Z会の幼児コースといえば、「難しそう!」というイメージが先行しがちです。
でも、実際に年長のわが子と受講したら、想像するより「身近な不思議を実体験させる」ことにも注力していて、親しみが持てる楽しい教材でした。
2020年度から始まった英語、2021年度から始まったデジタルプラス(かんがえるちからワーク)にも触れて、Z会年長コースの内容全般を口コミします。
2021年度もデジタル教材が変わる!
\Z会幼児コースの通信教育が更に進化中!/
Z会幼児コースの内容の概要
大学受験の際には、毎年1000人以上の東大合格者が会員としてその通信教育や講座等を利用し、参考書を含めてお世話になる人が多い「Z会」。
Z会 幼児コース は、年少・年中・年長コースの3つに分かれ、ワーク学習+実体験を重視しています。Z会幼児コース各学年別に毎月届くもの
年少 | 年中 | 年長 | |
ぺあぜっと | 毎月1冊 ・月4回 ・各回2-4頁 ・1回10-1時間 ・親子一緒に | 毎月1冊 ・月8回 ・各回2-4頁 ・1回10-1時間 ・親子一緒に | 毎月1冊 ・月8-10回 ・各回2-4頁 ・1回10-1時間 ・親子一緒に |
ぺあぜっとi(あい) ぺあぜっとの解説+育児情報 | 毎月1冊 ・親向け情報誌 | 毎月1冊 ・親向け情報誌 | 毎月1冊 ・親向け情報誌 |
かんがえるちからワーク | 毎月1冊 ・月24回 ・各回1-2頁 ・1回5-10分 ・読めるまで親サポート ※8,12,3月は月30回 | 毎月1冊 ・月46回 ・各回1頁 ・1回5-10分 ・読めれば子供1人OK | 毎月1冊 ・月48回 ・各回1-2頁 ・1回5-10分 ・子供1人OK |
いっしょにおでかけブック | 毎月1冊 ・月16頁 | ー | ー |
ぺあぜっとシート | ー | 毎月1回提出 ・親子一緒に | 毎月1回提出 ・親子一緒に |
かんがえるちからワーク デジタルプラス 【2021年度~】 | 年4回配信 (4,6,8,12月) ・1回10-15分 ・親子一緒に | 年4回配信 (4,6,8,12月) ・1回10-15分 ・親子一緒に | 年5回配信 (4,6,8,12,3月) ・1回10-15分 ・親子一緒に |
きいてわくわくえいごパーク 【2020年度~】 | ー | 年4回配信 (4,7,10,1月) ・1回10-15分 | 年4回配信 (4,7,10,1月) ・1回10-15分 |
その他紙製の補完教材 | 必要に応じて ぺあぜっとテーマ補完 | 必要に応じて ぺあぜっとテーマ補完 | 必要に応じて ぺあぜっとテーマ補完 |
ペアゼットやワーク(かんがえるちからワーク)は、年齢が上がるほど分量が増えていきます。
また、家庭にあるスマホやタブレットを使って行う新しいデジタル学習、「かんがえるちからワーク・デジタルプラス」は年少コースから利用できますが、「きいてわくわくえいごパーク(英語)」は、年中コース以降の配信になるようです。
ちなみに、2021年5月時点で、年少未満の0,1,2歳向けコースはありませんが、お試し体験とワークは、年少未満の2,3歳用に作ってプレゼントしているようです(詳細)。
この記事では、「Z会幼児コースの年長」教材を口コミしていきます。
Z会幼児コース年長「ぺあぜっと」を口コミ!面倒くさいといわれる理由がこの教材
Z会のぺあぜっとは、親子体験型教材です。
他のワーク中心の通信教育にはないZ会受講のかなり魅力的な要素である一方、「Z会は面倒くさい」といわれる理由がこの教材にあります。
実際に受講した親の立場から口コミしていきます。
Z会の「ぺあぜっと」は、面倒くさいけど、「あと伸び」する成長の種まきをしてくれる教材
Z会の2大教材であるワークと並ぶ柱、「ぺあぜっと」は、「ぺあぜっとシート」も含めて親子で一緒にやる体験課題となっています。
幼児期に体験しておきたい様々なことを子どもが発見し、気づきを得やすい課題形式で提案してくれるので、しっかりやるとかなり良質で面白いのが「ぺあぜっと」です。
ただ、親のサポートが必須なものも多く(なかには子供だけで出来るページもありました)、ぺあぜっとの課題内容によってはある程度まとまった時間も必要です。
週末くらい少し休みたい親にとっては、ちょっと腰が重くなる面倒な課題になってしまうのが、この「ぺあぜっと」。
Z会幼児コースのマイナスポイントにもとられてしまう「ぺあぜっと」ですが、Z会のいう「あと伸び」の良質な種まきをしてくれるので、同時にZ会最大の魅力でもあります(^^)!
