赤、黄色、緑の飾りが街中に溢れ、軽やかな楽しい曲があちこちから聞こえてくるクリスマス。
絵本愛読家の私が、クリスマスの高揚感にぴったりな、4歳から楽しめる特別なしかけ絵本を9冊紹介します。
子ども(5歳、小2)の反応も書き添えました。記事の最後には「わが家のおすすめランキング」3冊とその理由も発表するのでチェックしてみてくださいね。
クリスマスのしかけ絵本の種類【4歳から読みたいおすすめ絵本】
今回紹介する、クリスマスに読みたい9冊のしかけ絵本、まず「しかけの種類」を紹介します。
本来は、この記事の中で絵本のしかけも画像で紹介していければよいのですが、著作権の関係上、個人ブログではしかけ絵本の内容公開は難しいので、文章で書いていきたいと思います。
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しかけ絵本の種類、「しかけ絵本」ってなに?
一言で「しかけ絵本」といっても、しかけの程度や表現の方法は様々です。
しかけ絵本には、ひっぱったり、めくったり、ポップアップしたり、印刷ではなく切り絵だったり、道具を使ったり、そのまま飾れたり、さまざまなものがあります。
絵や文字を読むだけではなくて、しかけにワクワクしながらページをめくれるのも魅力の一つですね。
クリスマスの仕掛け絵本 | しかけの種類 |
『トリックアートサンタクロース』 | だまし絵、添付のしましまシートによる動く絵、錯視 |
『大判ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』 | 絵本の中に手紙6通(ジグソーパズル、のぞき絵など) |
『サンタクロースのいそがしい日』 | 39か所のめくるしかけ |
『クリスマスのたからさがし』 | めくるしかけ、ラストのポップアップ |
『チャイコフスキーのくるみ割り人形』 | 10秒ほどのクラシック音楽が10曲流れるしかけ |
『サンタのおもちゃこうじょう』 | ポップアップ(全ページ)、めくる仕掛け、メリーゴーランド型絵本 |
『ポップアップだれも知らないサンタの秘密』 | ポップアップ(全ページ)、めくる仕掛け |
『くるみわり人形』 | 最後のページは切り絵のポップアップ |
『クリスマスのまえのよる』 | 最後のページは切り絵のポップアップ |
なぜ、「4歳から」のしかけ絵本を紹介するの?
クリスマスに関連するしかけ絵本は数多く出版されていて、幅広い年齢を対象にしています。
しかけ絵本には、小さな子どもも手にとって遊びやすいものもあれば、大人でもうっとりするくらい精巧で壊れやすいしかけのものまで様々です。
冒頭でお話ししたとおり、今回、私は、「4歳」から楽しめるしかけ絵本を9冊厳選して紹介したいと思います。
なぜ4歳なのか、それは、0歳~3歳までの子どもだとすぐに破いたり壊してしまいそうな繊細で素敵なポップアップ絵本や切り絵のしかけ絵本等も紹介したいからです。
個人差はあるでしょうが、4歳頃になると、指先の力の入れ方を調節したり、絵本の丁寧な扱いもできるようになって、子ども心にしかけ絵本からインスピレーションを受けることだって増えてきます。
しかけ絵本のしかけは、工作の参考にもなるでしょう。
4歳からとしていますが、もちろん大人だって、ぜひ手にとって楽しんでいただければ幸いです。
クリスマスのしかけ絵本9選【4歳から楽しむ特別なプレゼントにも!】
4歳から楽しめそうな、おすすめの「クリスマスのしかけ絵本」9冊をそれぞれ紹介していきます。
クリスマスのしかけ絵本①『トリックアートサンタクロース』
だまし絵、添付のしましまシートによる動く絵、錯視(中央ドリフト錯視、オオウチ錯視、チェッカーシャドウ錯視、色の土牢錯視)
見開きでクリスマスに関する迷路や探し物をするものから、錯視を利用したトリックアート、立体視(ステレオグラム)、絵本に添付されているしましまシートを使って絵を動かしてみるものまで、さまざまなしかけがある絵本です。
クリスマスのしかけ絵本②『大判ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス』
絵本の中に手紙6通(ジグソーパズル、のぞき絵など)
ゆうびんやさんが、クリスマスイブに手紙を届けます。おまけまんが、ミニすごろく、ジグソーパズル、クリスマス年報(隠し絵やお話などが描かれたちいさな冊子)、おおかみ発見ガイド(赤ずきんちゃんとおばあさん提供のおおかみの見分け方)、のぞき絵など豪華なしかけが盛りだくさん!
