という場所で、子ども達が捕まえたニジマスを焼いてもらって食べました!
持参した食事を一緒には食べられないようなので、魚だけにはなりますが、お腹が空いたらあとでおやつでも食べればいいかと、この日を「魚だらけの一日」にして楽しみましたよ♪
\富士見つりぼり(山梨)で捕まえたニジマスを食べたよ!/
まとめ
山梨県の富士の綺麗な湧水を使った淡水魚専門の水族館、存分に楽しみたいですね。当サイトが来館の後押しになれば嬉しいです。