Z会幼児コース年長4月号のぺあぜっと内容と親のサポート度合い【わが家の口コミ】
※ 下記表では、★の数が多いほど、親のサポートが必要です。
ぺあぜっと年長4月号もくじ | 内容 | 親のサポート |
春だよ おはよう | 春と冬で姿が違うもの4種のシール貼り | ★ |
春クイズ | ①付録の春クイズカードで問題出し合う ②実際に公園で、花や虫クイズを作って出し合う | ★★★ |
春から あなたも年長さん | 実際に園で年長さんになるとすることを話し合う | ★ |
年長さんカレンダー | ①付録の年長さんカレンダーに自分の行事シール貼り ②楽しみなこと、やってみたいことを話し合う | ★★ |
かっこいい年長さん | ①何をしたらカッコイイ年長さんか考える ②家の人にもインタビューして聞いてみる | ★★ |
あなたは お買物隊長 | 実際に買い物で頼まれたものを買ってみる | ★★★ |
たけのこの秘密をさぐれ | ①たけのこの秘密を誌面で読む ②実際のたけのこで、色や形、匂い、触感を確かめる | ★★★ |
【言葉】すきなものすごろく | ①好きなモノすごろくの空欄を埋める ②実際にすごろく遊びをしてみる | ★★★ |
【数】じかんになったよ | 家の人に教えて欲しい時間を3つ聞いて知らせる | ★★ |
【料理】たけのこのきんぴら | たけのこを観察しながら、子供主体で親子で調理 | ★★★ |
ぺあぜっとシートを書こう! | ①今月のぺあぜっと課題から1つ選んで、絵を描く ②描いた内容や必要事項を親が記入して提出 ③答案が返ってきたら一緒に確認 | ★★★ |
きいてわくわくえいごパークをやろう! | スマホで家にあるものの名前を英語で聞き、クイズ | ★ |
Z会幼児コースのぺあぜっとでは、毎月料理の課題も出ることは有名です。
4月号では「たけのこのきんぴら」、5月号では、「手羽元と豚肉ブロックを使った肉の甘酢煮」が課題になり、食材を観察したり、包丁で切ったりして親子で作りました。
私は、「あぁ、もうこういうことをする時期かぁ」「(この誘導)なるほどね~」と思いながら、わが家ではぺあぜっとを勉強というより遊び感覚で楽しんでいました。
ぺあぜっとi(アイ)は、ぺあぜっとの効果を最大化する保護者向けバイブル
「ぺあぜっとi」(ぺあぜっとアイ)は、毎月届くZ会幼児コース保護者向けの情報誌です。
内容は大きく4つに分かれており、「ぺあぜっと解説」「育児情報の特集」「かんがえるちからワークの答えと解説」「絵本紹介」の全16頁で構成されています。
特に「ぺあぜっと解説」では、該当月のぺあぜっと全課題に対して、1つ1つに保護者が子どもの成長を促す「コツとアドバイス」があり、また声掛けのヒントやあと伸びポイントも解説してくれています。
ぺあぜっとシートは、毎月の総仕上げに親子で作成&提出
毎月1回、ぺあぜっとのいずれかの課題を通して親子で取り組んだ体験をもとに、「ぺあぜっとシート」も親子で作成します。
子どもは、印象にのこったことなどを「ペアゼットシート」に絵描き、親は、子どもから聞き取った絵についての情報や感想を書きまとめて、担当の先生に送ります。
3週間ほどで、お返事シートが返ってくるので、親子でまた振り返ってみるという流れです。
ぺあぜっとシートの絵は、上手さを求めているわけではなくて、①体験を振り返って整理する力を付けたり、②体験の中身が深く定着することを狙ったり、③人に伝えることが楽しくなるのがぺあぜっとシートのねらいです。
提出すると努力賞ポイントとシールが貰えます。努力賞ポイントは貯めると、某通信教育のように景品と交換できるので、子どものモチベーションも継続させる仕掛けもありますよ。
Z会幼児コース年長「かんがえるちからワーク」を口コミ!難易度は「普通~難しめ」
Z会幼児コースでは、体験型のぺあぜっと冊子に対して、学習ドリルのように少しずつ進めていくものとして、「かんがえるちからワーク」というワーク冊子も一冊送られてきます。
この「かんがえるちからワーク」と「ぺあぜっと」が毎月送られてくるZ会幼児教育の2大柱です。
