子どもは、時計が読めますか? 子どもに腕時計を持たせていますか? 子どもは腕時計を付けられますか?
この記事では、「時間学習ができる子どもの腕時計」を買った私が拘った子ども用腕時計の選び方のポイントをまとめました。
掛け時計や置時計では、秒針まで読みやすくなっているものがあるけど、子ども用の腕時計では読みやすさを工夫したものって何かないの?
子どもが自分で腕にはめられる腕時計ってないかな?
そう疑問を持ったところから、ちょっと調べて選んだ腕時計です。
腕時計探しを始めたきっかけは小1の時
その日は突然やってきました。
ママ~、なっちゃんと遊びに行ってもいい?
なんと、ママ抜きで遊びたいというのです。
心配性の私としては、やっぱり心配でしたが、もう小1。
親抜きで遊びたいこともあるでしょう。
約束した場所から移動しないこと、
移動する時は、一回一回言いに来てほしいこと、
トイレは自宅に戻ってくること等いくつか約束をして、喜んで娘は遊びに行きました。
でも、まず問題になったのは、遊び場に「時計がない」こと。
遊ぶ場所自体も時計が無いのに加えて、腕時計を持っていなかったのもあって、
この時は、時間になったら私が呼びにいくことにしました。
「いつかは買わなきゃなぁ」と思っていた腕時計ですが、のんびり構えてたらこんなに急に入用になるなんて!
購入当時(小1)の時計学習状況
そこで、子ども用にはどんな時計がいいのか考えていたのですが、娘のあることを思い出します。
ん??そういえば、まだ時々「●時●分」の分のところを考え込んだりしているなぁ。
小学校1年生だけど、1年生って時計をどこまで習うんだろう?
もちろん、小学校入学前にある程度、時計を覚えている子も少なくはないです。
数字への興味などもあると思いますが、
小1娘の弟(年少)は、既に1分単位まで時計が読めます。
私は、 基本的に小学校で習う範囲の所は、小学校で習う進度でやればいい、と思っているので
気まぐれに機会があれば教えますが、
本人に興味がないならそこまでガツガツは教えていません(笑)。
その代わり、習ったところで躓いているなら、多少フォローします(^^)
学校の時計授業の事情を調べてみると、次のようなことが分かりました。
小学1年生で習う「時計の授業」の範囲
2019年度現在、小学校1年生は、学校で、「時計」について前半・後半の2回の時期に分けて習います。
前半では、「9時」「10時」などのピッタリ時間と、「9時半」「10時半」などの時間を習います。
後半になって、「9時15分」「10時59分」など、長針を1分単位で習うことになります。
1年生の最後(3学期)になってようやく、数字も100の数まで習いますし、時計も長針で使う「60分」という数字まで習うというわけです。
「何分」の部分を読み間違えることがありましたが、習ってなかったのかと納得。
ちょっと、これに対応する「腕時計」を購入したいなと思いました!
小学2年、3年生で習う「時計の授業」の範囲
ちなみに、「時計」の授業は小1で終わりではありません。
むしろここから始まります。
小学校2年生では、「●時〇分から●時△分」という時間の長さを求める計算や、10分後、10分前なども学んでいきますし、小学校3年生になると新たに「秒」も時計の学習に登場します。
その後も、「速さ」の問題が出てきたり、ずっと「時間」という概念は使いますよね。
子どもが初めて「時間」と向き合うための「子どもの腕時計」、慎重に選びたいなと思いました。
腕時計選び方/こだわった点
もちろん、見た目の可愛さ(少なくても娘が気に入るもの)であることも大事なので、娘と腕時計を選びました。
これから腕時計を使うのは子どもですしね(^^)
そのうえで、私が子どもの腕時計選びでこだわった点は下記の通りです。
抑えておきたいポイント6つを紹介します。
時計選びのこだわり① アナログであること
アナログか、デジタルかという2択ですが、アナログを選びます。
勿論、全くアナログ時計が読めそうではない年齢だったり、時計や数字に興味を持たせる意味では「デジタル」時計もありかもしれませんが、年長や小学生になるなら、「アナログ」推奨派です。
理由は3つ。
(1)「必要に迫られる」ことで、デジタルしか読めない事態を避けさせたかったから。最近、家の内外にデジタルが溢れすぎています。
わが家も例外ではありません。
リビングにアナログ時計があります。
でも、同時にAmazonのAlexa(アレクサ)もあって、全部デジタルです。
テレビに表示される時計もデジタル。
スマホもデジタル時計。
子ども用になにかの付録でもらった腕時計(故障&電池切れ)もデジタル。
そして、前述のアレクサはデジタルな上に、音声で時間まで読み上げてさえくれます。
でも、逆にいうと、「アナログ時計を読めなくても、生活に困らない」状態を私も無意識に作ってしまっているんです(汗)!
