「授乳服は本当に必要か」と聞かれたら、やっぱり「人による」としか言えません。
ただ、買った方がいいかなという人はいます。
この記事では、3児を母乳育児した私が、授乳服はいつまで使うか、授乳服を買った方がいいと思う人はどんな人か、その授乳服の選び方や探し方について書いていきます。
授乳服はどんな時(シーン)に使う?
当然の話ですが、母乳ではなくて、ミルクで育児をしている人は不要の授乳服。
そして、基本的に家の中では、他人の目も気にならないので授乳服にこだわらなくてもいいでしょう。
では、どういう場面で授乳服を使うかというと、
圧倒的に「外出時」です。
買い物、は勿論、ママ友と会ったり、上の子の親子遠足や遊園地等の行楽地、入卒園式や冠婚葬祭などではあったら便利です。
授乳服はいつまで使うもの?
いつまでという授乳服を使う期間は、授乳する期間と一緒になります。
授乳期間は人にもよりますが、生まれた時~卒乳・断乳までの1、2年が多いです。
そのため、授乳服を使用する期間も生まれた時~卒乳・断乳までの1,2年が多くなります。
生後0か月の時は、おそらくほとんど「外出」しないので、1か月経った頃からお宮参りなどをきっかけに本格的に授乳服を使い始めたりします。
市区町村で行われる1歳半検診では、常に飲んでいると虫歯になりやすいという理由から「そろそろ授乳をやめること」を勧められる人もいます。
現在、一般的に離乳食が完了して幼児食に移行するのが、1歳半くらいなので、1歳半ごろまでに断乳や卒乳させる人も多い印象です。
1年前後の育児休暇の後、職場復帰する場合も、1歳~1歳半前後で断乳・卒乳をさせたりするので、この「1,2歳まで」という期間を後押しします。
このことから、個別の状況にはよりますが、やはり平均的な授乳服の使用期間は「生まれてから1、2歳の頃まで」という結論になるでしょう。
授乳服を買った方がいい人ってどんな人?
では、授乳服の購入を検討した方がいいと思われるのはどういう人でしょうか。
① 外出の機会が多い人
これは、授乳服を買った方がいい理由第一位だと思います。
② あまり胸あたりを授乳室で露出したくない人
授乳室が個室なら気にならないのですが、授乳室が複数人で1つの部屋を使うタイプなら、他人に自分の胸あたりが丸見えになる可能性があります。
私がそうなのですが、たとえ授乳室の中で女性しかいないとしても、あまり胸は露出したくありません。
また、目隠しに授乳ケープやストールを使う方もいらっしゃいますが、
①ただでさえ赤ちゃん関連の荷物が多いのに荷物が一つ増える
②赤ちゃんが嫌がって使えない
なんてこともあります。
なるべく赤ちゃんの視界からママを消す授乳ケープやストールはおススメしたくないです。
③ 寒がりの人
私が冷え性で、寒がりなのもありますが、特に冬場の授乳は通常のTシャツをまくり上げて授乳すると、お腹や胸が冷えて風邪をひきやすくなります。
肌の露出を最小限にするには授乳服が一番だと思っています。
④ 抱っこ紐をよく使っている人
「え、抱っこ紐?」と思われる方もいるかもしれません。
実は、知る人ぞしる授乳方法ですが、
赤ちゃんを抱っこ紐に入れたまま授乳をすることもできるんです。(名付けて「抱っこ紐授乳」!?)
授乳服を着ていれば、子どもを抱っこ紐に入れたまま授乳だってできるので、外出先でも本当に便利!