一年間のカリキュラムとは(「かんがえるちからワーク」年長)
Z会幼児コース年長の「かんがえるちからワーク」では、年長が終わる頃にはひらがなや50まで数の学習土台の上に、入学準備として国語の文法基礎や算数の足し算引き算まで到達できるように1年間のカリキュラムが工夫されて作られています。
また、自然、生活、表現からも幅広く出題され、とてもバランスが良いワークがになっています。
かんがえるちからワークの出題分野と各ページ数の分析(年長4月号・5月号の実例)
Z会幼児コースの「かんがえるちからワーク」の出題分野とその問題数を、年長の4月号・5月号から書き出して表にしてみました。
出題分野 | 4月号 ページ数 | 5月号 ページ数 |
ことば | 11ページ | 13ページ |
数 | 7ページ | 7ページ |
形 | 4ページ | 4ページ |
論理 | 10ページ | 10ページ |
自然 | 6ページ | 4ページ |
生活 | 6ページ | 5ページ |
表現 | 2ページ | 3ページ |
入学準備(算数・国語) | 各1ページ | 各1ページ |
合計 | 48ページ | 48ページ |
日本語の基礎となる「ことば」や数字を扱う「数」の他、「論理」分野が想像以上に多いことが分かりました。
また、「自然」「生活」など、「机で学習しているだけでは身に付きにくいような子ども達を取り巻く環境」についても比較的ページを割いて学べるようになっているのは、Z会幼児コースの特徴だと思います。
年長向けでひと月分が48ページなので、どんどんワークをやりたい人にはちょっと少ないかもしれません。
かんがえるちからワークの内容を分野ごとに口コミ紹介【写真あり】
大学受験の際に東大合格者を数多く輩出するZ会だからといって、Z会幼児コースのワーク内容は、必ずしも難しい問題ばかりではありません。
年間を通してできることを徐々にステップアップしていくので、ついていけるか心配な場合は早くから始めた方がスムーズに学習に入れそうです。
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「ことば」
Z会幼児コース(年長)の「ことば」では、「ひらがな」「カタカナ」「語彙力」について出題されます。
例えば、「ひらがな」学習に運筆もワークに登場しますし、実際に書き順をみながら書いてみる練習や、お手本を見ながら自分で書く練習も混在しています。
これが、年長の10月号からは、ひらがなのなぞり書きやお手本がなくなり、「お手本を見ずに自分で書く」ようになっていきます。
他の教材と比べても、「ことば」分野の難易度は「普通」かなと思います。
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「数」
「数字」に関しても、4月号では復習として1~6くらいの数しか登場しませんが、10月号では1~30くらいまでの数に増え、足し算や引き算の基礎も始まります。
年長になると、スタートセットにも手動で動かす学習用時計もついてきて、時計の学習も始まります。
絵があるので数を数えたら分かるのですが、考え方は年長4月の時点で既に「足し算・引き算」に通じるものがあります。
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「形」
Z会幼児コースのかんがえるちからワークの「形」では、平面図形、立体図形や立体の個数、高低の比較などが出題されます。
4月号の「かんがえるちからワーク」では、例えば、家にある丸いものをなぞり書きして、その丸に線を書き足して丸を使ったものを書いてみたり、写真(上)のように平面図形の組み合わせを考えてみたりします。
場合によっては、頭の中で図形を組み立てなくてはいけないので、難易度は「難しい」かなと思いました。
後述する「かんがえるちからワークデジタルプラス」(4月配信・5月まで)でも、半数以上で立体図形の問題が出題されます。
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「論理」