アメリカでは、一部、アナログ時計が全く読めない大人もいるとexcite.co.jpでニュース記事にさえなっています…。
アナログが読めなくても生活できる環境を、まず変えたい!
アナログを推す理由の一つです。
(2)「時間感覚」を意識しやすいと言われているから。
アナログ時計の方が、時計そのものの数字や時間の進み方が視覚化されているため、「時間感覚」を理解しやすいとされています。
たしかにデジタル時計だと、なんで「6:59」の次が、「7:00」なのか、数字だけ見ていても分かりにくいですよね。
アナログにしても、時計のルールを理解する必要があります。
でも、アナログ時計だと「6:59」の次が「7:00」になることが、「時計の針がぴったり数字に合う」ので、どちらかというと分かりやすそうです。
(3)デジタルは、電池が無くなると時計の数字そのものが消えて怖いから。
これ、私だけでしょうか。
中には「はぁ?(*´Д`)」と、思う方もいるかもしれませんが、デジタル時計って、当たり前ですが電池切れすると時計の数字も全て消えて、うんともすんとも言わなくなります。
当然のことですが、電池切れで時間そのものが止まるわけではないんです。
時間が見えなくなったら、時間を気にしなくていいわけでもない…。
アナログ時計でも、スマホもそうですが、「電池が無くなったら急にそれはただの使えない物体」になるわけですが、せめて、数字くらい見える形で可視化されているアナログ時計の方が個人的には好きです。
なんとなく落ち着きます(笑)。
時計選びのこだわり② 目盛りがしっかり60まで書かれて見やすいこと
長針がさしている数字をみるための目盛(なんらかの印)がしっかり1分刻みで60まで書かれていること。
大人用の腕時計だけかと思って時計売り場を見ていたら、子ども用の腕時計にも結構あるんです。
5分刻みでしか印(数字含む)がないものが…。
中には、子ども用なのに、15分刻みでしか印(数字含む)がついていないものもあって、びっくりしました。
そして、目盛りや数字がはっきりしていて、見やすいことも大切です。
「え、なんでここだけこんな色?」と、色が薄くて読みにくい時計もあります。
たしかにデザイン面ではおしゃれだったり、可愛いのかもしれません。
でも、せめて小学校中学年くらいまでは、しっかり目盛りが刻まれている時計の方が、子どもは読みやすいし、使いやすいし、理解も早いと思います。
子どもは、時計売り場に行っても、見た目可愛さや印象で「これ~!」と持ってくるかもしれません。
でも、腕時計を検討するとき、大人の方が、ここは必ずチェックすることをおススメします!
時計選びのこだわり③ 秒針もついていること
「秒針が付いていること」にもこだわりました。
た
子どもってよく、「何秒で走れるか競争!」とか「(問題を)何秒で解けるか計ってみる!」とか、「秒単位」を競って遊ぶことが多くないですか?
少なくとも私はそんな子どもでした(笑)。
「時間感覚を身に着けさせる」ことにも直結しそうです。
秒単位まで表示されている方がいい!と思って探しました。
時計選びのこだわり④ 各針が指している方向が見やすいこと
「各針が指している方向が見やすいことなんて、当たり前」!と思うじゃないですか!
それがどっこい!(⇐古い)
実際に時計売り場に行くと、余計な飾り(小さな子どもに受けそうな飛行機とか、電車)が針や周辺についていて、時計そのものが、どこを指しているのか見にくいものもありました!注意!
