東京都内で魚釣りができる場所を求めて、「奥多摩フィッシングセンター」の「釣り堀エリア」に子どもを連れて行ってきました。
子ども達(5歳児&小2)も自分が握った釣り竿で初めてニジマスを「釣る」ことが出来ましたよ!(最近、任天堂スイッチで『どうぶつの森』の魚釣りにもハマっていますが、現実になった瞬間でした!)
子どもや初心者でも「魚釣り」を体験しやすいと思った「奥多摩フィッシングセンター」の釣り堀体験談を口コミレビューします。
※記事の情報は、2020年8月28日時点のものです。
奥多摩フィッシングセンターとは
奥多摩フィッシングセンターは、奥多摩川沿いにある釣り場です。
川の一部をせき止めて、「一般エサ釣り場」「ファミリーエサ釣り場」「ルアー・フライ釣り場」「団体エサ釣り場」がある他、「釣り堀」も用意されており、5つの中から好みの釣り場で魚釣りをすることができます。
住所 | 〒198-0174 東京都青梅市御岳2丁目333 http://www.okutama-fc.co.jp/okutama_fc_esa.html |
営業時間 | 7:00-16:00(3月~11月) 7:30-16:00(12月~2月) 8:00-16:00(釣り堀のみ) |
休業日 | 12月~2月 木曜日 12月29日~翌年1月2日 |
お問い合わせ | 0428-78-8393 |
奥多摩フィッシングセンターの駐車場
青梅街道から小道に入って、奥多摩川にかかる小さな橋を渡った「奥多摩フィッシングセンター」の受付前に、何十台も停められそうな広めの駐車場があります。
また、青梅街道から小道を直進した場所にも十数台ほど駐車できる場所もありましたが、受付からは少し離れているので、可能なら受付近くの駐車場に停めた方ががいいかもしれません。
車は、青梅街道(R411)からのみ奥多摩フィッシングセンターに入れるようです。(公式HPによると、車のナビが吉野街道に案内する場合もあるようですが、入場できない旨が書かれています。)
釣りレベル別のおすすめ釣り場
奥多摩漁協の公式ホームページで、釣りの腕前別のおすすめの釣り場案内も紹介されていました。まとめると以下のようになります。
今回この記事でレポートするのは、表の一番最後、「釣り堀」です。
釣り場 | 対象 | 備考 |
一般エサ釣り場 | 中・上級者向け | ・川釣り ・自分のロッド使用可能 |
ファミリーエサ釣り場 | 初級者・子ども・女性 | ・川釣り ・貸竿の使用 |
ルアー・フライ釣り場 | 中・上級者向け | ・川釣り ・自分のロッド使用可能 |
団体エサ釣り場 | 初心者・子ども・女性 | ・川釣り、貸竿 ・20名~利用可能 |
釣り堀 | 釣り初心者 | ・釣り堀での釣り ・貸竿の使用 |
奥多摩フィッシングセンターの利用料金は
奥多摩フィッシングセンターの遊漁料金を表にしてみました。
釣り場 | 遊漁料金 | 備考 |
一般エサ釣り場(1日券) | 3,300円/人 | ・貸竿300円 ・BBQなら、総人数(小学生以上)の7割以上の遊漁券が必要 |
ファミリーエサ釣り場(1日券) | 3,600円/人 | ・貸竿代含み/竿修理無料 ・BBQなら、総人数(小学生以上)の7割以上の遊漁券が必要 |
ルアー・フライ釣り場(1日券) | 3,700円/人 (女性・高校生以下は3,150円) | ・BBQなら、総人数(小学生以上)の7割以上の遊漁券が必要 |
ルアー・フライ釣り場(午後券) | 2,700円 (女性・高校生以下は2,150円) | ・同上 |
釣り堀 | 入場料 400円/人 | ・貸竿1本とエサ代含む ・釣った魚は330円/匹で購入する(リリース不可) ・釣り堀だけの利用でBBQは不可(遊漁証が必要) |
何歳から遊漁券や入場料が必要?
料金案内には書いていないのですが、
基本的に、小学生から、遊漁券や入場料が必要になるようです。
川釣りの場合、「場内でバーベキュー(BBQ)を行う場合は、総人数の7割以上の遊漁券の購入」が必要ですが、この「総人数」は、「小学生以上」の利用人数とのことでした。
また、スタッフの方に確認したところ、釣り堀でも、入場料は小学生以上という考えのようです。
入場料の「小学生」の根拠は、「幼児だと一人では釣り竿を持てないと思うので、大人の助けが必要。でも小学生は一人で持てると思うので」ということでした。
奥多摩フィッシングセンターの釣り堀の料金
奥多摩フィッシングセンターの釣り堀では、入場料として1人400円かかりますが、遊漁券一人分で3000円台の川釣りに比べれば家族で行ったとしてもかなり安くで魚釣りが楽しめる印象です。
しかも、この400円の中には、竹製の貸竿とエサ代が含まれています。
ただし、釣りすぎには注意が必要です。
川釣りは制限尾数無しの釣り放題なのに対して、釣り堀では釣った魚は、330円で買い取るというルールがあるからです。
何匹までなら釣り堀がお得?
