普段、前後幼児乗せ可能な電動アシスト付自転車を使っていたとしても、雪や凍結が多い冬、長期旅行、車や他の交通手段を使うようになったため等、様々な理由で、環境や状況が変わり、暫く自転車に乗らないこともあると思います。
そんなとき、どう保管すれば「バッテリー」の劣化を最小限に抑えられるのでしょうか?
これが欲しかった!自転車にスマホを装着できる装置【レックマウントプラス】子育て中でも、子供乗せ電動自転車を使わない時期がある!
幼児など小さい子どもがいるパパやママの強い味方、「子供乗せ電動自転車」ですが、小さな子どもを子育て中でも使わない時期が発生することがあります。
私は、2年半前(2017年)に購入したパナソニックの電動アシスト付き自転車ですが、妊娠すると、転倒時にお腹をぶつけるリスク等から、乗車は避けていました。
また、出産後も赤ちゃんの首が座るまでは、おんぶもできないため(自転車の前かごに乗せられるのは基本的に1歳過ぎ)、電動自転車に乗らない期間が暫くありました。
電動自転車自体が古かったり、故障気味だったら、一度処分をして、レンタルを検討するのもありかもしれません。最新設備の電動自転車等を一定期間だけ使いたい人には、こんなサービスもあるようです。↓↓↓
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でも、とりあえず「電動自転車を暫くは使わないで置いておく」という選択をする人が多いと思います。
そこで気になるのが、暫く使用しない電動自転車のバッテリーをいかに長持ちさせるかです。
電動自転車のバッテリーは高額です。私が使用している自転車のバッテリーも現時点(2019年9月)で3万円を超える金額のようです。
一定期間後にまた自転車に乗る予定がある場合、バッテリーの保管はどうしたら良いのか、経年劣化をなるべく抑える方法を、大手各社(パナソニック、ブリジストン、ヤマハ)の公式ホームページから探ってみました 。
【パナソニック製】のバッテリー保管方法
以下のような状況はバッテリーを傷める(寿命が短くなる)可能性がありますので、できるだけ避けてください。
空の状態での保管。
・深放電(バッテリーの残量が空になること)はバッテリーを傷めます、3ヶ月に一度満充電にして下さい。
高温での保管や充電。
・バッテリーは高温が苦手です、保管や充電は周囲の温度が0℃~40℃の場所で行っていただくことをおすすめします。
・真夏の炎天下&アスファルトの駐輪場で長時間駐輪する場合などは、バッテリーを外しておく事をおすすめします。
・真夏の長時間の高負荷運転の直後などは、数時間冷暗所で温度が下がるのを待ってください。
※高負荷運転とは・・・長時間の・上り坂・重い荷物を積載・空気圧が低い・向かい風など、強いアシストが必要な状態での長時間運転など。
パナソニック公式ホームページ より抜粋
バッテリーが空の状態では保管しない方が無難そうです。それも、3か月に一度の充電が推奨されています。
また、真夏に使用しない場合は、バッテリーが暑くなりそうなので、外しておいた方がよさそうです。
さらに、使用していないくても、時間経過とともにバッテリは劣化するため、例えば、3年のうち数回しか載っていなくても走行距離が短くなった話も紹介されていました。
使用環境により劣化具合は違うとされるものの、おおよそ3~4年に一度交換(買替)した方が良いこと。
【ブリジストン製 】のバッテリー保管方法
長期間(1ヵ月以上)電動アシスト自転車を使用しないときは、以下の要領でバッテリーを保管してください。
●車両から取り外し、室内の涼しく(15~25℃)湿気のない場所で保管してください。
<注意>
車両から取り外しておく場合、車両側のバッテリー装着部にほこりなどが付着しないよう、また端子などに水滴がついて錆びないように、サイクルカバー(別売り)をかけてください。
●時々(1ヵ月に1回)、バッテリーの残量を確認してください。
バッテリー残量ランプが1灯点滅の場合、一度充電してバッテリー残量の著しい低下を防ぎましょう。
