2月3日の節分では、豆まきをしたり、恵方巻を食べたり、同じ行事でも地域によって習慣は様々ですよね!
今回は、私が実際に読んでみて、おすすめしたいと思った「節分」や「豆まき」がテーマの絵本を年齢別に紹介します!
私が保育士として気を付けている絵本の対象年齢について少し説明します。
【0歳、1歳、2歳】
絵本の音を楽しんだりするもの。雰囲気を楽しんだり、内容が難しすぎないもの。
(目安:1,2分で読めるような絵本)
【3歳・4歳】
ストーリーがある絵本や、自分と共感できる点がある絵本が聞けるようになる。
(目安:3分程度で読める絵本。長くても5分くらいまで)
【5歳・6歳・小学生向け】
ストーリーがある絵本の他、説明文が含まれる複雑なものも理解できるようになってくる。
(目安:5分前後~)
節分絵本(0歳・1歳・2歳から)のおすすめはコレ!
0歳、1歳、2歳児の乳幼児向け節分絵本として、3冊紹介します。
また、特に読み聞かせを楽しめそうな1冊としては、豆まきという行為に焦点を当てた『まめまきできるかな』を推します♪
まめまきできるかな【0-2歳児に特におすすめの1冊】
・2018年12月発行
・節分の「豆まき」のポイントを子ども向けに解説
【あらすじ】節分当日、まこちゃんは、おとうさんやおばあちゃん、おかあさんから豆のまき方を教えてもらいます。
おにはそと(せなけいこ作・絵)
・2010年12月発行
・『ねないこだれだ』等の絵本でお馴染みのせなけいこ先生の作品
【あらすじ】節分の夜、豆まきをして鬼をやっつける子ども達ですが、ちび鬼のことは気に入って一緒に遊びます。ちび鬼が捕まったと焦った鬼の親分がちび鬼を取返しにきますが、鬼の親分がちび鬼のおとうさんだとわかると子ども達も豆まき攻撃をやめて仲良くなりました。
まめのかぞえうた
・2004年1月発行
・大豆が育って、豆まき用のいりまめになるまでの過程がテンポ良く分かる!
【あらすじ】「ひとつ、●●」「ふたーつ、●●」と小さな子どもも飽きないリズムで大豆がどんどん成長して豆になります。最後はいりまめになって、歳の数だけ食べることにも触れます。
節分絵本(3歳・4歳の幼児から)のおすすめはコレ!
3歳児、4歳児の幼児向け節分絵本として、4冊紹介します。
また、特に読み聞かせを楽しめそうな1冊としては、4歳児視点で鬼のお面に焦点を当てた『おにのおめん』と、全ての鬼が悪いわけではないという『おにはうち!』を推します♪
『おにのおめん』【3-4歳児に特におすすめ①】
・1993年発行(長く人気のある絵本)
・4歳児の心の動きや疑問に何度も共感できる。節分当日の話。柔らかいタッチの絵。
【あらすじ】おにいちゃんが作った格好いい鬼のお面をつけて、さとしは鬼役になります。でも、つよい鬼は豆じゃ逃げませんとおにいちゃんとケンカになり…!?
おにはうち!【3-4歳児に特におすすめ②】
・2000年11月発行
・「鬼」というくくりで全ての鬼を追い出すことを幼児向けに疑問提起!
野球が上手なにおくん。園長先生に直撃しそうになったバットから、園長先生を守ります。園長先生から「命の恩人」と言われ…!?
せつぶんワイワイ まめまきのひ
・2013年1月発行
・保育園と数名の友達が舞台の節分ストーリー。コラムも充実。
悪い鬼がついてしまうと悪い子になってしまう!?保育園でいばりんぼうの鬼がつよしについてしまったので、友だちのたかしが良い鬼の子と一緒に助けようと奮闘します!
「節分の由来」「豆の知識」「節分レシピ」「鬼関連アイテムの作り方」なども作中コラムで紹介があります。
せつぶんのひのおにいっか
・2012年1月発行
・鬼一家からみた節分の日の大騒動(ストーリー絵本)
人間には見えない鬼たちは、人間の家で同じように一緒に暮らしています。でも、節分の日だけは別なんです。鬼家族の目線で節分を見つめる楽しい話。
節分絵本(5歳・6歳の幼児・小学生向け)のおすすめはコレ!
