箱根に行ったら、観光場所として候補になる場所の一つがこの「箱根ガラスの森美術館」ではないでしょうか。
小1以下3人の子どもを連れて行ってきたこの施設の見どころと、子供なら無料でもらえたお土産についてレポートします!
箱根ガラスの森美術館とは?
箱根にある箱根ガラスの森美術館は、言わずと知れた観光名所の一つです。
ヨーロッパをイメージさせる庭園の中心には池がありますが、「光の回廊」と呼ばれるクリスタルガラスのアーチが美術館まで訪れた人を誘います。また、私のおすすめは、季節によって、本物のアジサイやバラに紛れてこの庭園をキラキラと彩るカラフルなクリスタルガラスのアジサイやバラです。
キラキラしたものに興味を持ってきた長女(小1)と一緒に何度もその素敵な雰囲気を楽しみ、ポーズを決めてもらいながらカメラのシャッターを切りました(笑)。
その庭園内には、「ヴェネチアン・グラス美術館」「現代ガラス美術館」「カフェ・レストラン」「ミュージアムショップ」「メープル・シロップとジャムの店“アチェロ”の建物があり、またガラスの体験工房もあるようです。
所要時間(滞在時間)はどれくらい?
館内(庭園内?)はそこまで広くはないので、体験工房やレストランに行かないのであれば、所要時間としては、1,2時間ほどで見終わるかなという感じです。
【口コミ】子供連れは、美術館内ミニクイズに参加してお土産をもらっちゃおう!
子連れで行く場合の楽しみ方としては、わが家が「今後来るときはこの楽しみ方がいいな」と思ったのは、「ヴェネチアン・グラス美術館」入口受付でクイズ用紙をもらい、子どもが館内にある作品のクイズに参加することです。
これ、しかもクイズ終わったら、同じ入口の受付で、カラーガラスのピンバッチをもらえるというお土産つきなんです。
箱根ガラスの森美術館で子供向けクイズが実施されている!?
これ、ぜんっぜん宣伝されていないので、知らない人も多いと思います!
わが家も、ガラスの森美術館自体は、なんだかんだ過去に行ったことがあって今回が3回目だったんですが、この時、初めて知りました!
館内入口に人がいなかったり(誰もいない時もある)、いても他の来館者の対応中だったら、「クイズを用意していますよ」という言葉もかけてもらえません!(景品があることだって最初に教えてもらった人もいるかもしれませんが、うちはいただくまで知らなかったです!)
しかも!
クイズは、幼児用、小学生用等と違う問題が用意されているんです。
景品は同じなんですが、美術館で「幼児用」まであるってすごくないですか?
小学生を想定しているクイズは場所によってはあるかもしれませんが、幼児用は見てわかる絵が中心で問題数もちょっとすくないと、細かい問題まで分けているんです!
せっかく「美術館」にきているんです。
実際の美術品を展示品の中から探して、見て、想像力を働かせられるような問題を通して子どもが興味を持てる仕掛けがあったことがよかったなと思いました!
そして、最後に、また入口の受付でその解答を見せることで、小さな丸いカラーガラスのピン(5色から1つ選べました)をお土産にプレゼントしていただいたので、子どもたちのテンションがとても上がりました!
わが家が行ったのは夏休み期間に入ってすぐだったので、夏休み企画だったのでしょうか?
でも、次回行ったときは、きっとうちはクイズを探します(笑)。
他にも、子連れの場合は、庭園内のクリスタルガラスでできたもの探しやマガモ(池に住んでいるようです)探し、写真スポットでの写真撮影が気軽に楽しめそうです。 (ガラス展示がある場所はちょっと親としてはヒヤヒヤするので(笑))
ジャム専門店の雰囲気を楽しむ(ジャムのお土産にも喜ばれます!)
個人的にヒットしたのは、このガラスの森美術館にあった「 メープル・シロップとジャムの店“アチェロ”」。
水車小屋のような石造りの雰囲気も、本当にシルバニアシリーズに「はりねずみさんのジャムのお店」なんていって出てきそうなくらい乙女心(もう乙女なんて歳ではないのだけど(笑))をキュンキュンくすぐってくれます。
きっとシルバニアが好きな女の子がいたら、その雰囲気も楽しめると思います!
味見もさせてくれるので、それも含めて(笑)。
ちなみに、このお店については別記事で紹介しています。
「砂糖不使用のジャム」であることと、店員さんに聞いた年齢別におススメのジャムの味情報も必見です☆
特別展も要チェック!『クリスタル・トリオ・アンサンブル』について
特別企画も要チェックです!
わが家が行ったときには「クリスタル・トリオ・アンサンブル」が開催されていました!