Z会幼児コースのかんがえる力ワークの出題分野を見てみると、「論理」は「ことば(国語)」の次に多くのページを割いていて、力を入れていることが分かります。
写真(上)のような条件整理を問う問題、気息性や仲間分け、話の順番や暗号ゲーム、プログラミング的思考など様々なものがあり、少し難しいものも多い印象です。
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「自然」
Z会幼児コースの年長向け「かんがえるちからワーク」では、「自然」をテーマにした分野から出題があります。
具体的には、生命(生き物、植物、人体)、地球(希少、天体、季節)、エネルギー・物質(磁石、ゴム、空気、水、重さ)などです。
身近なところにある自然から出題されますが、知っているか知らないかがはっきり分かれる問題もあると感じました。
外遊びや図鑑や絵本からの知識など、机の上でする「お勉強」だけでは学びにくいところを突いてくるので、身の回りの生き物や事象に興味を持つきっかけになると思います。
Z会のいうところの「あと伸び」にも通じるものがあると感じました!
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「生活」
Z会幼児コースの「かんがえるちからワーク」の生活分野では、健康や安全、道徳、食、暮らし(年中行事や地域、職業)、小学校などの問題もあって、子ども自身が考えるきっかけを作ってくれます。
上の写真のように、食事の絵を見てどんな素材が入っているかを考えたり、横断歩道の渡り方を話し合う問題があったりと、子どもがどこまで理解しているかを親として改めて認識できる面白い問題です。
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「表現」
表現では、描画表現力を問う問題が出題されます。
Z会年長のかんがえるちからワーク4月号では、Tシャツ型の枠内に「好きな模様を描いて、自分だけの洋服を作る」という課題が出ました。
キャラクターの絵でも、ストライプ模様でも良いそうです。
Z会幼児コース5月号では、「冒険に連れて行きたい仲間を一人書いてみよう」「行ってみたい所ややりたいことを描いてみよう」「海の仲間を描いてみよう」などがありました。
絵を描くよりも、算数などの筆記問題を解く方が好きな息子にとっては漠然としている分、悩ましい問題だったようです(汗)。
暫く悩んだ末に、Tシャツ作りの問題では、大好きなゲームのキャラクター、スーパーマリオを描いていました(笑)。
Z会幼児コースかんがえるちからワーク「入学準備(算数・国語)」
Z会幼児コース「かんがえるちからワーク」4月号の巻末には算数と国語の「入学準備」分野からの出題が1ページずつありました。
足し算やひらがなの「つ」と「っ」の違いなど、年長4月の時点で一歩小学校の学習に踏み込んでいる問題です。
Z会幼児コース年長「かんがえるちからワーク・デジタルプラス」を口コミ【2021年度~新登場】
Z会で2021年4月から始めた追加受講料無料の新サービスが「かんがえるちからワーク デジタルプラス(でじプラ)」です。
Z会幼児コース年長「かんがえるちからワーク・デジタルプラス」を実際にやってみた!学習内容と口コミ
Z会幼児コース年長「かんがえるちからワーク・デジタルプラス」とは、手持ちのスマホやタブレットで使えるデジタル教材です。
紙面ではできない動画や文章聞き取り問題を追加的に学習することができます。
Z会幼児コースのデジタルプラス(デジプラ)の配信は、毎月ではありません。
年長の配信は年5回です。配信テーマについては、以下の表にまとめました。
配信月 | 年長のデジプラ学習テーマ |
4月 | 正しく捉える力 |
6月 | 試行錯誤する力 |
8月 | 推理する力 |
12月 | 論理的判断力 |
3月 | 総まとめ |
この2021年度から新しく始まったZ会年長のデジタルプラス(4月号)を実際にやってみましたが、内容はデジタル教材ならではのもので、難しめでした!