時計選びのこだわり⑤ 子どもが自分で着脱しやすい工夫がされていること
大人用の腕時計のバンド部分は、チェーン、皮、合皮が主流でしょうが、子どもだと、合皮、ゴム製、マジックテープなど様々です。
腕時計は腕にするので、基本的に装着は片手でしないといけません。
大人でも多少苦戦する瞬間があるのに、まだ手先が器用ではない子どもだとなおの事、「自分で着脱する」って難しいです。
ゴム製部分が少し曲げ安くなっていたり、穴が大きめだったり、そもそもマジックテープだったり、
着脱の工夫をしている腕時計もあります。
(お店だと、腕時計が箱にしまわれていると裏まで見えなかったりするので、全体が見えるネットなら全体像をチェックしやすいので、活用してくださいね!)
わが家が最終的に買ったのはマジックテープタイプ。
スポーツをするときには、穴あきよりこちらが好まれたりするようです。(怪我防止とか密着感かな?)
積極的にこれを狙ったわけではなかったのですが、結果的に、子ども自身が着脱しやすそうなので良かったなと思います。
「ママー、(腕時計)付けるの手伝って~!」
でも良いですが、自分でできるとなお良いですね♪
時計選びのこだわり⑥ その他
その他としては、防水機能があったり、文字が少し光ったり、デザインが気に入ったものだったり色々あります。
上記(こだわり①~⑤)ほどではないですが、長針の針の読み方を多少サポートしてくれる時計が気に入った時計候補の中であればそれもいいなと考えていました。
例えば、数字の「6」の部分は長針だと「30分」なので、「6」の他に「30」と記載されているような時計です。
わが家でも、娘が最終的に自分で選んだ時計は、「長針の針の読み方」が書かれた時計でした。
クレファーのキッズウォッチの購入と感想(レビュー)
さて、腕時計が欲しいとなった時、大手電機量販店の時計コーナーなどを中心に暫くみていたのですが、
なかなか子どもが気に入って、自分で使いやすいものがみつかりませんでした。
そんな中、スポーツ用品店のゼビオ(Super Sports XEBIO)で会ったのがクレファーのキッズウォッチです。
(多分、スポーツ用品店だったからこそ、バンドがマジックテープタイプだったんだと思います)
(株)クレファーのキッズウォッチの特徴
【商品名】こどもウォッチ Kids watch (Bi-382) ※
【価格】1,078円(税込み)
クレファーが販売している子ども用時計もたくさんありますが、キャッチフレーズとして「時間の読み方を学べる腕時計」と書かれていました。
もちろん、時計選びのこだわりに記載した①~⑥全てに当てはまります。
【特徴】
・アナログ時計である(こだわり①)
・60までの目盛つきで&文字盤の見やすさ(こだわり②)
・秒針がある(こだわり③)
・針が指している方向が分かりやすい(こだわり④)
・自分で着脱しやすい「マジックテープ」のリストバンド(こだわり⑤)
・長針の針の読み方が一部数字で書かれている(こだわり⑥)
そのほか、特筆しておくのは、
何時何分の時間、「時」は針も数字も青色表示、「分」は針も数字もピンク表示で色違いになっていてそれぞれ対応しているので、比較的わかりやすくなっていることもいいなと思います。
キッズウォッチを使った感想・効果
こんなクレファーのキッズウォッチですが、子どもの反応はというと…
色も星の絵のところも可愛いし、使いやすいよ!
え、時間? 今はねぇ~… (腕時計をみる) 、3時27分!
そうです!ちょっとした、予想外の嬉しい効果もありました!
自分の時計が嬉しくてよく見るようになりました!
また、中途半場な時間の読みにも挑戦するようになりました!
室内でも時計を腕にはめて遊んだりもしています。
読みやすそうで、今のところ間違えずにしっかり読めていて、使っています。
まぁ、もう小1なので、長い針の読み方サポートや、マジックテープタイプではなくてもよかったのかもしれませんが、今すぐ使えるという意味で、これにして良かった~!と思っています。
自分の時計に愛着を持ってくれたら嬉しいです♪
腕時計のインターネット購入検討のメリット
最後に、ぶっちゃけてしまうと、ネットで選んで購入した方が、種類が豊富でした(汗)!