授乳室がなくても、トイレで立ったまま授乳することもできます。
その上、抱っこ紐授乳後もそのまま行動できるので便利です。
(ズボラー根性が見え隠れしてしまう発言ですが、私はこれで3人の子どもの「楽育児」をしてきました(笑)。
授乳服の選び方
さて、これらを踏まえたうえで、
ズボラーママ(私)おすすめの授乳服は次のようなものです。
授乳服の選び方① 素材にこだわる
赤ちゃんは汗っかきですし、肌も繊細なので、綿(コットン)100%のものやオーガニック素材はやはり定番です。
柔らかさ、しなやかさ含め、ママ自身の直感的な肌触りも気にしてみてください。
ミルクの吐き戻しなど、汚れたら着替えることになるので、洗濯機で洗える丈夫な素材を選ぶこともポイントです。
授乳服の選び方② 授乳口の形や使いやすさ
メーカーによって名称は異なるようですが、 授乳服の授乳口の形には、「クロスオープンタイプ」、「縦あきタイプ」、「めぐり上げタイプ」、「ファスナーやボタン付きタイプ」など色々あります。
授乳のしやすさから選ぶと、「クロスオープンタイプ」が一番ですが、生後8か月頃からわが子の場合は、抱っこ紐にいれているとところかまわず服を引っ張って飲もうとして大変でした💦
かといって、「ファスナーやボタン付きタイプ」では、子どもがいたずらすることはできないものの、手早く授乳することはできません。
「縦あきタイプ」の中には授乳口が目立ってのが気になるものもあります。
私のおススメは、「めくりあげタイプ」です。
目立ち方が少なかったり、子どものいたずら防止もでき、物によっては、あて布が子どもの口元だけふわっと隠すケープ代わりになったりするものもありました。
「めくりあげタイプ」を抱っこ紐についているフード部分と併用すると、一見しただけでは「他人からは授乳中かどうかさえ全く分からない状態」にすることができました。
ただ、使いやすさは人それぞれなところもあると思うので、ぜひ、自分の使いやすい授乳口の服を見つけてみてください。
授乳服の選び方③ 自分の好みに近いもの
最近は商品数も増えてきたとはいえ、授乳服って、やっぱり今まで来ていた私服(授乳服ではない服)と比べると選択肢が少ないです。
あまりファッションセンスがない私でも、「えー、これはちょっとダサいんじゃ…」というものも少なくないので、おしゃれママだとその悩みはもっと深いはず…。
実際に見てみて購入はアリだと思います。
店頭販売だと、西松屋や赤ちゃん本舗はもちろん、しまむら、ユニクロ、無印良品でも取り扱いしています。
またネットショップを中心に展開しているマタニティ・授乳服ショップもあるので、自分の好みに近い服を選んで、授乳服も楽しめればと思います。
その他:授乳服のパジャマは不要かも?
何度も洗濯していれば授乳服にもだんだん毛玉が出てきたりします。
ズボラーな私は、授乳服パジャマを買ったものの、やはりボタンがあって使いにくかったため、外出時には使えない服をパジャマやルームウェアにしていました(笑)。
授乳服とヒートテックの便利な使い方も別途記事を書いていきたいと思いますので、洋服選びの参考になれば嬉しいです。
自分に合う授乳服の探し方
口コミも大事ですが、自分と同じ感覚かはわかりません。
やっぱり自分で授乳服を色々ためしてみて欲しいと思います。
① 産前にはとりあえず一着、産前産後兼用の授乳服を用意する
母乳育児になるか、ミルク育児になるか、産前では分からないこともあるため、とりあえずなにか1着だけ「産前産後兼用の授乳服」を選んで用意します。
産前はマタニティー服として使って置いて、産後には授乳の際にその使い勝手を自分で試してから、今後買い足しが必要かどうかを判断するのがいいと思います。
② 冠婚葬祭の予定がある場合は「授乳服のワンピースタイプ」を探してみる
冠婚葬祭用のママ用の洋服は、ワンピースタイプが多いこともありますが、
「ワンピースタイプ」の服が欲しければ、「授乳服」で一着持っていてもいいと思います。
ワンピースは、授乳室でたくし上げることが難しいからです。
③ インターネット等の通信販売も含めて広く好みの服を探す
さきほども少しふれましたが、授乳服って置いている店自体が少ないのに、店頭に置かれている服の種類もあまり多くありません。
おしゃれや、機能面、素材等でこだわりがある場合、通信販売やインターネット通販なども含めて広く検討した方がいいと思います。
インターネット上では、マタニティーや授乳服専門の洋服店が何社もあります。
私が実際に買ってお世話になったことがあるのは、「スウィートマミー」さんです。
\おしゃれ服が多い印象/
授乳服についてのまとめ
・購入をおススメするのは…
①外出が多い人
②授乳室で胸を見せたくない人
③寒がりの人
④抱っこ紐授乳したい人
授乳期間は最初の1,2年で終わってしまうので、終わってしまうと懐かしく感じますが、
可愛い盛りの赤ちゃんとの素敵な時間づくりを応援しています(^^)