4月配信分(5月は配信されない)の問題数は5問のみ。
「よく見る」「よく聞く」ことで、物事を正しく捉える問題が出題されました。
内容は、360度に回転する複数の積み木からできた立体図形とおなじものを、回転しない立体図形から選ぶ三択問題が3題。
お話を聞いて、答える問題が2題です。
多くはないので、10分くらいでは終わってしまうと思います。
ただ、紙教材のかんがえるちからワークと比べても、これがなかなか難しい問題揃いです。
息子も、よく見なければ解けない立体問題に、「あれ、これじゃないのかなぁ」と苦戦していました。
Z会幼児コースの英語「きいてわくわくえいごパーク」を口コミ【2020年度~新登場】
Z会幼児コースは、以前は「英語がない」がデメリットの一つに挙げられていましたが、2020年度からスマホやタブレットで学べる「きいてわくわくえいごパーク」が追加費無料で受講できるようになりました。
Z会幼児コース年長「わくわくえいごパーク」を実際にやってみた!学習内容と口コミ
Z会の「きいてわくわくえいごパーク」とは、英単語を覚えて遊ぶゲームです。
英単語を使ったゲームを通して英語に触れます。
配信期間は3か月のみの入れ替わり制で、年4回様々なテーマがあるようです。
配信期間 | 年長の英語学習テーマ |
4/1~6/30 | 家の中 |
7/1~9/30 | 天気と気持ち |
10/1~1/4 | 数 |
1/5~3/31 | 文房具 |
Z会幼児コースの「わくわくえいごパーク」は、読んだり書いたりするより、「聞く」「話す」に焦点を当てたZ会のデジタル教材です。
2部構成に分かれていて、最初にそのテーマに登場する英単語の絵を全てクリックして発音を聞かないと、次の英語ゲームに進めません。
年長4月に配信がスタートした「家の中」で登場したのは、家の中に由来する8つの英単語。
「冷蔵庫」「ソファ」「時計」「掃除機」「テレビ」「窓」「電話」「パソコン」でした。
その後、「えいごかるた」ゲーム(英語聞き取り)で発音された英単語を対戦相手よりも先にタッチするかるた遊びができます。
内容としては、こちらも5~10分くらいで一連の流れが終わってしまいます。
「きいてわくわく英単語数としてはかなり少なめですし、毎月ではなく3か月ごとの配信なので、がっつり英語学習に取り込みたい人には物足りないかもしれません。
ただ、英語の発音は綺麗ですし、いつか英語もやらせたいけど、始められていない人にとっては足を一歩踏み込ませてくれる教材だと思います。
ワークや保護者向け冊子の縮小版も!
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Z会幼児コースの料金は?他の幼児通信教育とも比較してみたけど、大差はなく、むしろ安い!?
Z会幼児コースの料金はどうなっているのか、「Z会の支払い方法」および「他社の幼児通信教育」と比較してみます。
Z会幼児コースの料金支払い方法とは?
Z会幼児コースには、「12か月一括払い」「6か月一括払い」「毎月払い」の3通りの料金の支払い方があります。
Z会幼児コース(税込・送料込) | 年少 | 年中 | 年長 |
12か月一括払い (ひと月あたり) | 1,870円 | 2,244円 | 2,431円 |
6か月一括払い | 2,090円 | 2,508円 | 2,717円 |
毎月払い | 2,200円 | 2,640円 | 2,860円 |
料金を「12か月一括払い」にすると、「毎月払い」を選択した時と比べて、どの学年でも15%オフになります。
また、「6か月一括払い」だったとしても、「毎月払い」を選択した時に比べると、5%オフになるのでおトクです。
Z会含む幼児通信教育5社の料金比較【2021年度】Z会は高くない!むしろ安い
少し前まで、Z会幼児コースの料金は(おそらくよく比較される「こどもちゃれんじ」と比べて)「高め」とも言われていましたが、2021年度は状況が変わりました。
実は、2021年度から「こどもちゃれんじ」年中・年長コースの約500円の値上げを受け、2021年度現在は、むしろZ会の方が安くなっています!