<要点>
バッテリー残量が「満充電」または「空」の状態で放置すると、消耗が早まります。
バッテリーは自己放電するので、保管時も少しずつバッテリー残量が低下します。
1ヵ月以上の長期保管した後は、必ず使用前日に充電をしてから使用しましょう。(通常より充電に時間がかかる場合があります。)
また、6ヵ月以上の保管期間があった場合は、販売店で点検・整備(有料)を受けてから使用してください。
ブリジストン公式ホームページ より抜粋
ブリジストン製の電動自転車では、バッテリーは、1か月以上使用しないなら、取り外した方がいいと書かれていました。室内温度も15~25度なので、夏場だと室内は室内でも冷房が効いている部屋が保管場所としては適していることになりそうです。
バッテリーの残量についても「空」に加えて、「満充電」の場合も、保管中にはバッテリー寿命を早めてしまう原因になりそうです。
バッテリーを外したあと、車両側の端子(電気を伝える金属部分)が雨などの水滴で錆びないように何等かの対策もした方が良い旨を記載されていました。おそらく錆びを防がないといけない点は、他社の電動自転車でも同じだと思います。
【ヤマハ製】の場合のバッテリー保管方法
●高温の環境下で充電しない。
ヤマハの公式ホームページ より抜粋
バッテリーは充電中に内部温度が上昇します。
外気温が高い場所で充電すると、満充電に近くなったとき、通常より劣化が早くなります。
約15~25℃の室温で充電しましょう。
●満充電になったバッテリーを繰り返し充電しない。
バッテリーが満充電のときには経時劣化が大きくなります。
満充電のバッテリーを何回も繰り返し充電するのは避けてください。
●長期間乗らないときは、バッテリー容量を少し残して涼しいところで保管。
長期間(1ヶ月以上)乗らない場合は車両から外し、バッテリーボックスのバッテリー残量ランプ1~2灯の容量を残して、屋内(15~25℃)・湿気のない場所で保管ください。
バッテリーを炎天下の自動車の中や冬場の暖房器具の側など、高温下で保管しないでください。
ヤマハ製の電動自転車も他社製のものと同様に、暑い場所は苦手の様子。
1か月以上乗らないなら、取り外して涼しい場所で保管した方がよいようですね。
そして、バッテリーをフルには充電しないで、残量ランプ1~2灯と、少し残した状態になるように保管するようです。
また、充電する時の室内温度についても記載がありました。「保管」時だけではなくて、「充電時」も15度~25度の室温環境で充電する方がよいようです。
これで安心!電動自転車のバッテリーの保管方法のまとめ
今回は、 子乗せ電動自転車に暫く乗らない場合、どのようにバッテリーを保管すれば長持ちするかについて、日本の大手3社(パナソニック、ブリジストン、ヤマハ)が公表している保管方法を比較して調べてみました。
最後に、3社のうちどこ製のバッテリーでも、「こうしておけば間違いないだろう」という、3社で推奨されている保管方法をまとめると、以下のようになりました。
✔ 1か月以上使用しない時は、バッテリーを車体から外して保管
✔ バッテリー残量が空のまま保管はしない
✔ バッテリー残量が満充電のまま保管はしない
✔ 使用しなくても経年劣化はすることを考慮
✔ バッテリーの寿命は3~4年と考える
✔ 1か月に1回は充電をする。その充電中も、保管時も、室温は15~25度の室内環境で保管し、残量ランプ1~2灯程度残るくらいの残量で保管をする。
✔ バッテリーを外している間は、自転車カバーをするなど、車体側の端子の錆び防止策をする
✔ 再び使用する時は、充電に時間がかかることがあるので、前日の内に充電をしておく
もちろん、 各社ホームページでも、但し書きがあったように、メーカーや車種によって、そして、使用環境等によっても劣化の進度は異なることもあるとは思います。
興味をお持ちの方、詳しくは、お持ちの自転車の説明書やホームページでご確認くださいね。
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