ここでふと疑問に思うのが、何匹までの釣りなら「川釣り」よりも、「釣り堀」での釣りがお得になるか、です。
具体的に、典型的な家族の場合を考えてみました。
・具体的に、家族(大人2人、小学生1人、幼児1人)4人で行った場合を想定
・幼児は基本的に釣り堀の入場料はかからないので、3人分の入場料を買うことを想定
・比較するファミリーエサ釣り場の遊漁券は、場内バーベキューはしない場合でも、入場するのに小学生以上の家族の人数で半分以上の遊漁券の購入が必要(料金案内には書かれていない(汗))と言われたので、この場合は、2人分の7,200円。
魚は釣り放題です。
【計算】
ファミリーエサ釣り場の一日券:2人分=7,200円
釣り堀の入場料:400円×3人=1,200円
7,200円ー1,200円=6,000円
6,000円÷330円(魚の買い取り料金)=18.18匹
よって、釣り堀入場料を3人分払ったこのケースの場合、
「魚18匹までなら釣り堀利用がお得」ということになります。
裏を返せば、19匹以上釣りたければ、ファミリー釣り場等の川釣りで2人分の遊漁券を購入した方がお得ということですね!
奥多摩フィッシングセンターの釣り堀とは
奥多摩フィッシングセンターの釣り堀には、2つの扇形の釣り堀があります。
川と比べると水深は浅くて、初心者や子ども、女性にもおススメの釣り場というのに納得です(^^)。
受付のすぐ裏側に釣り堀があるので、何かあればすぐにスタッフ数名が待機している場所にいけるのも初心者には心強いと思います。
日当たりがいい場所と日陰になる場所があります。
日陰や日向になる場所に、ベンチも幾つか用意されているので少し休憩もできます。
子連れの場合、0、1、2歳の子供だと落下は怖いのでしっかり見ている必要はあります。
釣れる魚(釣果)は、ニジマスです。
モノによりますが、実際に釣れたものは20㎝前後の大きさでした。
時間は無制限。
小学生以上は、1人400円(竹竿とエサ代込み)という安さもあって、子どもも魚釣りに挑戦させてあげやすい環境が整っています。
入場料を払っていない幼児でも大人と一緒に魚釣りに挑戦して良いそうなので(←ここ確認しました)、良い経験になりそうですね(^^)。
その他、釣った魚を入れておく網も貸していただけるので、釣り堀の縁にあるフックにかけて使います。
ちなみに、エサは、柔らかい練り物です。
よくエサとして使われるミールワーム等の虫が苦手な人も、釣りを楽しみやすいかもしれません。
釣り堀は、車いすでも利用可能!
釣り堀の一区画は、車いすの方でも利用が可能になっています。
受付付近の一般駐車場は砂利なので、車いすを動かしにくいと思いますが、
釣り堀の隣に、車いす用利用者のための駐車スペースも2台分確保されていて、地面はコンクリートでなめらかになっています。
実際に車いす利用をしているわけではないのですが、導線はスムーズかと思われます。
子どもでも釣れた!奥多摩フィッシングセンターの釣り堀で釣るコツ
釣り堀ですが、釣るには簡単なコツがありました。
それは、「魚の目の前に餌を落としてあげること。」
そんなの当たり前じゃん!って言われそうですが、実際に魚がどこにいるか分かった上で群れの中にピンポイントで投げるとすぐ釣れるものの、待ち伏せするようにエサを投げて待っていても魚にスルーされることが多かったです。
最初の20分間、日陰で釣ろうとしていましたが3本とも魚につつかれるときはあっても1匹も釣れませんでした…。
ポイントは、魚影。
その魚影をしっかりみるためには、日陰で魚を釣ろうとするより、日向になっている釣り場に行ってみる事をおススメします!!!(帽子をかぶるなど熱中症には気を付けてくださいね)
魚の群れの中央に向かって投げると3,4秒で喰いつきます。
魚釣りって、エサを投げ込んでから暫く待つイメージがありましたが(←発言が初心者かもしれませんが(笑))、エサを投げ込んだ瞬間の方が喰いつきが断然いいです!
そして、魚影がはっきり見える日向でそれをやってみるとすぐです!