【幼児通信教育5社の料金比較表(税込・送料込)】2021年度
2021年度の幼児通信教育5社の料金比較表(税込・送料込)をまとめます。
おそらく始めるとしたら割引率が大きい「12か月一括払い」にする人が多いかなと思うので、「12か月一括払いにした場合のひと月あたりの料金表」を各社と比較してみました。(2021年5月29日確認時点)
※最初から「毎月払い」を選択した場合と料金が異なるので注意してください。
「ポピー」のみ、公式HPで公開されているものが「毎月払いの料金」のみだったので「毎月払いの金額」です。
各社12か月一括払いの 月あたりの料金 | 年少 | 年中 | 年長 |
Z会幼児コース | 1,870円 | 2,244円 | 2,431円 |
こどもちゃれんじ ・総合コース ・思考力特化コース | 1,980円 | 2,480円 | 2,480円 |
スマイルゼミ (※タブレット代は別途) | – | 2,980円 | 2,980円 |
ワンダーボックス | – | 3,700円 | 3,700円 |
ポピー(※) | 980円※ | 1,100円※ | 1,100円※ |
ポピーは相場よりかなり安いのですが、教材はボリュームは少なめです。
ただ、2021年度の幼児通信教育の場合、デジタル教材の配信も始めた各社ともに2,000円台半ば以上が相場のようです。
Z会は解約時の引き留めはなく、手続きもスムーズ
Z会は、電話手続きの他、会員ページからの退会手続きが可能です。
➡Z会のマイページ>「申込・変更手続き」>「受講終了/受講途中での中止」より
ただし、12か月一括払いの方が途中でやめる場合は、返金対応もあるので、電話での手続きが必要になります。
【問い合わせ先】Z会幼児・小学生コース お客様センター
【退会時の連絡先】0120-35-1039
【受付時間】月曜日~土曜日 午前10:00~午後8:00
(年末年始を除く、祝日も受付)
電話では退会理由も「できれば、差し支えなければ…」と聞かれますが、引き留めはありません。
でも、退会理由で、端的に伝えるのが難しかったりしますよね(汗)。
ネットで退会する場合、退会理由は選択式で3つまで選べます。
おそらく「退会理由」として多いものが載っていると思うので、言葉にまとめるのが難しいときの参考になればと思います。
塾や習い事で多忙/新たに塾・学習教室に通う/やらない教材がたまってしまう/量が少ない/自主学習できない(通信教育が合わない)/添削指導の内容に不満/経済的事情・会費が高い/子どもが興味を持たなかったから/難しすぎる/やさしすぎる/量が多い・負担になる/親の関与が大きいため負担になる/サポート体制に不満/思っていたものと違う/その他(自由記述)
Z会幼児コースの特徴をおさらい
さて、色々話してきましたが、
今一度、Z会幼児コースの特徴をまとめておさらいします。
Z会幼児コースの特徴まとめ
Z会幼児コースは「ぺあぜっと」と「かんがえるちからわーく」が2冊の冊子が2大柱になっている幼児通信教育です。
付録は毎月はつきません。(年少のみ毎月「おでかけぶっく」がつきます)
ただ、受講開始した時のスタートセットや、ぺあぜっとの内容によって、その月に使用するものの一部が届くことがあります(例えば、5月号では、紙製うちわの型紙。骨となるストロー等は各自用意)。
「ぺあぜっとi(アイ)」という保護者向け冊子に、あと伸びや成長の種まき情報(子どものサポート方法や声掛けヒント)が書かれているので、面倒くさがらずに親が目を通してから教材に取り組むと効果アップが期待できます。
毎月のぺあぜっとシートでは、子どもに絵を描かせて、親がコメントを書きます。後で子ども宛に返信が届きます。
「かんがえるちからワーク」の冊子は、年長で48ページあり、難易度は普通から難しい問題まで混在しています。
「かんがえるちからワーク」では、毎月「論理」分野が重視されています。
「自然」「生活」「表現」など、すぐ回答できるものだけはなく、身近なものに興味を持たせたり、あらためて考えるきっかけを与えてくれる良問が多いです。