あとからこの記事を書くためにインターネットで子どもの腕時計を調べてみましたが、もっと可愛くて、わが家のニーズにあったものも販売していたことを知ってちょっとショック!
娘よ、母のリサーチ不足でした。
ごめんね(汗)
そこで、最後にインターネット購入のメリット・デメリットをちょっと考えてみました。
メリット
・品数/種類が圧倒的に豊富
・価格の上限も結構自由に選べる
・ケース販売だと売り場では時計後方のバンド部分が見えないが、ネットなら腕時計の全体像が見られる!
・時計販売店に行く手間が省ける
デメリット
・実際の見た目や質感が、ネットで見た写真とは異なる可能性があるかも!?
せめて、読んでくれている方のベストチョイスができますように☆
まとめ
記事をざっくりまとめると以下のようになります。
・小1くらいになると、急に腕時計があった方がいい時期がくるかもしれないこと。
・小学校で時計の読み方(1分刻み)を習うのは、小学校1年の後半(それも2月とか3月頃)
・腕時計の選び方でこだわった点 6つ(おさえておきたいポイント)
こだわり① アナログ時計である
こだわり② 60までの目盛つきで&文字盤の見やすさ
こだわり③ 秒針がある
こだわり④ 針が指している方向が分かりやすい
こだわり⑤ 自分で着脱しやすい「マジックテープ」のリストバンド
こだわり⑥ その他、長針の針の読み方が一部数字で書かれているなど。
・クレファーのキッズウォッチは、これらのこだわりを全て満たしていたこと。親子ともに腕時計には満足。
・ただし、インターネット上ではもっと腕時計の種類があったので、あらかじめチェックしておくべきだったと思ったこと。
こだわりの時計がみつかりますように♪
関連絵本の紹介①『だいすき ぎゅっぎゅっ 』~「時間」とハグを一緒に楽しむ!
タイトル:『だいすき ぎゅっぎゅっ』
子どもが過ごす、一日のゆったりとした時間。
その時間の中で、だいすき ぎゅっぎゅっとハグしてもらえる時間がうれしいうさぎさん。
一日の流れに合わせて「時間」が必ず登場するのに加えて、実際に大好きなママやパパにぎゅ~っと抱っこされたら、子どもは笑顔になること間違いなし!
英語タイトルは“Time for a Hug”。『ハグの時間』です。
時間を生活の中で取り入れて実感するのに、最適だと思います。0歳から楽しめる絵本です。
■↓赤ちゃんや、小さな子どもへのプレゼントにも喜ばれそうな、こんなギフトセットも紹介しますね♪
関連絵本の紹介②『 プータンいまなんじ 』~時間を教えてくれるプータンの話
タイトル:『プータンいまなんじ』
時計の絵本では、実際に指で動かせる時計が付いているしかけ絵本が沢山あります。
この話は、大好きなおばあちゃんが来る時間が待ち遠しいプータンが、みんなに時間を教えてあげる話です。
豚の主人公の名前が「プータン」っていうところも可愛い響きで、
小さいころ私も何度も何度も、繰り返し読み聞かせしてもらったお気に入りの絵本です。
当時、自分のように小さなプータンが、時計を読めて、教えてくれるっていうところも好きでした。
「教える」より「教えてもらう」、子どもの時計学習のポイントかもしれません!
関連絵本の紹介③『 とけいのほん 』~時計ってなんだろう?
タイトル:『とけいのほん①』
『とけいのほん②』
今回2冊セットを紹介します。
『とけいのほん①』では、「●時」「●時半」
『とけいのほん②』では、「●時△分」といったところまでお話の中で説明してくれます。
どちらかというと、ちょっとお勉強要素が強めの本です。
説明も分かりやすくはなっているものの、まだ興味がない子や、年少、年中くらいだと飽きてしまうかもしれません。
個人的には、「時計」がどんなものか分かっていて、
●時、●時半などが比較的スラスラと読めるようになってきた頃にスタートするのがいいと思います。
お勉強っぽく、「これは何時でしょう?」「そうそう」「おしい!」とかまるで子供をテストしているかのようになってしまうと、気配を察知して嫌がるかもしれないので、親の読み方にも注意は必要!
有名な本なので、まずは図書館等で借りて試してみるのもいいかもしれませんね。