野菜って、子どもが好き嫌いする食べ物の代表格!
しっかり食べて欲しいのに、「にんじんはおいしくない」「たまねぎは入れないでっていったのにぃ~っ💦)」とか、本当に大変!!
保育士資格を持つ私が、野菜に興味を持ってもらえそうな超おすすめの絵本を紹介します(^^)!
野菜の絵本の選書で大事にしたこと
食育の経験上、 子どもの好き嫌いをなくすには、 「食べ物のいろんな側面をみせてあげることが有効」だと思っています。
野菜の絵本も、とっても多いので、選びきれないものもありました。
食育絵本についてゆくゆくは大テーマでまとめたいと思っていますが、今回はその中の「野菜」がテーマ。
前半は年齢別(0~2歳、3~6歳、小学生前後)、
後半は年齢別で紹介した本をテーマ別に再編成したので、見てみてください♪
野菜の絵本で食育しよう 0歳、1歳、2歳
新しい食べ物に初めて出会う、0歳、1歳、2歳におすすめの野菜の絵本。
シンプルで短い文だけど、目や耳でイメージを膨らませやすいものをラインアップしました。
やさいいろいろかくれんぼ
・野菜の形に型抜きされたしかけ絵本
・色と野菜の英語も登場
野菜の名前が書かれた、シンプルなつくりの型抜きしかけ絵本。
0歳児から触って遊びやすい絵本です(^^)。
ありがとまと
・くりかえし言葉 「ありがとまと」「どういたしまして」
「たすけて―!トマトマーン!」に、おたすけヒーローのトマトマンは、みんなの元に駆け付けます。
やさいのおなか
・白黒のシルエットで描かれた野菜の断面図
野菜の断面から、何の野菜かを当てていくクイズのようになっている絵本。
文章は少なく、答えに当たる部分の絵は色付き。
「切る前の姿」もあります。
やさい
・野菜の絵が、とってもみずみずしくて写実的!
・大根、キャベツ、トマト、ほうれん草、さつまいもが登場
収穫直前の野菜と、店頭に並ぶ野菜の様子を見開きで紹介。
「はたけでとれる●●」「やおやさんにならびました。〇〇ですよ」というくりかえし言葉の絵本。
堂々とやおやさんに並ぶ野菜たちがとってもおいしそう!!
やさいさん
・しかけ絵本。土から抜いた大きな野菜が大きく見られる
いまや野菜絵本の定番、tsupera tsuperaさんのしかけ絵本!
土の中で育つ野菜中心の絵本。
登場するのは、人参、ごぼう、じゃがいも、かぶ、さといも、たまねぎ、さつまいも、そして、大根。
ごめんやさい
・くりかえし言葉「ごめんやさい」「いいよ」
野菜のキャラが、「ごめんなさい」を「やさい」にかけてます。
やさいだいすき
・野菜を数えたり、外見に注目したり、色に注目する絵本
1,2歳頃は、色や数が少し分かるようになってくるので興味を持ちやすいかも!
やさいもぐもぐ
・野菜の姿がたくさんの料理に変身
・擬音語あり
写実的な絵と一緒に、野菜を切る音や、切った時の断面、料理を紹介。
おやさいとんとん
・野菜が包丁で調理されて変化していく様子が分かる
・擬音語「とんとんとん」
ジャガイモや玉ねぎがとんとんとんと小さくなっていくリズミカルな擬音語、と細かくなる様子の可愛らしい絵がぴったりマッチしていて目と耳でイメージしやすい!
野菜の絵本で食育しよう 3歳、4歳、5歳、6歳
3歳、4歳、5歳、6歳は、少し長めのストーリーや、説明も自分の経験と照らし合わせて理解できるようになってくる時期。
こんな野菜の絵本を紹介します。
おやおや、おやさい
・野菜たちのマラソンを通して、野菜のダジャレがさく裂♪
登場する愛らしい野菜には、野菜として普段あまり絵本に登場しない「にんにく」「パセリ」「ラディッシュ」「とうがらし」も!
はっきよい畑場所
・相撲を知らなくても十分楽しめる!
たまね錦、きゅう竜、だいこの嵐といった「しこな」も楽しいし、それぞれの特徴が出ている闘いにも注目~!!
ぜったいたべないからね
・食わず嫌いや好き嫌いが多い子に読んで欲しい!
・「食べ物の名前を言い換えてみる!」という食べさせるアイディアが凄い!
お兄ちゃんが妹に食べさせるために食べ物を言い換えたら、妹が食べた!