自宅のスマホやタブレットで使えるデジタル教材として、2020年度から「わくわくえいごパーク(英語)」、2021年度から「かんがえるちからワーク・デジタルプラス(デジプラ)」が導入されました。
デジタル教材はともに、配信頻度や量は少ないものの、どこでもスキマ時間に学習できたり、動画や音声を活かした学習ができるので、嬉しいコンテンツでした。
Z会幼児通信教育(幼児コース)受講をおすすめしたい人・おすすめしない人
前項のZ会の通信教育の特徴を踏まえて、Z会幼児コース受講をおすすめしたい人、おすすめしない人を考えてみました。
Z会の幼児通信教育(=幼児コース)をおすすめしない人
Z会の通信教育で幼児コース受講を、私がおすすめしない人は次の3つのどれかに当てはまる人です。
Z会幼児コースをおすすめしない人①:親の負担が少ない通信教育を探している人
この記事でも紹介してきたように、Z会の通信教育には親のサポートが不可欠です。
「ぺあぜっと」もそうですが、「かんがえるちからワーク」も子どもが一人でやるには難しい問題が所々に出題されます。
教材に学習DVDがあるわけでもないですし、親の負担が少ない通信教育を探している人には向いていない教材かなと思います。
Z会幼児コースをおすすめしない人②:たくさんワークをやらせたい人
体験型教材「ぺあぜっと」の冊子にも若干ワーク部分もありますが、Z会の「ワーク」は基本的には「かんがえるちからワーク」の1冊のみです。
かんがえるちからワークは、年少で24ページ、年中で46ページ、年長で48ページしかありません。
そのため、一日に何ページもワークをやる子どもに与えるには「量が少ない」と感じる方もいるかもしれません。
問題量だけが問題なら、市販のドリルワークを追加するなど工夫しましょう(^^)。
Z会幼児コースをおすすめしない人③:比較的簡単な内容から入って子どもの「できた!」を伸ばしたい人
実際にZ会幼児コースのワークを始めてみて、各問題のレベルに差があるように感じています。
個人的には、ワークは「普通から難しめ」と評価させていただきましたが、どの問題もクリアするには前提の知識が少し必要かなと思っています。
例えば、写真のように数を数える問題でも、ただ数を数えるだけではなく、無造作に並んでいるものでも重複しないように数える工夫が必要な場面もありそうです。
数が少なければ、目で見て数えられるかもしれませんが、比較的簡単な問題から練習していきたい場合は、Z会はハードルが高く感じるかもしれません。
Z会の幼児通信教育(=幼児コース)をおすすめする人
Z会の通信教育で幼児コース受講を、私がおすすめする人は次の4つのどれかに当てはまる人です。
Z会幼児コースをおすすめする人①:保護者の評価が高い通信教育を探している人
Z会幼児コースは、イード・アワード2020で通信教育の幼児の部で最優秀賞を受賞した通信教育です。
他にも「効果のある通信教育」「教材がよい通信教育」「受験・進学情報の充実している通信教育」「ブランド信頼性の高い通信教育」という部門賞でも、他の幼児通信教育を抑えて第一位を獲得しています。
単なる知識を増やすだけではなく「考える力」を育もうとしていることや、即効性のある成果よりも「あと伸び」を重視していることが評価されたのかもしれません。
Z会幼児コースをおすすめする人②:ワークの勉強だけではなく、実体験を通して子どもの学びを深めたい人
Z会はなんといっても、ワークに留まらない体験型教材の「ぺあぜっと」が他の通信教育と比べて魅力的です。
Z会幼児コースのぺあぜっとは、子どもの実体験を通して学びや気づきのきっかけを様々な角度から与えようとしてくれます。
5月号は「骨の役割」がテーマでした。
ぺあぜっとで知識としての骨を学習したり、自分の身体の骨を触ってみたり、骨の有無によるうちわの風の違いを体感したり、手羽元に触れて肉料理を作って食べてみたり、親子で「へぇぇ~!」を共有できました(^^)。
Z会幼児コースをおすすめする人③:少し難易度が高い問題にも挑戦させたい人
「かんがえるちからワーク」は思考力を深めるきっかけになる問題がずらりと並んだ紙教材です。