小学生の子どもがやってみたところ、やっぱりエサを投げてすぐに手ごたえがあってかかり、魚による竿の重みをずしっと手に感じてびっくりしていました。
(その体験をさせてあげたかったのよっ(^^)!(親の胸の内))
幼児(5歳)の弟が投げ入れたエサにもすぐに喰いついて、釣れるまでに5秒もかかっていません。
本当にこのコツさえつかめば何匹でも釣れそうでしたが、釣った魚は買い取らないといけないので、ここは必要量を考えながら釣る必要がありそうです。
魚が針を飲み込んでしまったら…
竹竿やエサも借りられるので、本当に何も持たずに手ぶらで行きましたが、釣った5匹中、4匹は魚が釣り針を飲み込んでしまいました…。
釣りより、むしろ時間がかかったのはこの針を外してあげる作業です…。
口先に引っ掛けて釣るって難しい(^^;
さて、そんな時に使う「針外し」の道具ですが、受付付近にあるはらわた等の処理をしてくれる場所で無料でプラスチック製のC型針外しの道具を貸し出ししてくれました。
初心者の方には、スタッフが使い方を教えてくれます。
いや、使い方を知っていても、魚が出血したりして、私は苦手なので主人に任せてしまいました…(汗) (丸投げしてごめんねっ!)。
貸していただくこともできるのですが、ちょっとこのプラスチック製のものは先が太くて主人的に使いにくかったようで、その場で金属製の針外しの道具(100円)を購入して使っていました。
口コミでも有名!奥多摩フィッシングセンターはサービスが良い!魚の下処理は無料
奥多摩フィッシングセンターは、口コミでも釣った魚に対するサービスの良さに定評があるようです。
一部を紹介すると…
都内なのに、この釣り場のニジマスは水が綺麗なのかとても美味しい。下処理まで無料でしてくれるので助かる!
たくさん魚を釣ったのに、はらわた処理は全部無料。串焼きにしてもらっても1匹20円。バーベキューコンロを借りてその場で食べる釣りたての魚がおいしい!!
口コミにもあるように、はらわた処理などの魚の下処理は無料でやってくれました!また、塩ふりだけしてもらって持ち帰るのならこれも費用は掛かりません。ビニール袋に入れてくれます。
釣り堀利用の場合、バーベキュー(魚以外を焼く)は出来ませんが、バーベキューコンロ(500円)を別途借りればその場で焼いて食べる事もできるようです。その際は、串に刺してもらう(20円/匹)人が多いようです。
わが家の場合は、下処理と塩ふりだけしてもらって、「氷付き クーラーバック」を500円で購入して家で焼いて食べました。
持っていければ出費を減らせるものは
先述したように、今回手ぶらで行ってしまったわが家ですが、持参すれば出費を更に減らせるものもありました。
【出費を減らすために】
・C型針外し
・クーラーボックス(持ち帰り用に保冷剤入れて)
・飲み物(自販機で全員分購入)
・レジ袋(2020年7月1日より一枚5円)
【その場で魚を食べる人の場合】
・紙皿
・箸
・ゴミ袋
・火を調整したり、自分を仰ぐうちわ
混雑回避日時とコロナ対応(聞いた話、見た話)
コロナがまだ拡大している2020年夏。
奥多摩フィッシングセンターは、東京都の「感染防止徹底宣言」をしている施設の一つです。
奥多摩フィッシングセンターのスタッフの方に話を聞いたところ、コロナによって利用者が増えているそうです。
混雑するのは土曜日や日曜日。
それも午後(お昼頃から)は混雑しやすいそうです。
そのため、釣り堀エリアでは入場制限を行う可能性があり、「入場料」を払っていない人は出てもらうこと対応をとることもあるそうです。
混んできそうな時間帯に利用する場合は、幼児分も入場料を買うことをおすすめしますとのことでした。
奥多摩フィッシングセンターの注意点 川遊びは禁止の理由
子どもを連れて川で釣りをするなら、ちょっとだけ川遊び…と考えるかもしれませんが、奥多摩フィッシングセンターでは川遊びや投石を禁止しています。
近所の川でお父さんが釣りしながら、横で子ども達が水で遊ぶのとはわけが違って、管理されている釣り場なので当然ですね。
川遊びや投石をすると魚が逃げてしまうので、他の釣り人の邪魔になるからというのは勿論あると思いますが、スタッフの方から川遊び禁止の理由について、「釣り針がたくさん落ちているから」という話を聞きました。
川とはいえ長く釣り場となっている場所ですし、針が落ちていることもあるでしょう。
子どもの安全面から考えても、確かに川遊びは避けた方がよさそうです。
ファミリーエサ釣り場を車で横切るとき、服がびっしょり濡れている子ども達数人を見かけましたが、スタッフの目を盗んで遊んだのかしら(^^; (危ないよ~っ)
ずっと釣り場にいたら子どもによっては、退屈しちゃうかもしれませんが、ファミリーエサ釣り場であっても川遊びは避けた方がよさそうなので、書いておきます。
家で奥多摩で釣った魚を食べた感想
釣った魚は、控えめにいってもめちゃくちゃ美味しかった!
臭みもありませんでした。
子ども達もパクパク食べて、骨取り作業が追い付かないほど。
やっぱり綺麗な川上流の綺麗な水で育ったニジマスは、おいしいですね。
身も引きしまっていましたし、大きさも20㎝程あって食べがいがありました!
都内とはいえ、山の方なのでちょっと距離はありましたが、また釣りに行きたいです(^^)。
まとめ
奥多摩フィッシングセンターは、コロナ禍で都外に出にくい東京都民であっても、都内にあるので行きやすい釣り場です。
豊かな山や川といった自然に囲まれ、日帰りでも行ける距離。
釣りの初心者でも子どもでも、楽しめる魅力的なスポットでした♪