「人参」は「えだみかん」。「まめ」は「あめだまみどり」(笑)。
この絵本は、食わず嫌いの子、ちょっと食べただけで「嫌い」と言っている子に是非試してほしい!この方法なら、食べたがらない野菜も食べられちゃうかも!
グリーンマントのピーマンマン
・ピーマンの風邪予防効果が分かる!
・ピーマンが嫌いな子のストーリー絵本
のどいたバイキンやはらいたバイキンに狙われたとき、助けてくれたのはピーマンマン!?
ピーマンにのどの粘膜を守る風邪予防(βカロチンが豊富)効果があるってこと、絵本を読むまで私も知らなかった!
そらまめくんのベッド
・そらまめの皮のふわふわに触ってみたくなる!
豆は豆でも、そらまめと枝豆、グリーンピース、さやえんどう、ピーナッツではベッド(さや)の形も大きさも違うことが良く分かります。
トマトさん
・絵も内容もちょっとシュール
トマトの木から落ちた、熟れたトマトさん。水浴びしたいのに、素直になれません。でも、虫やトカゲたちが協力してくれて…。
ポチポチのレストラン
・野菜たっぷりシチューが苦手な子が主人公
・作り手への感謝の気持ちを育む
野菜が嫌いな女の子が、野菜をたべる動物レストランに行ってお手伝い。
作り手サイドの思いが分かる。
野菜嫌いにも、食育にも読んで欲しい一冊。
やさいのおにたいじ
・京ことば&京野菜が登場する御伽草子!
御伽草子「酒呑童子」の登場人物が京野菜になった絵本。
ひのな姫を助けるため、鬼退治に京野菜6人組(たけのこ、松茸、かも茄子、水菜、金時人参、堀川ごぼう)が立ち向かいます!
にんじんばたけのパピプペポ
・かこさとしさんによる科学絵本
・にんじんを食べたがらない子に読んでほしい絵本
「にんじんを食べるとおりこうさんになる?」「怠けるのが恥ずかしくなる?」「働きたくなる?」続きは絵本で!
おおきなかぶ
・くりかえし言葉、くりかえしの行動
「うんとこしょ どっこいしょ」というフレーズで有名な定番絵本。
畑で育った大きな大きなかぶをみんなで抜こうと奮闘します。
おおきなおおきなおいも
・さつまいもの想像を膨らませる子ども達が可愛いすぎる!
雨でおいも掘りに行けない子ども達が、次回どれくらいのおいもがとれるか、大きな絵を描いてどんどんどんどん想像を膨らませます。
たまねぎちゃん あららら!
・玉ねぎが嫌いな子が登場
・食材は、調理で見た目が変わることを学べる
辛いからと嫌われる玉ねぎも、調理によって姿がかわる。
そして、子どもに大人気のハンバーグやカレーに大変身!
ごちそうピーマン!おばけのモジくん
・ピーマン嫌いの子が主人公
・おばけだけど、怖くない。ストーリー絵本
ピーマン好きのママの誕生日。ママのリクエストは、ピーマン料理のごちそうで…。
やさいぺたぺたかくれんぼ
・野菜スタンプを楽しむ絵本
・切り口を想像する
オクラやピーマンを切って、絵具を付けてスタンプをするどんな形?
え、ほうれん草のスタンプって?
実際にスタンプをつくって確かめたくなる食育絵本(^^)。
やさいのがっこう 【シリーズ全て】
やさいのがっこうシリーズは、どれも面白いお話でおすすめ!
・なかやみわさんの絵本。可愛らしいキャラクターと優しい色使いが特徴的
・「そらまめくん」シリーズ、「くれよんのくろくん」シリーズ、「どんぐりむら」シリーズで知っている人も多いかも!
やさいのがっこう とまとちゃんのたびたち
「野菜を育てる時は、待つことも大事」を教えてくれる絵本。
やさいのがっこう キャベツくん おはなになる?
やさいのがっこう ピーマンくんゆめをみる
いちばんやさしい栄養学 どうして野菜を食べなきゃいけないの?
・脂質や緑の野菜、果物、肉類などそれぞれの働きを見開きで紹介する絵本
こどもの栄養学入門として、ちょっと知っておきたい野菜の栄養の話が詰まっています。
\絵本関連グッズも販売中/
野菜の絵本で食育しよう 小学生前後
小学生前後におすすめの野菜絵本には、幼児期よりも野菜の事を知ることができそうなものを選びました。
やさいの花
野菜の花に特化した写真絵本。
私たちが食べている野菜は、花?実?それとも根っこ?