子ども達もドキドキしながら次の手紙を開けていました(^^)。手紙によっては内容が長いので、お話への集中力は途切れがちでしたが、絵本やしかけで発見するものも多く、楽しんでいましたよ。
クリスマスのしかけ絵本③『サンタクロースのいそがしい日』
39か所のめくるしかけ
クリスマスイブの朝、サンタクロースは、どこかにしまった自分の着替え探しや、配るおもちゃの仕上げなど大忙しです。見開きで6~10個のめくれる仕掛け(計39か所)がある絵本です。
後半、10以内の個数があるものが隠れているので、遊びながら数字を数えられて勉強にも良いかも!
クリスマスのしかけ絵本④『クリスマスのたからさがし』
めくるしかけ、ラストのポップアップ
グリーンオークウッドのどうぶつたちは、毎年、クリスマスのおまつりの宝さがしを楽しみにしています。雪が降る中、森のあちこちに隠れている自分のプレゼントをめくる仕掛けで探し、最後のページでは、巨大なクリスマスツリーがポップアップのしかけで登場します。
クリスマスのしかけ絵本⑤『チャイコフスキーのくるみ割り人形』
10秒ほどのクラシック音楽が10曲流れるしかけ
しかけ絵本は、絵や仕掛けに注目が集まり、文章(ストーリー)は内容が薄くなりがちですが、有名な『くるみ割り人形』の話で書いていて欲しいところまでしっかり描いてくれています。まるでバレエの舞台をみているように、10の場面ごとに音符ボタンを押すことで、チャイコフスキーの10曲が流れる音のしかけ付きです。
クリスマスのしかけ絵本⑥『サンタのおもちゃこうじょう』
ポップアップ(全ページ)、めくる仕掛け、メリーゴーランド型絵本
鮮やかで繊細なタッチで描かれているサンタと小人のおもちゃこうじょうの場面が、ポップアップ絵本になっています。ページは見開きで4ページと少なめですが、表紙と裏表紙をリボンで結ぶと360度どの方向からも、立体的なポップアップのおもちゃ工場を楽しめるメリーゴーランド型絵本になります。
メリーゴーランド型は初めてだったので、子ども達は「わぁぁぁ~すごい!」とテンションが高くなっていました(笑)。子どもが大好きなおもちゃがこれでもかというほど登場するので、じっくり絵を眺めて、「●●もある!」と姉弟でおもちゃ探し遊びを始めて、絵を楽しめる絵本です。
クリスマスのしかけ絵本⑦『ポップアップだれも知らないサンタの秘密』
ポップアップ(全ページ)、めくる仕掛け
子どもにとって、サンタクロースは不思議な存在。「サンタクロースはどこに住んでいるの?」「みんなが欲しいものをどうしてしてちるの?」「おもちゃはどこで、どうやってつくっているの?」「いつやってくるの?」など子どもがよく持つ疑問に、比較的簡潔に答えてくれる絵本です。
しかけ絵本版だと、自分の家のサンタはそうではないということにもさほど触れていません。文章はスッキリしていますし、絵本のしかけの方に注目して堪能できます。また、ふりがなが全漢字についているのも嬉しいです(表紙の絵の説明を除く)。
クリスマスのしかけ絵本⑧『くるみわり人形』
最後のページは切り絵のポップアップ
絵本の絵は美しい繊細な黒いシルエットの切り絵とそれを引き立たせる差し色が印象です。ストーリーもしっかり書かれていて、『くるみ割り人形』の絵本としても楽しめます。最後には、珍しい切り絵のポップアップが絵本の豪華さを際立たせています。
クリスマスのしかけ絵本⑨『クリスマスのまえのよる』