5歳、6歳児の幼児および小学生向け節分絵本として、4冊紹介します。
また、特に読み聞かせを楽しめそうな2冊としては、節分の恵方巻に焦点を当てた『おばあちゃんのえほうまき』となぜ炒った豆を使うかを描く昔話『鬼といりまめ』を推します♪
おばあちゃんのえほうまき【5-6歳児に特におすすめの1冊】
・2010年1月発行
・恵方巻に関する節分ストーリー絵本
節分の日、きりちゃんは学校から帰るとおばあちゃんと一緒に恵方巻をつくることになりました。
鬼といりまめ【5-6歳児に特におすすめの1冊】
・1995年1月発行
・鬼の嫁になったふくと、いりまめの話
【あらすじ】昔々、日照り続きの村でたんぼの稲が枯れ始めていた時、雨を降らせてくれたら娘のふくを嫁にやってもいいという声をきいた鬼が、雨を降らせてふくを連れて行きました。ところが、毎日鬼は酒ばかり飲み…。
『せつぶんのおに』掛け声(「ふくはうち」)の由来を説く昔話
・2018年1月発行
・「ふくはうち」の掛け声の由来を、鬼にさらわれた女性「ふく」への声掛けとする昔話
【あらすじ】「器量よしで働き者のふくには、村一番の婿を…」と考えたととさま、かかさまが「裏山の大岩を庭まで持ってきた物を婿とする」と札を立てました。次々と力自慢がやってきては大岩を前にあきらめざるを得なかった中、若い男に化けた鬼がやってきて…。
『せつぶんだ まめまきだ』各地で違う節分行事を念頭に1つの昔話にまとめた絵本
・2000年12月発行(20年以上愛される絵本)
・節分にまつわる習わしが分かる昔話。地域差があることもストーリーを通じて垣間見える。
冬から春にかわる頃、家の中でいわしを焼いて、煙と臭いを充満させるおとうとおかあ。家に住み着いた鬼を追いはらうためです。子ども達も急いで家を飛び出します。そして夫婦はお祈りをします。「こどもたちが病気にならないように」「洪水にならないように」「火事で家が焼けないように」。そして、いわしの頭を切り取ってヒイラギの枝にさして戸口に指しました。
そんなある日、みやこでは豆まきをする風習があることをきき、村の行事として豆まきを計画していきます。
その他、節分や鬼関連の絵本
最後に、節分のおすすめ絵本というわけではありませんが、ちょっと紹介したい絵本を2冊を紹介します。
『節分にはどうしてまめをまくの?』節分以外の行事の疑問も多数説明!
・1996年4月発行
・1年間の日本の行事に関する疑問に2ページ見開きで説明
・ふりがな付き。絵も2,3場面あります。豆知識も短く紹介します。
タイトルになっている「豆をまく理由」の他に、「お正月におもちを食べる理由」「日曜ではないのに休みがある理由」「おひなさまを飾る理由」「「おひがんにお墓参りする理由」「お月見にだんごやススキをかざる理由」や「七五三で千歳飴を食べる理由」など14の疑問を子どもに分かりやすい形で答えてくれます。
また、巻末には先生や保護者向けの補足説明もそれぞれの行事に対してついています。
あっぷっぷのぷ~
・2021年1月発行
・鬼との変顔が楽しい絵本!
4匹の鬼たちと読者(聞き手)がにらめっこします。「あっぷっぷの~」の後にページをめくると予想外の面白顔を見せてくれる鬼が登場!
まとめ
節分絵本も色々ありますが、お気に入りの絵本が見つかるお手伝いをできれば嬉しいです!
\絵本のサブスクをしています!正直めちゃくちゃおススメです!/
\あやとりの本って使いやすさも内容も違います。4冊を徹底比較!/
\数字や算数にもおススメ絵本があります!/
\持っている人は多分少ない!0歳~2歳児向けの絵本3冊セット!/