Z会のワークは難易度が高めのものも混在しています。
様々な分野から出題されているので、分野ごとに子どもによって得意不得意もあるでしょう。
子ども一人で出来る問題もあれば、きっと親のサポートが必要な問題もあると思います。
親向け雑誌の「ぺあぜっとi」や「かんがえるちからワーク(の隅)」にある考え方や気づき、アドバイスの仕方などは親にとって心強い味方です。
Z会幼児コースをおすすめする人④:「生活」「自然」「表現」分野も学習内容に取り入れたい人
私が息子にZ会幼児コースを試してみたいと思った理由の一つにZ会のワークに「生活」「自然」「表現」という分野が含まれていることを知ったからです。
「ことば」や「かず」は幼稚園・保育園や親も力を入れやすいところですが、「生活」「自然」「表現」の市販ワークはまず見かけません。
ただ、結論からいうと、Z会でいう「先取りではなく、あと伸び」を体現しているのがこの分野だと思います。
いま大切にしたいのは先取りよりも「あと伸び力」
幼児期に大切なのは、何に対しても「なぜ?」「どうして?」と疑問をもち、自分なりに答えを見つけようとする姿勢。そして考えることそのものを、おもしろがる力です。
わたしたちZ会は、それらを「あと伸び力」とよんでいます。
出典:Z会 幼児コース
例えば、Z会幼児コース年長5月号では、
「生活」分野からの出題で、店で迷子になった時にどうすればよいか、社会性を問う行動確認問題があったり、
「自然」分野からの出題で、骨について学習した時に利き手・利き足について体感してみるページがあったり、
「表現」分野からの出題で、海の仲間の絵を描くために魚図鑑を引っ張り出して観察してみたりしました。
最も軽視しがちな分野かもしれませんが、高校・大学受験でも高い評価があるZ会があえてワークのページ数を割いて盛り込んでいる内容です。
今後、十数年続く教育活動から導きだした幼児期の教育のヒントがここにあるのかなと思います。
Z会の幼児向け通信教育で
\将来を見据えた「あと伸び力」を鍛える!/
【迷っている人へ①】Z会の資料請求でお試し教材が貰える!
Z会の幼児コースの資料請求をすると、学年別お試し教材がもらえます。
迷っているなら、実際に資料請求をして実際に目で見てみるのが一番です!
資料請求でもらえるお試し教材の内容は、年少、年中、年長で変わりますが、「ぺあぜっと」「かんがえるちからワーク」「ぺあぜっとi」です。(※年少のみ、「おでかけブック」が付きます)
「ぺあぜっと」は通常教材の約1/2で親子料理レシピ等も含まれます。
「かんがえるちからワーク」は、年少で通常教材の約1/3、年中・年長で約1/6のページ数です。(※年少はワーク総数が通常教材も少ないため)
「ぺあぜっとi」では、ねらいや取り組みを深めるコツや声掛けヒントやアドバイス、おすすめ絵本などがどのうようなものかを体験できますよ!
時期によっては、追加で「おうちワーク」などが貰えることもあるようですよ。
【迷っている人へ②】Z会幼児教育はいつでも1か月のみのお試し受講が可能で試しやすい!
Z会の幼児教育は、他の幼児通信教育と違って、いつでも「最短1か月からの受講」が可能です。
私の知る限り、「最短1か月からOK」なんて、他の通信教育だとあったとしてもキャンペーン中の一時期だけです。
これは、もしかしたらZ会の通信教育(幼児コース)が子どもや親のサポート可否によって、合う合わないがあるかもしれないことを念頭に置いているのかもしれません。
ただ、「最低●ケ月」なんていう縛りをいれなくても良さを分かってもらえるという「Z会の自信の表れ」でもあるんじゃないかと個人的に思っています。
まとめ
Z会の通信教育が気になって始めましたが、ぺあぜっと、ワークともに問題の質はとても良いです。
親のサポートが半分以上必要な教材ですが、学習内容を落とさずに、子ども自身の気づきや発見を促してあげたい親には、おすすめしたい通信教育です。
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