最後のページは切り絵ポップアップ
クレメント・C・ムーアさんの詩を使った『クリスマスのまえのよる』は、何冊も絵本のサイズや言い回し、絵を変えて出版されているほど、クリスマスの定番絵本になっています。また、本作最後に登場する切り絵のポップアップもとても繊細で、クリスマスカラーの挿絵が美しい印象的なポップアップ切り絵です。
この『クリスマスのまえのよる』で切り絵を作っている絵本作家(ニルート プタピパットさん)は、先ほどクリスマスのしかけ絵本⑧で紹介した『くるみわり人形』でも切り絵を担当しています。
詩なので言い回しが、少し小さな子どもには理解が難しい部分もあったかもしれませんが、大好きなサンタクロースの話なので、絵をみて楽しんでいました。
クレメントさんによる絵本『クリスマスのまえのよる』は、小さな子ども用に詩を少しかみ砕いて、可愛いらしい絵にした「しかけ絵本」も出版されています。
子ども向けの『クリスマスのまえのよる』をお探しの方は、こういうバージョンもあるので紹介しておきます。
わが家おすすめのクリスマスのしかけ絵本トップ3
いくらしかけ絵本が魅力的だからといっても、一冊の値段も通常の絵本よりも高いですし、ほとんどの場合、実際に買うのは1,2冊かなと思います。
紹介したクリスマスのしかけ絵本のうち、わが家の子ども達の反応が良く、親の購入意図もあわせて考えた末、個人的におすすめするものトップ3と理由はこれです。参考になれば嬉しいです!(^^)
子どもと私がおすすめするしかけ絵本【4歳からのクリスマスプレゼントにも!】
絵本タイトル | おすすめする理由 |
『トリックアートサンタクロース』 | 絵本の中にしかけが盛りだくさん!クリスマス絵本なので、子どもは夢中になって楽しんでいました。 子どもを飽きさせませんし、目の錯覚(錯視)を利用した絵本は、手元に置いて、子どもに体感させたいものの1つです! |
『クリスマスのたからさがし』 | 可愛らしい絵と分かりやすい内容で子ども達を絵本の世界に引き込みます。めくるというしかけも多数ありながら、最後にポップアップまであるので、「しかけ絵本」を堪能できる1冊だと思います。 |
『ポップアップだれも知らないサンタの秘密』 | 絵本の内容は、子どもの興味を惹きやすく、文章量も多すぎず、ポップアップが多いので、子どもは夢中でした。 裏側や奥行きまで360度どこからでも楽しめるポップアップがページをめくる度に飛び出します。子どもでも比較的作りやすいものも、ちょっと頑張らないと難易度が高いものもありますが、何度も開いて閉じて、工作の研究ができる点もいいなと思います。 |
ポップアップ絵本は、子どもに立体感覚を身につけさせたり、工作の参考になったり、新しいアイディアを生み出しやすいと思います。
しかけ絵本は、子どもに壊れたり破られたりしやすいので、図書館だと破損しているものも多いでしょうし、そもそも取り扱いしていない可能性もあるので、購入して手元に置いておきたいですね。
まとめ
4歳頃から楽しめる「クリスマスのしかけ絵本」を9冊紹介してきました。クリスマスのしかけ絵本はプレゼントとしても最適です。親も子も大切にしながら楽しめる一冊が見つけるお手伝いができれば嬉しいです(^^)。
絵本によっては、
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