美しい絵大きな写真が見ごたえあります。
#絵本『#やさいの花』
— ちよこ📚絵本×子育て応援雑記ブロガー (@chocomama_kids) April 11, 2020
野菜🍆にも花があります🌼
でも、普段は花にはあまり注目せずに
私たちが「野菜」🥒として食べてしまうので
一般的に見る機会は少ないですよね
ごぼうの花
レタスの花
ブロッコリーの花
どんな花か分かりますか?
綺麗で大きな写真と一緒に
野菜と花を紹介する絵本です☺️
たべられるしょくぶつ
・種から野菜になるまでの様子を絵で解説
種から発芽して、双葉がでて、本葉がでて、花が咲いて…野菜になるまでの様子が分かります。
やさいはいきているーそだててみよう やさいのきれはし
・やさいの切れ端に宿る生命力を写真で紹介
普段は捨ててしまうことが多い野菜の切れ端。
育ててみると、生命力がまだ宿っていることを再発見します。
育つ過程の写真が分かりやすくて面白い!
やさいと栄養素キャラクター図鑑
・愛らしい絵とともに、野菜の名前と栄養素を一致させて覚えやすく解説!
・漢字にはふりがな付き!
にんじん王子、ほうれんそうアニキ、キャベツ先生に、しょうが仙人。
愛らしいキャラクターになった野菜たちが、コンパクトなコメント、栄養素、体への効果などを教えてくれます。
野菜嫌い克服をテーマにした絵本
前章の「野菜の絵本で食育しよう 3歳、4歳、5歳、6歳 」で紹介した絵本には、「野菜嫌い克服をテーマにした絵本」があるので、以下の通りまとめました。
・『ぜったいたべないからね 』:複数の野菜が苦手な子が登場
・『グリーンマントのピーマンマン』:ピーマンが苦手
・『ポチポチのレストラン』:複数の野菜が苦手
・『にんじんばたけのパピプペポ』:にんじんを知らない
・『たまねぎちゃん あららら!』:たまねぎが苦手
・『ごちそうピーマン!おばけのモジくん』:ピーマンが苦手
『にんじんばたけのパピプペポ』は、真偽はともかく、人参を食べてみたくなるかもしれないと思った話です。
野菜を育てる絵本!ミニトマトは簡単!
好き嫌いをしている場合、その野菜を育ててみると良いとされています。
育てることで、野菜に興味が沸いてきたり、「自分が育てた野菜なら頑張って食べてみよう」という気持ちが芽生えるかもしれません。
野菜を育てたり、もいだりする絵本と併せてみることで関心を掻き立てられたらいいですね。
・『やさい』(0歳、1歳、2歳)
・『にんじんばたけのパピプペポ』(3歳、4歳、5歳、6歳)
・『おおきなかぶ』(3歳、4歳、5歳、6歳)
・『おおきなおおきなおいも』(3歳、4歳、5歳、6歳)
・『やさいのがっこう』【シリーズ全て】(3歳、4歳、5歳、6歳)
・『やさいの花』(小学生前後)
・『たべられるしょくぶつ』(小学生前後)
・『やさいはいきているーそだててみよう やさいのきれはし』(小学生前後)
野菜スタンプをつくってみよう!
野菜は、切り方によって形が全く違うものになります。
そんな野菜を使って、子どもと野菜スタンプを楽しんでみるのも楽しそうですね!
・『やさいのおなか』:白黒シルエットの断面図が面白い
・『やさいぺたぺたかくれんぼ』:野菜スタンプの科学絵本
・『たべられるしょくぶつ』:野菜スタンプではないけど、ナスやキュウリの縦横断面図あり
野菜料理のお手伝いをしてもらおう!
野菜嫌いを克服したり、もっと野菜が好きになる方法として、野菜料理のお手伝いも良いでしょう。
自分で育てたり、料理して作った野菜は、「特別」。
お手伝いで、野菜が食べられるようになることも多々あるそうです。
低年齢の時に読み始めた絵本でも、子ども自身がちょっとお料理をお手伝いできる年齢になると、また違った楽しみ方ができそうですよ!
・『やさいのおなか』(0歳、1歳、2歳)
・『やさいだいすき』(0歳、1歳、2歳)
aaaa
・『やさいもぐもぐ』(0歳、1歳、2歳)
・『おやさいとんとん』(0歳、1歳、2歳)
・『ポチポチのレストラン』(3歳、4歳、5歳、6歳)
まとめ
今回は、私が面白いと思ったおすすめの「野菜の絵本」を紹介しました。
野菜好きな子はより好きに、野菜嫌いな子も何かを発見したり、ちょっぴり食べてみようかなと思ってもらえたら幸いです(^^)♪