2019年夏にわが家が来館した際、実施されていたのが夏休み特別企画の「クリスタル・トリオ・アンサンブル」でした。
以前も好評だったということで、今回もまたやっているという話でした。(次回もあるかも!?)
ヴェネチアン・グラス美術館内のガラスの泉という広間で行われます。
私は音楽に全然詳しくないのですが、今回の3種類のガラスで出来た楽器による演奏者は、その世界では有名な奏者との紹介がありました。
水の張ったグラスの淵を塗れた指でこすって音を鳴らすグラスハープ(名前は知りませんでしたが、唯一知っていたのはこれ)の他、ヴェロフォン(大きさが異なる巨大な試験管(詳しい方には怒られそう…汗)が何本も並んでいるような楽器を塗れた指でこすって音を出す)やグラスパンフルート(ガラスで出来たサンポーニャ(ペルーの民族楽器)のような笛)の3種です。
曲目は「ふるさと」「浜辺の歌」そして、「もののけ姫」のテーマを演奏されていました。
本当に難しいことは言えず恐縮ですが、3人の奏者が奏でる音は、幻想的で優しくて、美しかったのは確かです!
グラスハープ、ヴェロフォン、グラスパンフルートの同時演奏は世界的にも珍しいそうなので、興味のある方は足を運んでみると良いかもしれません。最後にこのトリオアンサンブルのCDも現地販売していましたよ。
ちなみに演奏を聴くための席もあるのですが、我が家の場合、開演12分前に行ったところ、1階も2階もちょっと前に席が埋まってしまったとのことで満席で、2階のテラスから立ち見をしました。
上2人の子どもにとって待ち時間の12分が長めだったことと、演奏中に大人しくさせるために、演目を聴きつつ、子どもにも目を配る必要がありました…汗。
演奏時間帯も、館内には普通に歩き回って作品を見て回っている人もいるので、周りが全くの無音というわけでもなかったのですが、もう少し集中してゆっくり聞きたかったなぁ。
- 混雑が予想される夏休みや土日祝日の特別展の場合、
12分前だと1階席はすでに埋まっていて、2階席も若干の座れる席は埋まっている可能性が高いかも!?
子連れ旅のまとめ
- 訪問時期:2019年夏
- 子どもの年齢:小1女子(6歳)、年少(4歳)、0歳5か月
- ちょっと嬉しかったこと:「ヴェネチアン・グラス美術館」入口受付で、子どもが館内にある作品のクイズに参加できたこと。
しかも、参加賞のお土産(カラークリスタルのピンバッチ)があったこと。 - 助かったこと: 「美術館」という名称だけど、 広い庭園内にその美術館がある。その騒ぎそうになったら、館内ではなく、庭園に行けること。
- 注意したこと:館内はガラスが多く、触ったり、走り回らないようにすること。美術館内は作品が高い場所や保護されているところにあるものも多いけれど、ミュージアムショップは、子どもでも手に届きやすい場所に色々とクリスタルやガラス系グッズがあるので要注意。子どもが大好きな昆虫をガラスで作って売っているコーナーも上の階にあって、触らないかやきもき(汗)。開催中のイベントによっては、演奏会などもあるので(今回の場合は、クリスタル・トリオ・アンサンブル)演奏中になるべく声や音を出させないようにするのも場合によっては多少注意が必要かも!?
ガラス関連の絵本紹介『ガラスのうま 』~ガラスは壊れやすいけど…
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タイトル:『ガラスのうま』
やんちゃなすぐりは、赤ちゃんの頃から飾り棚にいた「今にも走り出しそうなガラスのうま」を庭に出したらきっと走り出すに違いないと思い立ち、取り出そうと手を伸ばした時に落としてガラスの馬の前足を一本追ってしまいます。かなしそうな顔の馬が走り出し、すぐりはその後をおいかけて…。
絵本というよりは、児童書(童話)なのですが、数多くの絵本を出版されている林明子先生の素敵な挿絵とマッチしている魅力的なこの一冊を、ガラスの森美術館について書いている今回ここで紹介したいなと思いました。ガラス製品は人を惹きつけます。魅力的です!主人公のすぐりも触ってみたい衝動を抑えきれなかったのでしょう。ただ、割れやすい。重みはあるし、気を付けて扱わないといけない。壊してしまった自分を責めてしまう気持ち。
ガラス製品って、きっとどこの家にもあると思うのです。
置物かもしれないし、コップかもしれない。
ちょっと気を付けて扱っていませんでしたか?
懐かしい思い出とともに、きっと楽しめる一冊です。
小学生低学年くらいのこどもの読み聞かせにもいいと思います。